ゲームで腕前を競い合う「eスポーツ」の競争が激化していく過程で、フィジカルトレーニングを導入するプロゲーマーや、話題を取り扱うメディアが次第に増えてきています。実際に効果があるのか、自分でトライしてみました。
フィジカルトレーニングをしているプロゲーマーというと、CS:GOプレーヤー的にはVirtus.proの Jarosław “pashaBiceps” Jarząbkowski 選手が有名です。
When you're getting ready to hard carry your team. #BicepsAreWithYou pic.twitter.com/r8H3o6fjAq— betway esports (@betwayesports) 2017年2月15日
SK Gaming CS:GO部門のキャプテン Gabriel “FalleN” Toledo選手も以下のような画像をアップしていました。
pic.twitter.com/GlZLvtKf3K— Gabriel Toledo (@FalleNCS) 2017年10月12日
Team SoloMidのLeague of Legends部門 Dennis “Svenskeren” Johnsen選手。
Gym with @TSMReginald pic.twitter.com/SCpjnA4aQw— Svenskeren (@TSMSvenskeren) 2017年4月30日
日本だと、格闘ゲームの ときど選手がインタビュー記事でジムトレーニングの話をよくされています。League of Legends日本王者 Rampageも公式ムービーでジムで活動する様子が紹介されていました。
他にも、たくさんのプロゲーマーがこのような写真をSNSに上げているのを目にします。
上記の選手達は実際に結果を残している人たちばかりですが、効果はあるのでしょうか。
ずっと気になっていたので、実際に自分でやってみるのが一番ということで1年間試してみました。
先に結論を書くと、個人的な感覚として筋力を付ける事でゲームの腕前が飛躍的に向上するということはありません。しかし、トレーニングを継続的に行なっていく過程で得られる様々な要素が、ゲームの上達に影響してくるということはあるかと思います。
始めた頃と、1年経ったときのデータ
グラフ
左上(2016年10月)から右下(2017年10月)にかけて毎月の変化です。
もっと見た目がすごければ良かったですが…。
続けて来たフィジカルトレーニングがゲームの腕前にどのような影響を与えたかということを裏付ける方法がないのですが、1年間ずっと続けていたゲーム『Dota 2』のMMR(マッチメイキングレーティング)は3,010から最大3,732まで上がりました。ただ、さきにも書いたとおり直接的な効果でMMRがあがったということではないと思います。
https://www.dotabuff.com/players/67662/trends?date=year&metric=solo_rating
これらの記録する・継続するという行為をゲームでもにも応用したのが良い結果に繋がったと思っています。また、身体が鍛えられていることや生活改善によって、何もしなかった時よりも長くゲームを楽しめるようになるのではないかと期待しています。
トレーニングをする事で、長時間のトーナメントやイベントでも体力に余裕が出来て乗り切れるようになるという通説については、12月に開催されるLANゲームパーティ『C4 LAN 2017 WINTER』でたっぷりとゲームをして検証してみたいと思います。
また、この分野に興味のある方は『Red Bull』のサイトに掲載されている下記の記事が面白いので合わせて読んで見てください。
もうちょっと高解像度のセルフィーが見たいです。(ペロリ…