エンターテインメント企業の「CROOZ」がStarCraftIIプレーヤーの [日本] Senzaki “ENZA” Toshikazu選手、League of Legendsチームの [日本] Rascal Jesterをスポンサードするとの情報が公開されています。
「クルーズ株式会社(CROOZ, Inc.)」は、JASDAQに上場しているエンターテインメント企業でモバイルゲームやeコマースの分野で活躍しています。
同社がゲーマーをスポンサードすることは、2014年10月23日に渋谷の神南カフェで開催されたトークイベント「[Insert Coin!] #9 The eSports Edition」にゲストとして出演した ENZA選手がイベント内にて明らかにしていました。
※ENZA氏の他に、Riot Games 日本代表の乙部氏、Wargaming Japanの代表取締役の川島氏、Razerのマット伊達氏が出演していました。録音がおかしくなっていてレポート出来ず。
また、本日に League of Legends で活躍する Rascal Jesterのメンバー達が、同社による支援に関する情報を公開しました。
各選手たちは、CROOZ社に所属し社会人実業団のような形式でゲームでの活動を行っていく事になります。
株式会社CROOZ所属の実業団式プロゲーマー 現在StarCraft2のタイトルをプレイ中
※10年以上のキャリアを持つプレーヤーで、Age of EMPIRES II, Counter-Strike, WarCraft III, StarCraft IIなど複数ジャンル・タイトルで世界大会出場多数
『Rascal Jester』は、『JCG Grand Championship 2014』優勝、『League of Legends League Grand Championship』準優勝を含め League of Legendsの大会で優勝・入賞多数のトップチームです。
本日許可をいただきましたので発表させて頂きます。
この足袋、Rascal JesterはCROOZ株式会社様より、実業団式に近いご支援を頂ける事となりました。
正式なご案内は近日中にWebサイトにて発表させて頂きますが、今後日本におけるプロゲーマーの代名詞になれるよう頑張ります。— ふじまこ٩('ω')وRainbrain (@fujimako1231) November 12, 2014
日本lol界初のゲーミングハウス。そして働きながらのプロゲーマーとなります。本当にここまで実現できたのは色々な方々の協力があったからです。ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願い致します。— こぐこぐさん (@cogcog_) November 12, 2014
日本lol界初のゲーミングハウス。そして働きながらのプロゲーマーとなります。本当にここまで実現できたのは色々な方々の協力があったからです。ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願い致します。— Rkp (@azrmoon) November 12, 2014
本日許可を頂きましたので発表させて頂きます。この度、RascalJesterはCROOZ株式会社様より、実業団式に近いご支援をいただける事となりました。正式なご案内は近日中にWebページにて発表させて頂きますが、今後日本におけるプロゲーマーの代名詞となれるよう頑張ります!— すこっと (@LoL_sCottlYK) November 12, 2014
この度、RascalJesterはCROOZ株式会社様より、実業団式に近いご支援を頂ける事となりました。
今後ともCrooz Rascaljester(仮)を応援よろしくお願いします。
PS*毎日賑やかで楽しいです pic.twitter.com/MfoQZkFl4d— apaMEN (@apamelol) November 12, 2014
Twitterでの投稿にあるよう、各選手達はCROOZが提供するゲーミングハウス(始めて聞いた人はシェアハウス、合宿所のようなものと考えればOKかと)にて活動を行なっていくそうです。
ENZA氏は「[Insert Coin!] #9 The eSports Edition」にて、CROOZ社の社員となり仕事をしながらゲームの活動を行なっていること、同社のゲームを改善し面白くするような業務を担当していることを明らかにしていました。
プロゲーマーは20代中盤ともなるとベテランの部類となり、反射神経が鈍るなどして引退を余儀なくされるケースが多いです。海外では、引退後にプロゲームチームのスタッフ、ジャーナリストなどを新たな仕事とするケースもありますがそのような仕事につける人は多くは無く、ゲームばかりしていた選手達が社会で仕事に就き新たな生活を送るのに苦労するケースが多いとされています。特に、eスポーツがそれほど認知されていない日本ではなおさらと言える状況です。
※海外では引退したプロゲーマーでも、ゲーム配信で高額な収入を得られる事例が出てきはじめています。
今回の取り組みでは、そのような問題を解決する案として、引退後も社会人として生活していくことが出来るよう会社に所属し仕事をしながら活動していく、ということになっているようです。
11/13(金)に行なわれるeスポーツの専門施設「e-sports SQUARE」の3周年記念イベント「e-sports SQUARE 3rd ANNIVERSARY PARTY」では、e-sportsの社会人リーグ設立を目指すイベント「After Five Gaming」のゼロ号大会が実施されます。
【A5Gとは】社会人が企業の代表として参加できる新たなeスポーツイベントです。
欧米では既に大手企業の社員が参加しているe-sportsリーグが開催されています。この流れを受け、是非日本でも社会人リーグを設立出来ることを目指しております。“A5G“のテストイベントとして
実施するこの機会では、株式会社ロジクール VS 株式会社SANKOのマッチアップ、League of Legends (Bo3)で勝負致します。
CROOZ社の取り組みと「e-sports SQUARE」の展開は偶然かもしれませんが合致しているとも考えられることから、いくつかの企業とこのような取り組みを展開していくという話が進行していると予測することが出来るのではないでしょうか。
当日のイベントにて、「After Five Gaming」のより詳しい情報が発表される可能性もありそうです。