日本のプロeスポーツチームとして活動する DetonatioNが、全所属選手に毎月の活動資金提供を開始したことを発表しました。
チーム公式サイトでの発表によると、フルタイムの給与制度の下に活動する「League of Legends」部門 DetonatioN FocusMe に続き、一定の条件を満たした全所属選手に対して活動資金提供という形で支援を行なっていくとのこと。
チーム代表の梅崎氏は、今回の発表と合わせて下記のようにコメントしています。
梅崎 伸幸氏のコメント (DetonatioN, CEO)
今回このような発表ができることを嬉しく思います。
今後、選手達には、プロとしての責任と自覚をより一層強くもってもらうように指導をしていきたいと思います。
世界で勝てるようにチーム一丸となって今後も精進していきますので、今後も応援を宜しくお願い致します。
今回の発表に関して、いくつか気になったことをチームに問い合わせたところ、チーム代表 梅崎氏に回答していただくことができました。
これまでは、各ゲーム部門単位で活動資金の支援が行なわれてきました。
支援内容は、「月額給料制」「月額活動資金の提供」「スポットでの活動資金提供」(※スマブラでは年に2回の海外渡航費・宿泊費を全額サポート)など各部門の成績・人気ごとに支援待遇が異なっていたそうです。
今回からの支援では、上記に加えて全選手に「一律の活動資金」を毎月提供。さらに、チーム内、部門内での競争・活性化させることを目的として、人気・知名度・活動態度を査定してのインセンティブ支払いも行なうとのことです。
プレスリリースに記載されていた活動資金提供を行なうための「一定の活動条件」について確認してみたところ、その条件については下記3点とのことです。
活動資金提供の条件
梅崎氏によれば、「選手達がお金を貰う上での責任の重さを強く感じて貰うこと」を狙いとしこのような制度を設けたとのこと。
この制度は、DetonatioNが今後追加する新部門の全選手にも適用していく計画です。
DetonatioNにはフルタイム給与制の「League of Legends」部門の他に、今回活動資金提供が行なわれることになった「Battlefield 4」「Starcraft II」「Alliance of Valiant Arms」「SUPER SMASH BROS.」といった部門が存在しています。
リリースで支払対象者は「選手」となっていますが、厳密には「キャスター」「マネージャー」といった形でチームに関わっている人材も対象になっているとのことで、支援の対象者は30名近い人数になります(チーム公式サイトのメンバーリストには28名が記載されています)。
その支援金の額については明らかにはされていませんが、仮に1人数万円として計算してみても一か月あたりの支援金総額は数十万~百万円単位になります。
このように手厚いバックアップ体制が整うDetonatioNが、今後の様々な大会でどのような結果を残していくことになるか注目です。