『DeToNator』 Dota 2部門の heromu選手が『Overwatch』に転向することが発表されました。
heromu 選手は2015年1月のDeToNator Dota 2部門立ちあげ時からの所属メンバーです。
2016年11月に韓国で開催された国際大会『World Electronic Sports Games 2016 (WESG 2016)』のアジア代表決定戦ベスト4などの実績を持ちますが、この大会以降にメンバーが他ゲームへの転向等で脱退。
heromu選手は1人で新たなチームを作り上げるべく奔走してきましたが、新たな挑戦として『Overwatch』に転向することを決断しました。これで、Dota 2部門のメンバーはいなくなり、部門は休止ということになります。
heromu選手のコメント
dota2で得た経験と知識を最大限に活用し、Overwatchでも必ずトッププレイヤーになれるように努力します。
応援よろしくお願いします。
先日秋葉原で開催された『GeForce CUP: Overwatch powered by Level∞』の会場にチーム代表の江尻氏が来場していたので話を聞いてみたところ、先に説明した通りチームに人材を揃えるのが難しい状況に加えて、日本から海外オンライン大会に出場してもレイテンシーなどの問題があり実力を発揮出来ないということがDota 2のグローバルなeスポーツシーンに参戦していく上でネックになっているとのこと。これは、『Counter-Strike: Global Offensive』と同様の問題かと思います。
Overwatchに転向する heromu 選手は、元々Counter-Strike1.6などのFPSをプレーしていた経験があるそうで、当面はDeToNatorの契約下にはありますが「GOLD」「BLACK」といったチームには属さずにプレー経験とスキルアップに努めていくそうです。
現在、台湾で開催されている『Overwatch Pacific Championship』に参戦する『DeToNator.GOLD』には、Dota 2部門の元チームメイト dohteloff 選手や、ライバルチームにいたAmeken選手が所属し活躍しています。
江尻氏はheromu選手の転向について「OverwatchはチームとしてのコミュニケーションやMOBAのようにキャラクター特性を把握して活かしてくプレーは非常に重要なので、Dota 2の経験を元に実力を発揮してくれることを期待しています」とコメント。
また、「Dota 2は現在のeスポーツシーンにおける花形タイトルなので、またチャレンジしていきたい気持ちはあります」と今後の可能性にも期待出来る言及をしていただきました。