2016年上半期のリーグ・オブ・レジェンド世界王者を決める『Mid-Season Invitational 2016』の決勝トーナメントが5月13日(金)より上海で開始となります。
『Mid-Season Invitational 2016』は北米、ヨーロッパ、韓国、中国、LMS(台湾・香港・マカオ地区)の主要5地区それぞれの代表チームにワイルドカード地区を制したトルコ代表チームを加えた全6チームによるグループ予選が行われ、上位4チームが決勝トーナメントに進出しています。
試合日程(日本時間)
会場
大会はストリーミング配信を通じて観戦可能となっております。
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韓国代表 SK Telecom T1はLoLの競技シーンにて輝かしい実績を重ねてきた韓国のなかでもさらに突出したチームであり、毎年10月頃行われる世界大会『World ChampionShip』を2013年、2015年と2回制したLoL史上唯一の存在だ。
誰もが世界一のプレイヤーと認める天才Fakerを中心にすべてのメンバーがエース級で固められ、コーチといった選手以外のサポートメンバーも優秀であり、度々のメンバーチェンジ後も結果を出し続けた文字通り世界一の”チーム”である。
世界王者として迎えた今シーズン、SKTは3月に行われた国際大会『IEM』を1マップも落とさず完全優勝すると、韓国リーグのプレーオフを勝ち抜き『Mid-Season Invitational 2016』の出場権を獲得した。
『IEM』とプレーオフで見せた強さは他地域の代表チームの存在感をかすれさせるほど完成されたものであり、『Mid-Season Invitational 2016』はSKTの独壇場となる予感を感じさせたまま開幕した。
しかし、常に競争相手-自分も含めて-と戦い続ける競技シーンにて無敵という存在はありえない。
『Mid-Season Invitational 2016』グループ予選にてSKTは開幕初日こそ順調に連勝したものの、その後まさかの4連敗。一時は予選敗退の可能性すら浮上した。
その後、何とか調子を立て直し決勝トーナメント進出を決めSKTはファンを安心させたものの、他の決勝トーナメント進出チームはすべて予選グループにてSKTに一度ないし二度勝利したチームであり、他チームファンは王座交代を否が応でも期待している。
中国はその人口数の多さに比例して最大の激戦区となっており、そこを勝ち抜き『Mid-Season Invitational 2016』中国代表の座を勝ち取ったRNGは確かな実力を持つといえる。
RNGは今シーズン、昨年の『Mid-Season Invitational』優勝チームであるEDGを破って中国リーグを制したのだ。
殺意あふれる姿勢で戦う3人の中国人選手を2014年の世界王者『Sumsung White』の元メンバーであるLooperとMataという2人の韓国人が支えるRNGは危うくも危険な魅力に満ちている。
2015年の『World Championship』で韓国チームを相手に連勝を飾り世界に驚きを与えたFWは今シーズン、過去に再三立ちはだかってきた宿敵AHQをついに打倒しLMS初優勝。その勢いのまま臨んだ『Mid-Season Invitational 2016 』グループ予選ではSKTを2度破るなど韓国キラーぶりは健在。
FWはメンバー全員が若手だが国際大会の経験は豊富。
LMSの頂点を食い破った我狼は今、世界の頂点に向けてその牙をむき出しにしている。
LoLの黎明期から競技シーンの第一線で戦い続けてきたCLGは世界中にファンを持つ古豪である。昨年悲願の北米リーグLCSの初優勝を飾ったCLGだが今シーズンは開幕前、長年エースを張ってきたDoubleliftが脱退。ミッドレーナーのPobelterも移籍しCLGの先行きは暗雲に包まれた。
しかしエゴイストで有名なDoubleliftがいなくなったことで連帯感が増したのか、CLGは良好なチームワークを見せLCSを再び制した。
『2016 Mid-Season Invitational』グループ予選でもCLGは前評判を覆し、SKTやRNGを相手に勝利、その実力が確かなことをファンに証明した。
CLGに他チームのような絶対的エースは存在しない。しかしキャプテンのaphromooを中心に高い規律と協調性を持つCLGは『Mid-Season Invitational 2016』のダークホースである。
地に落ちたSKTが再び頂点に上り詰めるのか、それとも新たな王者が現れるのか。
はたして、サモナーズリフトの女神はどのチームに微笑むのでしょうか。