『Overwatch League』公式サイトにて、「2018年、プロへの道」と題された公式大会の仕組み整備に関する発表が掲載されました。
『Overwatch』のeスポーツでは、あらゆるスキルレベルのプレーヤーが競技者・チームとして成長できるエコシステムの創出・維持を基本理念とした展開を行なっていくとのこと。
これに伴い、2018年は大会ブランドの統合や入れ替え戦などの仕組みを導入すると発表しました。
『旧Overwatch Pacific Championship』は台湾の「Blizzard Estadium」にて開催され、台湾、日本、韓国、オーストラリア、タイ、香港といった地域のチームが出場。Season 1 には DeToNator.GOLD と SunSister、Season 2には Libalent Supreme が参戦しました。
日本では『Overwatch Open Division Japan』がSeason 1~3まで開催されており、今後はこちらで結果を残すことで『Contenders Pacific』の入れ替え戦『Contenders Trials』に出場出来る可能性がありそうです。
『Contenders Pacific』は先の通り、複数の国が出場する大会のため、日本に枠が設けられたとしても、枠数的に出場出来るのは優勝チームくらいになるでしょうか。
公式サイトでは、これらの仕組みを通じて「これまで以上にプレイヤーの活躍の場が広がり、それにあわせてプレイヤーがオーバーウォッチ リーグのスカウトの目に留まる可能性も高まります」と説明されています。
最高峰のプロリーグ『Overwatch League』には12のフランチャイズチームが出場となり、所属選手はチームからのオファーを通じて交渉にて決定されます。
『Overwatch Open Division』『Overwatch Contenders』まではチーム単位での活動ですが、その先となる『Overwatch League』に進むことが出来るのは選ばれし個人のみとなります。
つまり、プロチームとして投資を行ない『Overwatch Contenders』まで勝ち上がっても、優秀な選手が『Overwatch League』フランチャイズチームからのオファーで引き抜かれ、チームとしては戦力が落ちる、その先のモチベーションを維持出来ないといったことが発生する可能性が考えられます(Contendersの賞金、移籍金の収入はありそうですが)。
「プロチーム」として活動する団体にメリットがあまりなさそうですが、それをブリザードとしてはどのように考え、このような仕組みにすると決定したのでしょうか。
より詳しくは2017年12月に発表予定とのことです。