eスポーツコミュニケーションズ合同会社が、『日本eスポーツリーグ(JeSL)2018 Winter』を2018年2月17日(土)より開催すると発表しました。
「日本eスポーツリーグ」は、日本の各地域を拠点とするチームが出場して実施されるeスポーツ大会です。
「2016 Winter」「2017 Summer」に続く3回目となる「2018 Winter」では、参加チームやレギュレーションがこれまでと変更されて実施となります。
開催情報
出場予定チーム
競技ゲーム
開催直前番組
出場チーム数: 6→5
配信スポンサー変更
『Overwatch』が「チャレンジカップ」扱いに
Blizzard Entertainmentは、大会の開催レギュレーションを厳格に規定するようになりました。今回の開催は、下記のような規定によって「チャレンジカップ」としての開催となります(主催者確認済み)。
大会名には、「コミュニティ」という語を含めなければならず、「リーグ」という語を使用してはなりません。
『Overwatch』(チャレンジカップ)の結果もチーム成績に反映
「チャレンジカップ」の成績取り扱いについて確認したところ、これまでどおりチーム成績に反映されることになるそうです。
今大会について「日本eスポーツ連合」の支援はなし
これまでの大会は、主催「eスポーツコミュニケーションズ合同会社」、共催「一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)」という座組みで実施されてきました。
先日、JeSPAを含む国内のeスポーツ推進団体が統括され『日本eスポーツ連合』が誕生しました。体制変更の関係もあり今大会については「共催」ではなく「eスポーツコミュニケーションズ合同会社」の単独開催になるとのことです。
「eスポーツ」としてゲームを楽しむにあたって、一番重要となるのがゲームタイトルです。ゲームを使って友達と対戦するという普通の遊び方をしている分には特に問題ありませんが、タイトルを使って大会を開催し参加者を募るといったようなことをする場合はゲームの権利者に承認を得ることが基本的には必要となります。仮に『Overwatch』が人気で注目度が高くなるからタイトルを使用したいと思っても、権利者が許可しなければその願いは叶いません。
もちろん、ゲームファンが大会を開催するといった自発的な活動をしてくれるのはゲームの権利者に取っても良いことです。しかし、第三者の大会がゲームのブランディングとしてマイナスになったり(例えば賞品がライバル社のグッズだったり、極端な話違法なものだったりとか)、主催者だけがゲームを使って利益を上げているということは権利者としては大きな損失となるため「何でもご自由にどうぞ」ということになりません。
ゲームの権利を持つ会社が、自前でeスポーツ大会を開くメリットとしては様々なコントロールが利くほか、ゲーマーと直接つながることが出来る、そしてそのユーザー属性等を取得できることなどが挙げられます。ただ自分達だけでは拡大に限界があるため、ライセンスにより第三者主催の大会を許諾することで、より大きな展開をすることが可能となります。「eスポーツ大会」は最終的に様々な人のつながりによって大きなものとなっていきますが、それは権利保持者の判断次第という事になるため、「eスポーツ」展開を上手く成功させることが出来るかは権利者の姿勢や考えに大きく依存するといえます。