アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアを拠点とするプロバスケットボールチーム Philadelphia 76ersが2つのプロゲーミングチームを買収したことが明らかになりました。
チームの公式発表によると、Philadelphia 76ersはイギリスを拠点とする Team Dignitasと、League of Legendsのアメリカプロリーグ「NA LCS」に出場する Team Apexを買収し、2チームをTeam Dignitasに統合する形で運営を行なっていくとのこと。
Team Dignitasの活動タイトルは「League of Legends」「Overwatch」「Counter-Strike: Global Offensive」「Heroes of the Storm」「SMITE」となります。
今回の統合は伝統的なプロスポーツチーム、新興産業のeスポーツという独特な世界で培ったノウハウを統合することで、お互いにファンや組織の拡大を狙っていくものとなります。
ヨーロッパを中心にプロサッカーチームがプロゲーマーとの契約やeスポーツ部門のに設立が相次いできましたが、アメリカのNBAチームが既存の有力プロゲームチームをまるごと買収するというのは今回が初のケースではないでしょうか。
今後、これをきっかけにアメリカでもプロスポーツチームによるeスポーツへの参入が相次ぎそうです。
そのような展開が続いた後は、eスポーツ用品ともいうべきゲーミングデバイスブランドがスポーツメーカーに買収されるというような流れが起きるのではないかと個人的に予想しています。
追記
コメントにて経済ニュースを取り扱う「Bloomberg」もテレビ等で取り扱っていたと教えていただきました。
グローバルサイトに記事が掲載されていました。日本版ではまだ確認出来ていません。
Owner of Philadelphia 76ers adds professional video gaming franchise to its portfolio https://t.co/hBukv0RmMq pic.twitter.com/R0qVOBt7LS
— Bloomberg (@business) 2016年9月26日
このニュース、経済ニュース最大手のBloombergも注目していて、アメリカで朝・ヨーロッパで昼・日本含む東アジアで夕方の番組「Bloomberg Surveillance」に76ersとDiginitasの代表が出演していました。
コメントありがとうございます。
テレビ出演までして取り扱われているとはかなりすごいですね。
Webでも記事を確認できましたので補足として追記させていただきました。