『League of Legends』の日本プロリーグ王者決定戦『LJL 2016 Summer Split Finals』で Rampageが優勝しました。
『LJL 2016 Summer Split』は6チームのプロチームが出場。レギュラーシーズンでは、Best of 3形式で2回の対戦(全10試合)を実施して勝利数を元に順位付けを行ない、1位の Rampage が Finals進出。
セミファイナルで2位 DetonatioN FocusMe と3位 7th heaven し 勝利した DetonatioN FocusMeが Rampage の対戦相手となりました。
この対戦組み合わせは2015年8月『LJL 2015 Grand Championship』、2016年4月『LJL 2016 Spring Split Final』に続き、3大会連続となります。
Rampageは、『LJL 2015 Grand Championship』で2連勝で先に王手をかけてから3連敗で大逆転を許したほか、前回大会『LJL 2016 Spring Split Final』では3連敗のストレート負け。
今回はまさに3度目の正直で負けられない Ramapgeは、5月にウクライナで開催された『StarLadder i-League Invitational』で準優勝、レギュラーシーズン1位と着実に進化して DetonatioN FocusMe との戦いに挑み、フルセットまでもつれ込んだ試合を制し3-2で見事に優勝。
日本時間の8月25~30日にブラジルで開催される『International Wildcard Qualifier 2016 (IWCQ2016)』の出場権を獲得しました。
Rampage(左側チーム) – Paz, Dara, Tussle, Roki, Meron
DetonatioN FocusMe(右側チーム) – Yutapon, DayDream, Ceros, viviD, Hikari
『LJL 2016 Summer Split Final』は東京・品川の「グランドプリンスホテル新高輪」飛天の間にて実施されました。今回の会場モチーフは「サモナーズリフト」。
会場入り口に入るとすぐに巨大な「バロン」が登場。
記念撮影の行列が出来ており、会場を訪れたサモナーたちはいきなり「バロンをやるか…?」という判断を迫られました。
ジャングルに潜む「Teemo」や迫力の「ドラゴン」も登場し、『League of Legends』の世界観を楽しむ事が出来ました。
この他にも、『SUMMONERS CAFE』や応援メッセージボード等も用意されていました。
会場は1,200名を収容する縦長の巨大ホール。こちらの長辺側をステージとしたレイアウトとなっており、観客は横36メートル・縦5メートルという巨大なスクリーンで試合を楽しみました。
会場では待ち時間中にDJが楽曲をプレイして観客のテンションをアップさせる試みが行なわれていました。
また、開始前には「サンダーバルーン」を使った応援の練習なども実施され、今回もかなりの盛り上がりを見せました。
試合中はスクリーンを「TOP」「MID」「BOT」レーンごとに3分割して映像を表示。
観客は好きなレーンの映像をセレクトして見ることが出来ますが、座席によっては反対側のレーン映像を見ることが難しかったり、見ている画面と実況解説の内容が合わないといったこともあり、面白い試みでしたがデメリットもあるなという印象でした。
実況はお馴染みeyes氏、解説はRevol氏が担当。
今回は、このチャンピオンが選ばれた場合の勝率は100%、この選手が相手に与えるダメージはチーム全体の何パーセントなど、蓄積された統計データを引用しながら実況・解説が進められていたのが印象的でした。
1試合目は、開始15分間キルが発生しない緊迫した展開。RampageのTussle選手がTOPレーンへのGankをきっかけに Rampageが最初のキルを獲得。これでゲームは膠着状態を解け、激しい戦いに突入。追上げるDetonatioN FocusMeを退け1ゲーム目はRampageが勝利。
2ゲーム目は一転して開幕3分で2キルを得た Detonation FocusMeがそのまま流れを制して圧勝。
3ゲーム目は再びRampageが開始30分頃で獲得マネー1万、タワー4本リードと有利に展開しながら、各レーンをじっくり進行していく冷静な試合運びで勝利。
Rmpageが勝てば優勝の4ゲーム目は、王者DetonatioN FocusMeが序盤からキルを重ね、すさまじい圧力でタワーを5本先行。そのままRampageに自分達のプレーをほとんどさせずに勝利。
買った方が優勝となる運命の最終ゲームは、RampageリードからDetonatioN FocusMeが徐々に追い上げる展開。
試合が大きく動いたのは36分頃の集団戦。バロン前で戦闘が開始され、DetonatoiN FocusMeのYutapon選手がテレポートスキルを使い、Rampageの背後に出現。
ダメージリソースとなる Meron選手を狙いますが、同選手は見事にフラッシュスキルでこれを回避。これにより安定してダメージを与え続ける事が可能となったRamapgeが集団戦で勝利。
Ramapgeはバロンも獲得して各レーンを押し進め、先のゲームと同じく油断することなくキッチリと最後まで押し込み、見事に優勝となりました。
立ち上がり喜ぶRampageファンの観客も。
優勝の盾を掲げ勝利を喜ぶRampageメンバー
観客も優勝を祝福
Rampageの選手達は、ついに実現した優勝に笑顔。
特にMeron選手は人一倍喜んでいた印象がありました。
MCの室川慎也さん、大久保聡美さん、実況eyesさん、解説 Revolさん
試合の実況配信アーカイブは、下記より見ることが出来ます。
配信アーカイブ
写真
『LJL 2016 Summer Split』はこれで終了となりましたが、来週末8/12(金)、13(土)には『LJL 2017 Spring Split』出場権をかけた入れ替え戦『LJL 2016 Summer Promotion Series』が8/12(金)、13(土)に開催されます。
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