Dota 2メジャー大会『The Manila Major』で OG が Team Liquid を下し優勝となりました。
『The Manila Major』は賞金総額300万ドルで開催されたDota 2の公式大会です。
大会には招待12チーム、と予選通過4チーム(アメリカ、中国、ヨーロッパ、東南アジア)を加えた全16チームが出場。
Group Stageを経てダブルイリミネーション方式トーナメントのMain Eventが実施され、下記の通り OG が優勝となっています。
THEY ARE THE #ManilaMajor CHAMPIONS!!! @OGDota2 are living the green dream!! pic.twitter.com/ETKRVQ5CH9— Toby Dawson (@TobiWanDOTA) June 12, 2016
Game1
開幕ルーンをめぐり5vs5の集団戦が発生し大歓声が巻き起こる中、Team Liquidが2キルを先行。
URSAの高い攻撃力、Slardarの飛び込みからのスタン、RIKIのサイレンス、Disruptorのスロウに巻き戻し、Tumbersawの機動力を生かした追撃など、構成が最大限に活きた攻撃で次々にキルを取り続ける形となり、 OGが37分頃に投了。
Game2
Game2はOGペースのゲーム展開。OGのJuggernautが回転攻撃で敵に張りつきながらダメージを与え、Phoenixが遠距離から攻撃可能なビームでさらに体力を削り取るコンボでキルを量産。さらに、Faceless Voidもスタンを交えた攻撃で高いダメージを叩きだしOGが優勢に展開。39分頃にRoshanをめぐる攻防で2回連続の4人キルを決めたOGがそのまま勝利となりました。
Game3
OGはFaceless Void、Phoenixを早々にピックし、Juggernautも加えてGame2に近い構成に。対するLiquidは3試合連続でSlardarを一番目にピック。
Game3はOGが序盤からセカンドタワー前まで潜り込み戦闘を展開するなどアグレッシブな展開。Team LiquidもGame1と同じくSlardarの飛び込みスタンを起点に攻撃を仕掛けていきますが、Faceless VoidのUltスキルでカウンターされたりと思うような展開を続ける事が出来ず、OGがGame3を勝利。
Game4
勝てばOGが優勝のこの試合は、序盤からTeam Liquidが5人キルするなど集団戦が次々に発生するド派手な展開。
OGはBatrider、Liqudは今回もSlardarがきっかけを作り戦闘を繰り広げていきました。
OGは良い位置ワードを置いて視界を取り、単独行動をしているTeam Liquidを狩りながらレーンを進めていき、気づけばオージーがゲームの主導権を握り、敵陣を破壊してゲーム終了。3-1で優勝となりました。
試合データ
今大会は、運営のPGLが下記を含めストリーミング配信において様々な演出に挑戦しており非常に観戦しやすくなっていました。
The Manila Majorのストリーミング配信をちらっと見たけど、運営の@pglesportsが3レーン同時表示やルーンのワイプ表示とかカメラワークをいろいろ工夫していて面白い https://t.co/siXQu6RYGn pic.twitter.com/l4TdAyvi7N— Yossy (@YossyFPS) June 3, 2016
PGL Battle Viewという、チーム単位での体力やマナをグラフで表示される演出も戦況がわかりやすく面白い見せ方だと思いました。
APIからデータが取れるのかはわかりませんが、チームの総攻撃力やアーマー値などの合計なども表示出来れば、数値上はどちらが強いかといったことも一目見て理解することが出来て面白そうです。
大会が終了し、「6.88 Gameplay Update」がリリースされました。
また、公式世界大会「The International 2016」の予選が6月21日からスタート予定です。