onGamersに『DOTA2』の世界大会『The International 4』が4つのリージョンで予選が開催されるのではないかという記事が掲載されていました。
onGamersは『DOTA2』がアップデートされるごとに、その内容について詳細な分析記事を掲載しています。
2014年2月20日付けのアップデートに、プロ向けのディビジョン指定と、The Internationalのシード向けと思われる定義ファイルが見つかりました。
自分でも確認したところ、このファイルは下記に存在しています。
内容はそれぞれ以下の通り。
division.txt (ファイルの全内容)
// High level world professional divisions for leaderboards and seeding the International "divisions" { "americas" { "division" "1" "display_name" "#dota_division_americas" } "europe" { "division" "2" "display_name" "#dota_division_europe" } "se_asia" { "division" "3" "display_name" "#dota_division_se_asia" } "china" { "division" "4" "display_name" "#dota_division_china" } }
プロ向けのディビジョンと The International シードに関する定義と思われます。
region.txt (ファイルの一部)
"Japan" { // Japan (Nexon) (tyo-1.srcds.valve.net) "region" "6" "latitude" "35.412222" "longitude" "139.413012" "display_name" "#dota_region_japan" "division" "se_asia" "alert_at_capacity" "0" "ip_range" { "0" "59.128.93.0/27" } "clusters" { "0" "161" } }
このファイルでは、各国サービスが所属するディビジョンの指定が行なわれています。
上記の「division.txt」と「region.txt」を付け合わせて各リージョンをリストアップすると、以下のような分類になります。
Americas
Europe
South East Asia
China
日本は東南アジアリージョンに区分されています。
予選が実施されるのならば、日本は東南アジア予選に参加出来る可能性がありそうです。
2012年11月に、NEXONが日本と韓国における『DOTA2』のパブリッシング契約を締結したことが発表されました。
その後、2013年10月に韓国で正式サービスが開始されましたが、日本ではいまのところ何もアナウンスはありません。しかし、ゲーム本体の定義ファイルに情報が追加されたことからサービス開始が迫っているのではと推測できます。
世界大会『The International』は、2011年から毎年8月に開催されています。
予選などのスケジュールから逆算していくと春にはサービス開始になっていないと間に合わないと思うのですがどうなるでしょうか(国内パブリッシャーを介さないで予選に参加出来る可能性もありますが)。