Valveが『Dota 2』のeスポーツ展開強化に関する発表を行ないました。
The 2017 – 2018 Competitive Season
Valveは2017年8月に開催される公式世界大会『The International 2017』以降のeスポーツ展開について、下記のような取り組みを実施していきます。
サードパーティ連携
- サードパーティ大会との連携、スポンサードを強化
- 大会に「Major(メジャー)」「Minor(マイナー)」の格付けを導入(メジャーの方が格上)
- 「Major」は賞金総額50万ドル以上で実施。さらにValveが50万ドルを提供(計100万ドル以上)。
- 「Minor」は賞金総額15万ドル以上で実施。さらにValveが15万ドルを提供(計30万ドル以上)。
「Major」「Minor」に格付けを分けて大会を開催
- 「Major」「Minor」共に北米、南米、東南アジア、中国、ヨーロッパ、CISで予選を開催
- 「Major」「Minor」はLANファイナルを実施
- 「Major」と「Minor」は開催時期がバッティングしないよう調整して展開
- 「Major」と「Minor」大会に「Qualifying Points」を導入
「Qualifying Points」の導入
- 「Qualifying Points」は2018年の公式世界大会『The International 2018』の招待を決定する際に使用される
- ポイントは大会の格付け、賞金総額が高いほど付与が大きくなる
- ポイントは入賞したチームの各選手に対して付与される
- シーズンごとにメンバーを固定するロスターロック制度は引き続き採用
- 個人・チームごとの「Qualifying Points」ランキングを公開予定
「Major」「Minor」の仕組みやサードパーティ大会との連携は『CS:GO』ですでに取り組みが実施されており、マイナー大会では新たな才能の発掘、サードパーティによるクオリティの高いイベント運営など、選手もファンも大きなメリットがある状態で展開されています。
また、「Qualifying Points」が導入されることで『The International 2018』を目標に各大会が大きな繋がりを持っていくのはシーンによって非常に良い結果となるのではないでしょうか。
賞金提供については、Valveは『The International 2017』関連のゲーム内アイテム売上だけですでに60億円近い収入があり、そこから各大会に数十万ドルを還元してもかなりの余裕がありそうです。
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