米Microsoft公式サイトにて、『Microsoft Classic Intellimouse』の情報が公開されました。
安価で入手しやすく、持ちやすい形状と安定した動作で多くのゲーマーが愛したマウス『Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0(IE3.0)』の形状を踏襲し、センサーを400dpiから3,200dpiにパワーアップさせた『Microsoft Classic Intellimouse』が発表されました。
『IE3.0』は生産終了となってからも、存在している製品を大切に使ったり、他社がその形状をインスパイアしたゲーミングマウスを次々に発表するなどゲーマーに根強い人気を誇るレジェンド的存在のマウスです。
Microsoft Classic Intellimouse
解像度、ポーリングレート、USB 2.0フルスピード対応という要素だけでもゲーム使用に耐えうる印象です。
『IE3.0』の公式スペック(pdf)と比較してみるとサイズは完全に一緒ながら、重量は163グラムから129グラムへと軽量化されています。そもそも、『IE3.0』はそんなに重かったっけという感じもするので、もしかすると163グラムはケーブル重量込みの表記かもしれません。
『Microsoft Classic Intellimouse』の価格は39.99ドルで、発売日についてはAmazon.comに10月30日発売という記載がありました。日本での取り扱いはいまのところどうなるかわかっていません。
『IE3.0』の形状かつ現代でも使い勝手が良いセンサースペックを持つ『Classic Intellimouse』の登場により、安定したスペック・使い安いデザインのマウスを安価に入手しやすくなります。
現在のゲーミングマウスはカラフルに光るLEDの搭載が当たり前となっており、ゲーマーに売るためには必要な要素とされています。最近のゲーマーには『Classic Intellimouse』を「LED」すら乗っていないマウスというような印象を持つ人もいるかもしれませんが、それでもゲーマーに次々と購入されることになれば、非常に面白い展開だと思います。
現在のゲーミングマウスは、センサーの性能が向上したことにより、ある程度のラインを越えるセンサーを載せたゲーミングマウスはトッププランドから無名まで製品としては大差のないものとなってきています。上位ブランドは、独占供給による高スペックなセンサや、有線よりも速い無線技術を搭載するなどして次世代ゲーミングマウスの開発競争を繰り広げています。
そういったメーカーが『Classic Intellimouse』の登場で新技術を採用した製品開発というアプローチを止めるとは思えませんが、多くのゲーマーが『Classic Intellimouse』で満足してしまう状況が発生し、新たなゲーミングマウスに対する需要が減ってきてしまうと、ゲーミングデバイスメーカーにとってはあまり良い状況とならないと思うので、個人的にはそんな心配も少ししています。
とはいえ、『Classic Intellimouse』によるデバイスシーンの変化は個人的にかなりの興味があるので、今後の登場を楽しみにしています。
今はIE3.0から派生した形状の優秀なマウスが各社から出てますからねー。
ホイールクリックが誤爆しづらいようになってあとはそのままスペックアップだけであればうれしいダルォォ?