『DOTA2』ファンがアイテム購入の売上配分で増額させた大会賞金の総額が1,200万ドル(約13.9億円)を突破しています。
『DOTA2』には、2013年にValveが開催した世界大会『The International 3』より、大会向けに用意した特別な課金アイテムが売れるごとに、その一部が賞金総額に分配される仕組みが導入されました。
この仕組みは、Valve以外の主催者が開催するメジャー大会にも次第に導入されるようになり、導入時点からの分配賞金合計が1,200万ドルを突破したとのことです。
The Dota 2 community has generated over $12,000,000 worth of extra prize money since the intro of revenue sharing. pic.twitter.com/Itcya3vspX— Matthew Bailey (@Cyborgmatt) December 15, 2014
Matthew “Cyborgmatt” Bailey氏が運営する「Dota 2 Prize Pool Tracker」というサイトに各大会の賞金と、分配金によって増額された賞金情報がまとめられています。
こちらによると、システム導入から現在までに終了となった対象大会全体で、本来の賞金総額が441万1000ドルのところ、分配により1212万6437ドルが増額された結果、賞金総額は1653万7437ドルと約3.7倍規模になっているそうです。
この仕組みで賞金が増額されることで、参加者のモチベーションアップ、新たなチームの参入、観客の注目度アップなどのメリットがある一方で、賞金が過剰に釣り上げられることや、賞金が高額となることで発生する問題を危惧する意見などもあります。