『BenQ』のゲーミングブランド『ZOWIE』主催の製品体験会『ZOWIE Experience Tour Tokyo』が10/28(土)に開催されました。
『ZOWIE Experience Tour Tokyo』は、日本で初となる『ZOWIE』主催のファン向けイベントとして、東京・高輪台にオープンしたばかりの『JCG Studio』で実施されました。
イベントには、事前登録者から選ばれた約10名のゲーマーと、台湾ZOWIE、BenQ Japanのスタッフが参加。『ZOWIE』製品の機能や特徴についてスタッフが説明・質問対応した他、さまざま製品を実際に使用してゲームプレーをするといったことが可能となっていました。
以下では、本日行なわれた体験会1回目の様子を紹介します。
ゲーミングマウス全種から好きなものを選んで使用可能。先日発表された『ZOWIE EC-B』シリーズは残念ながらありませんでした。
最新のゲーミングディスプレイ『XL2546』、最新キーボード『CELERITAS II』、オーディオシステテム『VITAL』など、高価でなかなか体験できない『ZOWIE』製品を存分に試用可能
今回のイベントで『ZOWIE』が全参加者向けに唯一行なったデモが、ゲーミングモニタ『XL2546』に搭載されている『DyAc』 (Dynamic Accuracy) 技術の紹介でした。
おそらく、この説明に力を入れたのは、「すごい技術だけどパッと見たところではあまりそれが伝わらない」ためで、こういった機会なので「直接して良さをわかってもらおう」ということなのではないかと。
「UFO Motion Tests」を使った説明。『DyAc』がオフだとUFOの機体にある白い点の模様がつながって見えてしまうが、オンだとそれぞれの点がクッキリ見える。
CS:GOの射撃中も見え方が明瞭になり、リコイルコントロールがしやすくなる
UFOテストは確かにわかりやすいですが、個人的に「実際のメリットがあまりよくわからない」というのが正直な感想でした。そこで明らかにすごいとわかったのが、『CS:GO』プレーヤーの taka193bさん と MatsuEilaさんが試したCS:GOでの「ピーク(Peek)」動作を『DyAc』オンとオフで比較するというもの。
左が『DyAc』オン、右がオフ。写真で見ても残念ながら違いは全くわかりません。
「ピーク」は「チラ見」などとも言われるカニ歩きのような動きで、壁の切れ目で左右の横動作を高速で繰り返すことでより安全に視界を取るといった目的で使用されます。
この動きをした時に、「DyAc」オンだと横移動の繰り返しで逆キーを入れた場合にキャラクターがピタリと止まるのを視認することが出来ます。
この写真で見ても意味はありませんが、「DyAc」オンだとこの写真のように目視でもキャラクターをクッキリと視認できます。
一方、オフだとキャラクターの動きに残像が残り、あまりハッキリと見ることができません。「DyAc」オンの状態だとオフの場合よりも視認性が良いので、敵キャラクターを撃ち抜くことが出来る確率を高めることが出来るはずです。
以下はiPhoneでピーク動作で挙動を確認している様子を撮影したものです。残念ながら映像的には全く視認することが出来ませんが、参加者がその違いを体験して驚く様子がわかるので音声の方に注目して視聴してみてください。
BenQ ZOWIEのゲーミングディスプレイ『XL2546』 に搭載されている激しい動きを明瞭に表示するDyAc (Dynamic Accuracy) 技術のすごさがわかった時のCS:GOプレーヤーの反応。音声を聞いてください。 #ZOWIE_Experience_Tour pic.twitter.com/QvnkHx4PTY— Yossy (@YossyFPS) 2017年10月28日
「DyAc」は細かな体感レベルでその効果を発揮する機能です。なかなか違いを感じにくいので、今回のようなイベントや店頭などじっくりと体験出来る機会には是非ためしていただきたいところです。
『DyAc』の説明パート以外は、『ZOWIE』デバイスを使ってゲームをしたり、スタッフに質問したりと基本的にはフリータイムで進行されました。
『PUBG』をプレー中。今後登場するDyAc搭載の144Hz版『XL2536』が『XL2546』よりも廉価となり、『PUBG』ゲーマーには良さそう。
左が台湾からやってきた日本マーケティング担当のEthan氏。来場者からの質問に細かく対応。
同じく台湾からやってきたEric氏。プラスチック系マウスパッド『ZOWIE SWIFT』の新ラインナップを出してくれとCS:GOプレーヤーに詰め寄られていました。
みんなスマートフォンを見ながら製品について議論していたようです
個人的に気になるのは、やはり先日発表された『ZOWIE EC-B』シリーズについて。質問してみたところ、発売時期は2017年11月頃になると教えてもらう事が出来ました。
また、Ethan氏が特にこだわって説明していたのは「EC-BはセンサーがEC-Aよりもハイスペックだから良く、EC-Aは良くないとは考えないで欲しい」という事です。Ethan氏は「両製品とも形状は全く同じで異なるのはソールとセンサー。EC-Bは、EC-Aと異なる操作性をゲーマーに提供するものなのです」と説明していました。
日本は特にゲーミングデバイスをスペック性能で評価する傾向が強いため、この点については強く補足しておきたかったのではないかという印象がありました。実際には、やはりスペックで評価されることになるのではないかと思いますが、ZOWIEとしてはそういう想いもあるという事は気にとめてもらえたらと思います。
『ZOWIE』は製品の良さをより多くの人に体験してもらうため、『ZOWIE Experience Tour』を今後も様々な場所で開催していきたいとコメントしました。次回は大阪での開催を予定しているとのこと。詳細については、公式Twitter @ZOWIE_eSport_JP 等でアナウンスしていくので、興味のある方は是非フォローしてみてください。
最後は『ZOWIE』マークを作って記念撮影。せっかくなので、撮影タイミングのかけ声も「チーズ!」ではなく「ゾーイ!」にしておきました。
『ZOWIE』ファンが集まるイベントということで、当サイトとZOWIEのコラボマウスパッドをプレゼントとして提供させていただきました。
イベント写真
日本での発売も今年の11月ですか?
2540買った俺の気持ち考えてるんですかねZOWIEは!!!