『Razer』がかねてより噂されていたゲーミングスマートフォンともいうべき『Razer Phone』を発表しました。
参考
『Razer Phone』は、イギリスのロンドンで行なわれた『Razer』創設者・CEOの Min-Liang Tan氏によるプレゼンテーション内で発表となりました。
一言でいうと、『Razer Phone』はモバイルゲームを最大限に楽しめるハイスペックと大容量バッテリーを搭載したAndroidスマートフォンで、主に以下のような特徴があります。
主な特徴
前面に迫力サウンドのスピーカーを搭載
他にも高性能CPU、大容量メモリ・ストレージ、高画質カメラなども搭載しています(スペック詳細)。
『Razer』のスマートフォンということで一番気になる『Razer Chroma』対応の1670万色LED発光&エフェクト機能は、今回の端末には搭載されていませんでした。
ゲーマー的に一番注目なのは、この120Hz表示対応ではないでしょうか。そもそも、スマートフォンゲームで120Hz表示が出来るゲームなどあるのかと思っていたのですが、プレゼンテーションでは下記3タイトルが今後の対応ゲームとして紹介されていました。
対応タイトル
今後、様々な会社が『Razer Phone』の120Hz表示に対応したモバイルゲームを展開していくことを表明しているそうです。
また、現在PCで世界的な人気を誇る『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』ライクなモバイル向けのバトルロワイヤルゲーム『ULTRA HUNT』が2018年早々に『Razer Phone』独占先行配信でリリースされる予定となっています。
他には、『Raer Theme Store』を通じて提携ゲームの壁紙・アイコン・着信音などを『Razer Phone』に設定出来るきせかえ機能なども利用可能になるそうです。
『Razer Phone』は2017年11月1日から予約受付が開始され(ヨーロッパは3日から)、11月17日に出荷がスタート予定。価格は「iPhone X」の$899よりも安い「$699」になると自慢気でした。
販売は公式の『Razer Store』、アメリカの『Microsoft Store』、ヨーロッパの『Three Store』などで行なわれる予定です。
これらの直営店舗では、通常シルバーの背面RazerロゴがブランドカラーのRazerグリーンになった「1337」台限定のスペシャルモデルも販売となります。
Min-Liang Tan氏は、『Razer Phone』がゲーマーだけでなく一般ユーザーにもエンターテインメントを提供するデバイスになるとしており、プレゼンテーションの中ではこの「(モバイル)エンターテインメント」という言葉をかなりの回数使用していました。
Min-Liang Tan氏には、『Razer Phone』を通じて高品質なモバイルゲームを多くの人に楽しんでもらいたいという思いがあるのかもしれません。
しかし、やはり『Razer』なのでゲーミング要素を重視した展開をしていって欲しいところ。
『Razer』はゲーミングデバイスとクラウドベースの設定ソフトウェア「Razer Synapse」をすでに連携させているので、今後『Razer Phone』を通じたデバイス連携が可能となったり、プロゲームチームとのコラボモデルなどといった展開も期待出来そうです。
そして、1670万色に光るゲーミングスマートフォンを出してファンを一安心させてほしいところです。