『ESL』(Electronic Sports League)のルールに基づき、アダルトサイトをスポンサーに持つTeam YPに出場不可の通達が行なわれていたことが明らかにされています。
こちらの情報は、ESLが公式発表したものではありませんが、VentureBeatのレポートによりESLがTeam YPに対し、下記のグローバルルール「3.2.4. Sponsors/partnerships」に基づき同チームの『ESL』関連大会の出場を認められなくなるとの通達を行なったとのこと。
The ESL administration reserves the right to prohibit or remove teams with sponsors or partners that are solely or widely known for pornographic, drug use or other adult/mature themes and products from partaking in ESL Play events at any time.
from http://play.eslgaming.com/counterstrike/csgo/csgo/open/rules
「ESLのAdminはいかなる時でもポルノ、ドラッグ、アダルトに関連するスポンサーまたはパートナーを持つチームの出場を禁止、停止する権利を有する」という感じでしょうか。
Team YPはESLの通達に対し、Twitterにおいて下記のようにコメントしています。
We are disappointed by @ESL's decision to ban our esports team. We will continue to strive towards professionalism and transparency.— Team YP (@TeamYPOfficial) April 23, 2016
「ESLがTeam YPをBANするというESLの決定には失望しました。私たちはプロフェッショナリズムおよび透明性と共に努力を続けていきます。」
ESLは本件に対するGamesBeatの取材に対し、今年の初め頃からチームのマネージャーと話し合いを行ない、上記ルールに乗っ取り今後の出場を認められないことを通達していたとの経緯を明らかにしました。ESLは弁護士にも相談しながらこの件について対応を進めているそうです。
Team YPは、格闘ゲーム「ULTRA STREET FIGHTER IV」の世界大会『Capcom Cup 2015』に契約選手が出場していましたが、主催者がチームのロゴを削除するかユニフォームを着用しないことを求めた結果、ユニフォームデザインを変更することになったという事例がありました。
また、過去のインタビューにおいてはTeam YP と本体となるアダルサイトは切り離されているため、ポルノスポンサーをルールで禁止する『League of Legends』においても特に問題は無いとの見解を示していましたが、今回の件も含めその理屈は通じそうになさそうです。
Bananasanさん情報提供ありがとうございました。