Dotaプロサーキット「マイナー」大会『DreamLeague Season 9』で Team Secretが Fnaticに圧勝し優勝となりました。
『DreamLeague Season 9』には招待2チーム・予選通過6チームが出場し、総プロサーキットポイント300、賞金総額30万ドルにてスウェーデンの「Monster Energy DreamHack Studios」で実施されました。
本大会はグループステージはなく、全行程を8チームによるダブルイリミネーション方式トーナメントで実施。決勝戦は勝者側トーナメントから Team Secret、敗者側から Fnatic が進出しました。
ゲーム1
ゲーム1はTeam Secretの洗練されたチームとしての動きが印象的なゲームでした。
戦闘を仕掛けるときは人数有利な状況、分が悪い時は一気に引くなど当たり前のプレーが徹底されており、Fnaticは攻めても倒せない、経験値やお金を稼ごうとファームしていると一気に囲まれてやられるの繰り返しで、Team Secretは1ゲーム目をわずか4デスのみという圧倒的内容で勝利しました。機動力にすぐれるFata 選手のBatriderは、ほとんどのキルに絡む活躍を見せていました。
ゲーム2
Fnaticが序盤の各レーン戦でアドバンテージを取り有利な展開を作りますが、今回もFata選手のBatriderが活躍。油断している敵に一気につかみかかって引き寄せ、そこに少なくとも3人は攻撃を重ねるというコンボの連続でFnaticから次々にキルを獲得。そのような状態が続くうちにAce選手のBristleback、MidOne選手のPhantom Lancerが育ち、対峙するのも厳しい展開となりこのゲームもTeam Secretの圧勝という流れになりました。
ゲーム3
ゲーム3は次々にキルが発生する派手なゲーム展開。Fnaticがこのゲームは連携が非常に素晴らしく、複数で囲みTeam Secreからキルを獲得する展開が続きました。対するTeam Secretは、Puppy選手のBountyHunterが透明になることが出来るスキルを駆使してマップ中の情報を集め、Ace選手のTiny、MidOne選手のKunkkaといった一人でもキルを奪い取れる圧倒的攻撃力を持つヒーローが襲いかかるという展開でFnaticに対抗。Team Secretは集団戦の仕掛け方も上手く、次第にゲームの流れを支配。最終的に3万ゴールドの大差を付けてFnaticに勝利しました。
ファイナル結果
Congratulations to the CORSAIR DreamLeague Season 9 Champions – @teamsecret! #DHDreamLeague pic.twitter.com/pPwxsmMOFs— DreamHack Dota (@DreamHackDota) 2018年3月25日
プロサーキットのポイントは獲得したチームの1人ずつに付与されます。
チームポイントは、5人中の上位3選手の合計として算出される方式です。
『GESC: Indonesia Dota2 Minor』の順位を記録していなかったため、今回は順位差分を出せませんでした。
『Dota Pro Circuit』の上位8チームが、2018年8月に開催される公式世界大会『The International 2018』の招待出場枠を獲得することが出来ます。
次回のプロサーキット大会は、2018年3月29日~4月7日に中国・上海で開催される『Dota 2 Asia Championships 2018』となります。こちらは総ポイント1,500、賞金総額100万ドルで実施されます。