プロゲームチームNatus Vincereが、公式サイトにてDota 2部門の解散を発表しました。
Natus Vincereは、2011年に開催された公式世界大会『The International 2011』にて、強豪中国の EHOMEを下し前代未聞の優勝賞金100万ドルを獲得した Dota 2界のレジェンドチームです。
Natus Vincereにはその実力とユニークなキャラクターで人気を博すスーパースター Danil “Dendi” Ishutin選手が所属しており、Valveの公式ドキュメンタリムービー『Free to Play』にてその活躍を見ることができます。
チームは5年連続で公式世界大会『The International』に出場し、2012年、2013年に2位を獲得した他、様々な国際大会で優勝を果たしてきました。
しかし、2014年に入ってから調子を落とし初め、2014年の世界大会はベスト8、そして2015年大会ではベスト16となりました。
2015年11月16~21日に開催される賞金総額300万ドルのDota 2世界大会『The Frankfurt Major』では招待チームに選ばれず、ヨーロッパ予選から本戦への出場を目指していましたが、予選グループで最下位となり通過はなりませんでした。
チームはこの結果を見て、Dota 2部門を解散することを決定したとのことです。
長らくのチーム低迷が続いた後に、私たちは対策としてDota 2部門を完全に解散させなくてはなりませんでした。
全てのファンとNatus Vincereのスタッフを代表し、いつでも私たちのために尽くしてくれたメンバー達の働きや感情に感謝の意を表します。
しかし、遅かれ早かれ古き英雄たちの時間は過ぎ去っていきます。運命は私たちに新たな挑戦を与えます。私たちはそれを受け入れ、Natus Vincereがチャンピオンチームであることを証明する必要があります。
Natus VincereはこれでDota 2における活動を終了させるつもりはなく、来週に新たなメンバーの発表を行なう予定とのこと。シーンでお馴染みの顔を見ることになるかも知れないとのことで、有名選手が参加する可能性を示唆していました。
これまで所属していた選手達の今後については、今の所まだ明らかにされていません。