2017年6月4~11日にロシアで開催された賞金総額50万ドルのDota 2大会『EPICENTER: Moscow』でTeam Liquidが優勝しています。
『EPICENTER: Moscow』は招待5チーム、予選通過4チーム、ファン投票1チームの計10チームが出場し、ロシアのスポーツ複合施設「VTB Ice Palace」で実施されました。
5チーム×2グループのグループステージの1位チームがプレーオフの準決勝、2位・3位チームが準々決勝に進出。プレーオフはシングルイルミネーション方式トーナメントで進行され、 Team Liquidが Evil Geniusesに3-1で勝利し優勝となりました。
This #EPICENTER: Moscow is over.
See you next time, guys! #epicgg pic.twitter.com/pIKglHwWj5— EPICENTER: Moscow (@epicentergg) 2017年6月11日
1試合目は、Midが Evil Geniuses Suma1LのStorm Spiritに対し、 Team Liquidは Miracle-のSven。Team LiquidはKuroKyのTusk、GHのioがMidでサポートをしながら積極的にSuma1L潰しを決行。開始5分でSuma1Lを3キル、7分でヘルプにきたヒーローも含めると10キルを取り大きくゲームをリード。この3人を止める術がない Evil Geniusesはわずか17分で「gg」をコール。あっという間のスピードゲームで1試合目が決着しました。
2試合目はシーソーゲームを繰り返し、レイトゲームで流れを掴んだ Evil Geniusesが勝利。
3試合目は、Team LiquidのGHが強力なスタンのスキルを持つEarthshakerで各レーンを奇襲する素晴らしいプレーの連続で味方のキル獲得やレベルアップをサポート。特にMidはSuma1LのMiranaに対してMiracle-のInvokerが序盤で20近いラストヒット差をつけて大きくリード。Miracle-は思わず「VAC」と言いたくなるような驚異的な精度のSunStrikeを次々に決め試合をリードしていきました。また、Team Liquidはその上でAncient Campのスタックを2箇所でしっかりとゴールドと経験値を獲得していく抜かりのないプレーで勝利しました。
4試合目はTeam LiquidのMidをMATUMBAMANのBristlebackが担当。序盤はEvil Geniusesがリードしましたが、Bristlebackが育ち始めてからは堅さと攻撃力を活かして最前線をはり、圧倒的な攻撃力を誇るUrsaと、強力なスタンを持つEarthshakerがその後ろに備えることで Evil Geniusesは手の出しようがないというシチュエーションが多くなります。結果、Evil Geniusesはオブジェクトを次々と破壊されそのままゲームの流れを取り返すことが出来ませんでした。
結果、3-1でTeam Liquidが優勝となりました。