スウェーデンのメディアカンパニー「Modern Times Group(MTG)」が世界最大級のeスポーツ&デジタルフェスティバル『DreamHack』の運営会社を完全買収したことを発表しました。
『DreamHack』は1994年に学校のカフェテリアで40人が集まりゲームを楽しむイベントとしてスタートし、2013年には22,810人が参加した「世界最大のLANゲームパーティ」としてギネス世界記録に認定。2014年の『DreamHack Winter 2014』ではその記録をさらに更新し、歴代最高となる26,667人が参加するイベントとなりました。
公式発表によると、「MTG」はこの『DreamHack』を運営するDreamHack AB社を2億4400万スウェーデンクローナ(約345億円、1SEK14.15円)にて100%買収。『DreamHack』の2014年における売上は6900万スウェーデンクローナ(約9.7億円)で、2015年の売上はこの倍となる見込みです。
『DreamHack』はゲーム業界におけるナンバーワンのフェスティバルを作り上げることをビジョンとしており、「MTG」の買収によって『DreamHack』のブランドとフェスティバルをさらに発展させていく計画で、2016年にアメリカへと進出する計画をすでに明らかにしています。
「MTG」は、世界最大のeスポーツリーグ『ESL』運営会社の株式も大量に取得しています。
『DreamHack』では『ESL』が主催する大型eスポーツトーナメントも同時開催されており、「MTG」はeスポーツシーンにおける大きなシェアを握る存在になったと言えます。
DreamHackは「Do it yourself」精神の上に構築されています。私は2002年にDramHackのボランティアを経験し、現在ではCEOを務めています。そのDNAの一部として、私たちはすでに素晴らしい数々の実績を得ており、将来的にもそれを継続していきます。スウェーデンの一般的な音楽フェスティバルと同等の規模から、グローバルなイベント会社へとジャンプするために、MTGはパーフェクトなDreamHackのオーナーであると確信しています。