日本におけるeスポーツの国内普及と世界レベルの向上、eスポーツを通じた日本ゲーム産業の発展に寄与すべく活動する「一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)」の設立が発表されました。
2007年6月に「日本eスポーツ協会」の設立を目指す準備組織「日本eスポーツ協会設立準備委員会」が設立されました。同準備委員会は、「eスポーツ日韓戦」の開催や、「World Cyber Games」「Electronic Sports World Cup」「International E-sports Festival」といった国際大会への日本代表選手派遣などの活動を行なってきましたが、2009年の中間発表以降、活動を休止している状態でした。
そして今回、昨今のeスポーツを取り巻く業界情勢と世論の高まりを鑑みて、2015年4月に「一般社団法人 日本eスポーツ協会」設立したとのことです。
残念ながら発表会には参加出来なかったので、これまで設立出来なかったものがなぜ実現化したのかなど、いくつか個人的に気になる点について問い合わせを行なわせていただく予定です。
所在地は「日本eスポーツエージェンシー株式会社」と同じになっているので、同社が協会のサポートを行なっているということになります。
役員
©JeSPA
設立準備委員会から引き続き、西村議員が会長を務めています。
カドカワの浜村氏は、「日本eスポーツ学会」や「一般社団法人 e-sports 促進機構」でも理事となっています。
事業内容
JeSPAは、同団体が主催する「第1回 日本eスポーツ選手権大会」を開催することも合わせて発表しています。
概要
競技タイトルは3つで、現在世界的に勢いのあるFPSタイトル『Counter-Strike: Global Offensive』が採用されています。
JeSPAは、活動を通じてゲーマーのネガティブなイメージを払拭しながら、「アスリートゲーマー」の誕生や普及を目指していくとのことでした。
また、2017年にトルクメニスタンで開催される「アジア室内競技大会」のeスポーツ競技への日本代表派遣を実現するべく、日本オリンピック協会への加盟を目指しての活動も行なっていくそうです(こちらは、設立準備委員会時代からの目標の1つ)。
今回の記者発表で使用されたという資料が公式サイトにて公開されています。
会見資料