『日本eスポーツ協会(JeSPA)』が日本のeスポーツ環境をさらに発展・向上させるべく、有料の会員組織を発足し会員の募集を開始しました。
JeSPAは、チケットぴあが提供するファンクラブサービスを通じて有料の「一般会員」「ジュニア会員」の募集を開始しました。
会員になるための入会金は無料で、コースごとに設定された年会費を支払う必要があります。
会員登録することで、下記のような特典を得ることが出来ます。
会員特典
※現在は、アイ・カフェグループのインターネット&コミックカフェやカラオケ店が対象とのこと
会費・登録
※ジュニア会員は該当年度に小学校、中学校、高校及び高等専門学校に在学している学生が対象
「国内eスポーツ環境の発展・向上」を目的とした有料会員組織の立ちあげとのことですが、どのくらいの規模の会員を集め、会費によってどのような取り組みを行なっていく計画なのか、質問をさせていただきました。
有料の会員になっていただける方がどのくらいいるのかはまだわかりませんが、まずは1万人規模の組織体を目指していきます。
JeSPAは、中学校・高校の学生ゲーマー達が部活動としてeスポーツに取り組んでいけるような環境作りを目指しています。そのための普及活動に使用していきたいと思っています。
そのとおりです。さきほどの普及活動、海外大会への選手派遣、大会の開催などを通じてeスポーツの普及を目指していきます。
私が会長を務める日本eスポーツ協会(JeSPA)の理事会。今後の事業計画等承認。本年3月の日本選手権の成功を踏まえ、本年度は、リーグ戦開催、地域支部設立、日本体育協会・JOCへの加盟、米国やスウェーデンの大会への選手派遣等実行予定。 pic.twitter.com/xr7WpVw1ba— 西村 やすとし (@nishy03) May 11, 2016
JeSPAは公式サイトに協会の基本理念と方針を掲載しており、「eスポーツの普及・発展」のために下記の取り組みを行なっていくとしています。
先ほどの回答は、この3つに全て合致していると言えると思います。
JeSPAは「日本オリンピック委員」(JOC)に加盟してオリンピック(または関連大会)におけるeスポーツ競技に日本選手を派遣することを目的としており、このようなことが可能となる状況までeスポーツを認知させること=普及と捉えているというのが自分の認識です。
部活動に関する取り組みをする理由についての話を聞いた記憶があるのですが、その記録が見つかりませんでした。JeSPAは旧体制の頃から部活動を軸とした活動に取り組むことを宣言しており、JOCに加盟するまでの過程で、部活動に関する取り組みが何かしら必要な条件になっていたと記憶しています(曖昧で申し訳ありません)。
会費はこのようなことを目指す取り組みに使われていくことになるそうですが、いまだと年会費という形以外にも「クラウドファンディング」のような仕組みで資金を集めるような取り組みもありではないでしょうか。
「海外大会への日本選手団派遣」「大会開催」などプロジェクト単位であれば、年会費形式よりも賛同や資金を得やすいのではないかと思います。