Gambit Esportsが世界大会『WESG 2017』CS:GO部門アジアパシフィック予選の出場を見合わせることを発表しました。
『WESG 2017』CS:GO部門のアジアパシフィック予選は、各エリア・国で実施される予選を勝ち抜いた20チームが出場し、2018年1月11~14日に中国・膠州市で開催予定です。
Gambit Esportsはこの20チームの中で最もランクが高い優勝候補筆頭ですが、ビザの問題により出場を見合わせる事になりました。
公式サイトでの発表によると、中国は2016年よりカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタンといった中央アジアからの入国制限を強化しており、観光ビザと就労ビザの取得が必要となりました。
チームメンバーはカザフスタン国籍ですが、1年以上に渡ってウクライナに居住して活動しており、ビザを取得するにはWESGから特別な招待コードの発行を受ける必要があったそうですが、期日までに受け取りが実現しなかったそうです。
これにより、 Gambit Esportsは『WESG 2017』の出場をあきらめ、2018年1月12日よりスタートする賞金総額100万ドルのメジャー大会『ELEAGUE Major: Boston 2018』に向けた準備を進めていくとのことです。
Gambit CS:GO will not attend WESG Asia-Pacific due to visa acquisition issueshttps://t.co/Ld7lwuIuhD pic.twitter.com/mwH1hnpAKB
— Gambit Esports (@GambitEsports) 2018年1月5日
Gambit Esportsは前回のメジャー大会『PGL Major Kraków 2017』で優勝して「Legend」ステータスを獲得しており、1月19日からの「New Legends Stage」より登場予定です。
『WESG 2017』CS:GO部門アジアパシフィック予選には、日本からプロゲームチーム SZ.Absoluteが出場。グループCのオープニングゲームで Gambit Esportsと対戦予定でした。世界トップクラスのチームとの対戦実現に期待していたファンも多かったと思いますが残念な結果となりました。上位3チームがプレーオフへ勝ち抜けとなるので、圧倒的本命の Gambit Esportsが抜けたことは SZ.Absoluteを含む同グループ内のチームにとっては1つの席が空いたことになりチャンスと言えます。 Gambit Esportsの代替チームが出場するかはいまのところ不明です。
Group C
グループDの Flash Gaming も、本大会の出場を見合わせる事になります。
Flash Gaming はビザ問題で『ELEAGUE Major: Boston 2018』に出場出来なくなった Tyloo に変わって同大会に参加予定です。
Flash Gamingが登場する「The New Challengers Stage」は1月12~15日の実施となり、『WESG』アジアパシフィック予選とスケジュールがバッティングするため、 Flash Gamingはチームの有料ゲーム内ステッカーアイテムが販売されるほか、もっともグレードの高い公式メジャー大会『ELEAGUE Major: Boston 2018』の方に出場することになります。