テレビメディアを展開するスウェーデンの「Modern Times Group」が『Electronic Sports League』の買収を計画していると報じられています。
この情報は「Breakit.se」が独立した2つのソースから得た情報として報じたものです。
『Electronic Sports League』は世界最大規模のeスポーツカンパニーで、先日は『ESEA』と提携し賞金総額100万ドルのCounter-Strike: Global Offensive大会を開催することを発表しました。また、これまでに世界各国のスポーツ競技場で数十万ドル規模の大会を多数開催している他、サイトには500万人を超える会員を抱えています。
「Modern Times Group」はこの勢いあるESLに接触し買収の交渉を行なったとのこと。その金額については明らかにされておらず、ESLは「ウワサにはコメントしない」としてこの情報について関わりを示しませんでした。
会員30万人近くを持つイギリスの『Gfinity』はロンドンの証券取引所で350万ユーロ(約4.6億円)ほどの価値と評価されているとのことで、さらなる規模を持つESLが買収となればかなりの金額となりそうです。
ESLの創設者である Ralf Reichert 氏は以前に『Wired Magazine』の記事内にて「私たちは煽り立てたり、会社を売却したりしたいのではない。ミッションはただ有益な会社になるだけではなく、eスポーツを巨大にすることだ」とコメントしており、現状は不明ですが当時は会社を売却する方針はもっていなかったことがわかります。
「Modern Times Group」はスウェーデンの『DreamHack』と提携しeスポーツ専門スタジオ『Monster Energy DreamHack Studios』を展開しています。