アメリカを拠点とするプロゲームチーム『Team Liquid』がバトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)』部門を設立しました。
先日、賞金総額35万ドルの『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS Invitational』が、8月22~26日にドイツで開催されるゲームの見本市「Gamescom」で実施されることをお知らせしましたが、この大会に Team Liquid の PUBGチームが出場することが明らかにされました。
チームが契約したのはイギリスやスウェーデンの国籍を持つ4選手です。
Team Liquid PUBG
公式サイトでは『PUBG』への参入について下記のようにコメントが掲載されています。
他の多くのチームは配信者を中心としたチームメンバー募集を行なっていますが、Team Liquidはヨーロッパサーバーで最も才能ある選手を探すと決めました。
Scoom, Molnman, Hayz, Ollywoodの4人は、とんでもない成績や好ましいパーソナリティで私たちの興味をひきつけました。私たちはこの4人をサポートし、来たるトーナメントで好成績を残せるようサポートしていきたいと思っています。PUBGはまだゲームとして初期段階にあり、メタやバランスは進化を続けています。そのようなゲームの進化を目撃するのは非常にエキサイティングです。
Bluehole社がeスポーツフレンドリーなマップや競技シーンのサポートを発表したのは非常に心強いことです。Team LiquidはPUBGの未来とコミュニティの成長を信じており、Team Liquidの4選手がこの若いシーンにおける先駆者になるであろうと確信しています。私たちはPUBGの大ファンであり、新たな一歩を共に踏み出すことに興奮しています。
以前、『PUBG』がSteamの統計ランキングで3位入りしたことを紹介しましたが、ついに同時接続数が50万人を突破し、さらに一時的に『CS:GO』を抜いて『Dota 2』に次ぐ2位にランクインしています。
We just broke 500k! Thank you all so very much for your continuing support! <3 pic.twitter.com/FXnsy6twGX— PLAYERUNKNOWN (@PLAYERUNKNOWN) 2017年8月4日
『PUBG』は日本で定期開催される大会『DONCUP』がストリーミング配信の観戦者数で1万人を越えるほどの注目度となっています。同大会にプロゲームチーム DeToNatorの人気ストリーマー StylishNoob氏が配信をしながら出場した時には、同時視聴数が15,000を突破するほどでした。
ゲームに興味を持ち応援する人が多数いるコミュニティの存在は「eスポーツ」展開にとっては欠かせない必須条件です。『PUBG』は開発会社がeスポーツ展開に力を入れていくことを明言しており、『ESL』のような大手の運営会社も手を組んでいたりと、今後「eスポーツタイトル」としても大きな注目を集めていくタイトルとなる条件を兼ね備えています。
今後、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS Invitational』に出場するチームをプロゲームチームがサポートしていく流れから、さまざまなプロチームが『PUBG』部門を設立していくという流れになるのではないでしょうか。
また、12回のFPS世界チャンピオンの実績を持つ36歳のレジェンドプロゲーマー Johnathan “Fatal1ty” Wendel 氏がアメリカサーバーのソロランクで1位を取ったのも個人的に興味深い話題です。
Number 1 in North America for @PUBATTLEGROUNDS Solos!!! HYPED! Come by and watch on https://t.co/fWMWAQYZdm #OwnTheGame @TwitchEsports pic.twitter.com/QnYlI44omR— FATAL1TY (@FATAL1TY) 2017年8月6日