日本のeスポーツ大会サイト『Japan Competitive Gaming(JCG)』の事業が、電子マネー「ビットキャッシュ」を展開する「株式会社ビットキャッシュ」の100%子会社『株式会社JCG』に継承されたことが発表されました。
『JCG』はパソコン用機器の販売などを手がける株式会社マイルストーンが、個人でeスポーツ大会を運営し続けていた松本順一氏と手を組み2013年4月に設立され、マイルストーンの一事業として運営されてきました。
今回、株式会社マイルストーンによって展開されてきた「コンペティティブゲーミング推進事業(=JCG)」が、2017年5月1日付で新設された「株式会社JCG」に継承されました。同社は、「ビットキャッシュ株式会社」の100%子会社となります。
今回の新会社の代表取締役には、ビットキャッシュ株式会社の代表を務める伊草 雅幸氏が就任。伊草氏は、プロゲーミングチーム CYCLOPS OSAKA athlete gaming を運営する「eスポーツコネクト株式会社」の代表取締役社長も兼任しています。
また、『JCG』創設者の1人である松本氏は、「株式会社JCG」の取締役として今後も『JCG』に携わっていきます。
eスポーツゲーミングに特化した大会サイトであるJCGは、サービスを開始した2013年4月より、約4年間で会員アカウント数が10万を突破しました。現在までに大会を開催したゲームタイトル数は23ゲーム、開催した大会数はのべ1100回を超え、多くのファンやeスポーツゲーマーにご参加頂きました。2016年度の年間総サイトPVは約1300万、のべ大会参加者数は5万人を突破。年間配信総視聴数は約340万に達するなど、多くの対戦ゲームファンに支えられた大会プラットフォームです。
今回ゲーミング、特に対戦ゲームを競技的に楽しむ文化形成を目指すJCGが、加盟店10,000以上を持ち年間400回以上のキャンペーン運営実績を持つ電子マネー「ビットキャッシュ」を提供するビットキャッシュ株式会社のグループに加わることにより、より身近なゲーミングイベントと全く新しいeスポーツシーン、新しい体験を提供できると考えております。
ビットキャッシュ株式会社は創業20年を迎えました。安全で確かなインターネット決済サービスを提供するとともに、ゲームに関するイベントやキャンペーンを通じ、多くの方々にオンラインでゲームを楽しむきっかけを提供してきました。
国内eスポーツ最大級の大会であるJCGと株式会社JCGが提供するサービスを全力でサポートし、選手やファン、サポーターの皆様と一体となって更なるeスポーツ界の発展を目指していきたいと考えています。
JCGとして5年目に突入し、会員数10万を突破するなど大きな成長を続けてきました。力強いパートナーを得て、参加者・競技者が中心となる大会の実施と日本ならではのeスポーツシーン形成を目指します。ゲーミングをもっと気軽に、もっと便利に、もっと楽しく感じられるような大会シーンの拡大を今後も実現していきます。
日本でeスポーツ関連事業が企業間で買収されるのは非常に珍しいことです。
今回のケースは、世界大会『Cyberathlete Professional League』や『Worlc Cyber Games』の日本予選を運営していた「AceGamer.net」を2004年にテクノブラッド社が事業買収した時以来ではないでしょうか。
『JCG』立ちあげ当初のインタビュー等を合わせてご覧ください。