清涼飲料水メーカーの『Red Bull』が、2017年12月にゲーミングスペース『Red Bull Gaming Sphere Tokyo』を東京・中野にオープンすることを明らかにしました。
本日11月23日(木・祝)に東京・大森ベルポートで開催されている『Red Bull Tower of Pride』にて、ゲーマー向けのフリーペーパー『Red Bull Gaming Sphere』の創刊準備号が配布されています。
このフリーペーパーは完全にゲーマー向けの内容となり、定期的な発行を目指して行くそう。創刊準備号では、ゲーミングスペース『Red Bull Gaming Sphere Tokyo』のオープンと『Red Bull Tower of Pride』の特集がメインの内容となっていました。
『Red Bull Gaming Sphere Tokyo』のイメージ。映像を大きく映し出すことが可能な巨大モニタ、向かい合った3席×2列のテーブルとイスが3セット、ドリンクスペース、広いフリーエリアを確認できる。
一体、このような施設を展開するに至ったのか? イベント会場にて、ゲームイベント『Red Bull 5G』や『Red Bull Gaming Sphere』を手がけ、この施設の展開にも携わっているという株式会社グルーブシンク代表の松井悠氏に質問させていただくことができました。
『Red Bull 5G』は「日本のゲーミング界に翼を授ける」をコンセプトに、レッドブルが毎年タイトルを入れ替えながら2012年より5年間開催した5ゲーム・5ジャンルによる東西対抗戦トーナメントで、松井氏は、この大会を通じてこれからのゲーミングシーンにとって必要なのものは「ゲーマー達がコミュニケーションを行なうことが出来る場所を提供すること」という一つの答えに行き着いたと説明してくれました。
「ゲームイベントをやってみたいという相談された時によく言われるのが、場所や機材がないということなんです。じゃあ、場所も機材もこちらで用意するので思い存分、自分たちでやってみたいイベントを開催してくださいと。ゲーマーが楽しめる場所を、みんなで作っていきましょうということです」と松井氏。
イメージ図を見ながら、どのような設備を備えた施設になるのかとの質問には以下のような答え。
「ゲーム大会やイベントを開催可能なくらいの高スペックPCやモニタ、配信等も可能な高速インターネット回線など、必要なものはすべてこちらで用意します。PCでの5vs5とか6vs6みたいなチーム対戦も出来るようにしますよ。でも『PUBG』で80台対戦とかはさすがにムリかも笑」
この施設には「すべてがあり、なにもない」。
「授かった翼」をどのように使って楽しむかは、すべて利用するゲーマーたち次第。
『Red Bull Gaming Sphere』は、ゲーマー、ストリーマー、パブリッシャー、デベロッパー、ゲームを好きな人ならば誰でも利用可能になるとのこと。
利用方法、料金、時間など、『Red Bull Gaming Sphere Tokyo』のより詳しい発表に期待です。
ちなみにレッドブルのゲーミング施設としては、アメリカに「Red Bull eSports Studio」があります。イギリスにeスポーツスタジオのオープンも計画しているそうで、フリーペーパーによれば『Red Bull Gaming Sphere Tokyo』がレッドブルによるアジア初のゲーミングスペースとなります。