ValveがスポンサードCS:GO大会におけるコーチの試合中コミュニケーションを制限する方針を検討しているそうです。
Valveがコーチの試合中コミュニケーションを制限する方針を検討中
こちらは、『Electronic Sports League(ESL)』がトップチームに送付したというeメールの内容をソースとして報じられている情報ですが、ValveおよびESLからの正式なアナウンスは確認出来ていません。
その前提で内容を紹介すると、Valveはスポンサード大会において下記の理由からコーチと選手のコミュニケーションを制限する方針とのことです。
コーチのコミュニケーションを制限する理由
- マネー状況、作戦指示、戦況の認識はCSのゲームにおける重要な要素であり、Valveはこれらを認識して試合に関与できる人物は選手であると考えており、コーチは実質的に6人目の選手となる
- ValveはスポンサードするCS大会は最高の5人選手で構成されたチームが競い合うものと考えており、コーチを含むチームはこの定義から外れる
- この問題を解決することが今回の制限の理由
制限後にコーチが選手とコミュニケーション可能となるシチュエーション
- 試合前のウォーミングアップ中
- 前後半入れ替えのハーフタイム中
- 選手またはコーチが4回使用可能な30秒のタイムアウトのうち1回の間
このルールの適用によりどうなるか?
- コーチがインゲームリーダーを担当することが実質不可能となる
- インゲームリーダーをコーチに任せていたチームは、選手が担当せざるを得なくなる。この方式を採用しているチームは選手の負担が増える。
- コーチがいないチームの不利が解消され公平になる
- コーチの役割が制限されることにより、CS:GOにおけるプロゲーマーのセカンドキャリアとして地位を確立してきたコーチのポジション価値が若干下がる
このルールは基本的にValveスポンサード大会にのみ適用される方針ですが、主要な大会はValveのルールに追従する方針を採るのが通例となっています。今回、ESLが主要チームにこのアナウンスを行なったのも、ESLがコーチ制限のルールに準拠する計画のためと考えて良いでしょう。
実際は正式な発表を待つことになりますが、このルールが適用されれば現在とは勢力図が大きく変わる可能性もあります。
コーチが試合中にまで常に関与出来る状況であったのはCS:GOくらいで、他のタイトルでは試合開始前までなど制限がかけられているのが一般的です。
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