アメリカ・シアトルで開催されているDota 2世界大会『The International 2017』会場にて、Dota 2の世界トップクラスの人間と「Open AI」による人工知能との1vs1対決が行なわれました。
エキシビションマッチの1人目として、 Natus Vincereに所属するMidプレーヤー Danil “Dendi” Ishutin 選手がまるでボクサーのように入場。Dendi選手はユニークなキャラクターと実力で世界中に多数のファンを持つプレーヤーで、その姿を現わした際には会場から大歓声が上がりました。
注目の対戦相手として登場したのは1台のゲーミングPC。ざわつく会場を尻目に、スタッフがUSBメモリを差し込み対戦準備完了。Dendi 選手の対戦相手は、人工知能を研究する非営利団体「Open AI」が用意した人工知能となります。
こちらは、事前に Evil GeniusesのSyed Sumail “SumaiL” Hassan選手やArtour “Arteezy” Babaev選手をも撃破しており実力は計り知れません。
対戦は、お互いに「Shadow Fiend」を使用したMidレーンでの1vs1、2キル先取制で実施されました。人工知能BotはDendi選手の動きに合わせ、見事な位置取りや絶妙なタイミング・距離からのスキル発動・攻撃でDendi選手を圧倒。
体力が低くなると、Courierを使用して「Healing Salve」を購入し回復するというシーンも見られました。
Best of 3で実施された本対戦は、2-0で人工知能Botの勝利となっています。
対戦の様子は、入場シーンも含めて下記のリンクで見ることができます。
対戦アーカイブ
「Open AI」は、本来のルールである5vs5向けの学習を行なわせトップクラスの人間チームと対戦させることも計画しているそうです。