賞金総額40万ドルのDota 2プロサーキット『ESL One Genting 2018』が2018年1月23~28日にマレーシアで開催され、 Newbeeが優勝となりました。
『ESL One Genting 2018』は『Dota 2プロサーキット』の「マイナー」ランク大会として実施されました。
大会には招待10チーム・予選通過6チームを合わせた計16チームが出場し、入賞順位に合わせて賞金と2018年に開催される公式世界大会『The International 2018』の招待チームを決定する指標となるポイントを獲得することが出来ます。
大会ではグループステージとして8チーム×2グループのダブルイリミネーション方式トーナメントを行ない、上位2チームずつ・計4チームがプレーオフに進出。
プレーオフはシングルイリミネーション方式トーナメントで進行され、決勝は2017年公式世界大会『The International 2017』ファイナルと同じ Team Liquid vs Newbeeとなりました。
Game1
序盤からお互いにキルを取り合う展開で、キル数では Newbeeがリード。大きくゲームが動いたのは22分頃の集団戦で、Gyrocopter、Disruptor、Tidehunterなど広範囲でダメージを出せるヒーローを持つ Newbee が Team Liquid全員を倒す事に成功。ゲームの支配権を手にし、1ゲーム目を勝利。
Game2
このゲームも序盤は一進一退という展開でした。ゲームが進んだ後半、 Team LiquidのGH選手がEldertitanのAstral Spiritスキルで Newbee を前に出させず上手く封じ込め、その間にMiracle-選手のTerrorbladeがタワーや敵を次々に撃破し Team Liquidが2ゲーム目を制しました。
Game3
開始後からお互い幾度も戦闘を繰り広げ、11分の時点で9-9という見応えあるゲームに。 NewbeeはDisruptorの強力な拘束スキルで Team Liquidの動きを封じこてキルを取るという繰り返しでゲームを支配。 Newbeeが有利な状況を維持して勝利しました。
Game4
Team LiquidのGH選手が操るEarthSpiritが、高い機動力と敵の動きを封じるスキルを匠に使いゲーム全般を通じて活躍。後半はLifestealerのInfestスキルとの強力コンボもあり、かなりのインパクトでした。 Newbeeは広範囲にダメージを出せるスキルを重ねて集団戦に挑みましたが、後半はDragon KnightやLifestealerを倒しきれず、耐えられた後に蹂躙される繰り返しとなり Team Liquidが勝利となりました。
Game5
勝った方が優勝となる最終ゲームは Newbeeがキルを奪っていく流れで中盤頃までリード。 Team Liquidは集団戦で Newbeeを倒す事から逆転の可能性を作り出しましたが、33分頃に全滅をくらい、さらにその直後での集団戦でも再び全員が倒されてしまい、 Newbeeが Team Liquidの本陣を破壊して勝利。3-2で優勝となりました。
ファイナル結果
Enjoying the moment – @NewbeeCN! #ESLOne pic.twitter.com/kckTF8VVfl— ESL Dota2 (@ESLDota2) 2018年1月28日
MALAYSIA #ESLOne pic.twitter.com/SH1gD5wNbS— ESL Dota2 (@ESLDota2) 2018年1月28日
招待
中国予選通過
ヨーロッパ予選通過
CIS予選通過
東南アジア予選通過
アメリカ予選通過
ブラジル予選通過
プロサーキットのポイントは獲得したチームの1人ずつに付与されます。
チームポイントは、5人中の上位3選手の合計として算出される方式です。
今回の結果で順位の変動はありませんでしたが、獲得ポイントが増加しているので次回大会では順位の入れ替えが発生するでしょう。
次のプロサーキット大会は、2018年1月31~2月4日に実施される『StarLadder i-League Invitational Season 4』で、ランクは「マイナー」、賞金総額30万ドル、総サーキットポイント300となります。