2014年1月25日(金)に行なわれた『e-sports SQUARE AKIHABARA』プレス発表会におけるパネルディスカッション「日中韓のe-sportsが目指すものは…」の書き起こしです。
以下のテキストは、ニコニコ生放送のアーカイブから書き起こしを行ないました。
「※」の注意書きや参考ページへのリンクは自分が編集で追加したものです。
出演者
夏野
eスポーツという名前なんですね。
日本ではゲーム実況というカテゴリになっていますね。
僕はニコニコ動画というサービスをやっていますけれども、ニコニコ動画ではゲーム実況というカテゴリがものすごくブレイクしていまして。
そういうこともあって、PS4(PlayStation4)の今度の仕様は
ゲーム機そのものからプレー配信が出来るという、
こういう考え方がPS4のプラットフォームにも入ってくるということですから、ますますこのeスポーツというのは盛り上がると思うんすが。
これをですね現場でやっちゃおう、やっているというのが世界で展開されているeスポーツでそれが今回、日本にくるという。
このeスポーツカフェの企画は非常に期待しています。
そして、ニコニコでも盛り上がると思う。
あ、これニコニコ生放送しているんだ。
僕が操作しないといけないのを忘れていました(笑)
ログインしてちゃんと…(ラップトップを操作する)。
あ、すいません、僕 Windowsつかえません。
Windowsは使いたくありません(笑)。
僕、マイクロソフトは世界をダメにしている会社の1つだと思っています(笑)。
本当です。ちょっとまってくださいね…。
さて、それでは僕がモデレーターを務めさせて頂くんですが、このパソコンの使い方がよくわかりません。
どこをタッチすれば良いんですか?これどこのメーカーですか?
あとでdisっておかないと(笑)
夏野
ということで、みなさんに来ていただいて、
みなさんのeスポーツに対する考え方や期待について
聞いていきたいと思いますけれども、
まず中国NEO TVの林さん、eスポーツが中国で普及したきっかけ、
そして現状ってどうなんですかね?
林
アメリカに留学したときに、Counter-Strikeなどのゲームにはまりまして、
当時も『World Cyber Games(WCG)』という世界最大級のゲームイベントのことを知り、
中国に帰ったあとはWCGのメディアとしてまずこういう仕事に携わることになりました。
eスポーツは今ものすごく普及していまして、
昆山で行なわれた2013年のWCGには10万人以上が来場しました。
視聴率もすごく高いですし、P2Pのビデオ共有サイトでも
eスポーツはコンテンツとしてチャンネルを持つようになりました。
WCGの例を見ると、一日の視聴者数は100万人以上で、あわせて1,000万のPVがありました。賞金もたくさん用意されています。これがいまの中国のeスポーツの現状です。
夏野
日本のeスポーツが普及するためには、何が必要なんですかね?
林
まずはプラットフォームを作る事がすごく大事です。
それをつくるためには、ゲームのメーカーさんはもちろん、運営側の力も必要です。
それと、メディアの力も大切です。
eスポーツの素晴らしさ、おもしろさをメディアを通じて色々な人に伝えることが大切です。
日本のオリジナルブランドの世界大会があれば、
それはローカル的な文化となりますし、
eスポーツの流行にも力になると思います。
夏野
韓国のウィさん。同じくeスポーツが普及したきっかけと、
日本で爆発的に普及するには何が必要かというのを教えて頂けますか?
ウィ
韓国でeスポーツが発展していったきっかけは、IMFがあったときです。
その頃に韓国でPCバンと呼ばれるネットカフェが普及しまして、
StarCraftというゲームがとても人気になりました。
そのまえにはウイニングイレブンですとか、
日本のコンソールのゲームが中心だったのですけれども、
ネットカフェが普及した後にPCゲームが普及するようになりました。
部屋で1人でゲームをしていた人達が、
外へ出て対戦ゲームをするようになり、
テレビのコンテンツという形で放送されるようになりました。
韓国で大会を開いた時に観客が10万人集まるというようなこともありまして、
いまテレビの視聴率は地上波も入れたONGAMENETはケーブルなんですけれども、
両方含めて男性10代、20代の部門で含めて1位になったことがあり成功しているという状況です。
最初の1つの要因としてはメディアが積極的に動いているということで、
視聴者が気軽に気楽に放送を見られるという点だと思います。
韓国のeスポーツが発展している最後一つの要因は、
プロゲーマーが芸能人のようなスターになっていることで、
年俸も2億ウォンというような選手も出てきていますし、
サムソン、KT、CJといった韓国の大企業がeスポーツをサポートしているという状況があります。
また、ファンもたくさんついていまして、
特に女性のプロゲーマーの追っかけのようなファンもすごく増えていて、
芸能人のように扱われていて、
選手の実力向上にもつながっていて、
世界でTOP10にはいるようなレベルを持つようになったのではないかと思います。
夏野
なんか、韓国では男の子のなりたい職業の2番目くらいにこのeスポーツプレーヤーというのがあげられるらしいんですけど、本当なんですか?
ウィ
それは事実です。以前小学生を対象に行なった将来なりたい職業のアンケートで2位にプロゲーマーが入ったことがあります。
夏野
林さん、中国もそうなんですか?
林
そのとおりです。
夏野
その、プロゲーマーの梅原さん。
梅原
はい…(笑)
夏野
この日本のプロゲーマーは、韓国や中国のプロゲーマーと互角に戦っている状況なんですか?
梅原
どう、なんですかね(笑)
夏野
いや、梅原さんは互角に戦っていると思いますけど(笑)。
梅原さんクラスがたくさんいるんですかね?
梅原
日本のプロゲーマーというのは、格闘ゲームがほとんどなんですよね。
なので、今話されているプロゲーマーの方たちって、
RTSとかFPSだと思うのでプロ同士の対決というのはあまり聞かないですね。
夏野
これからは、世界レベルで戦った方がおもしろいじゃないですか、こういうものって。
梅原
そうですね。
夏野
そうなってくるとだんだんこう、日本のプレーヤーがRTSの世界に行ったりとか、
韓国とか中国のプレーヤーが格闘ゲームに来たりとか、そういうことが起こるんですかね?
梅原
格闘ゲームの世界では、もうすでに世界大会だとかありますし、
海外で格闘ゲームのプロのプレーヤーというのはいるんですけれども、
日本でもそうですね、時間の問題だと思いますよ。
FPSですとかRTSの日本のプロが生まれるのは時間の問題だと思いますね。
夏野
いっそうeスポーツが日本で普及するには何が必要なんですかね?
今、メディアが大事というお話が林さんからもウィさんからもありましたけど。
梅原
そのとおりだと思いますよね。
自分が子供の頃からゲームの面白さそのものは変わっていないと思うんですよね。
そのイメージというか、暗いイメージだったり
偏見みたいなものを持たれたので、
それを無くしてもらって、世界中で盛り上がっているよとか、
競技として成り立つんだよということが手っ取り早く伝わるには、
メディアの力が大きいのかなと思いますね。
夏野
ただ一方で冒頭にも申し上げたとおり、
ニコニコではゲーム実況というのは大きな分野として
多くのユーザーさんが見るものになっていますけれども、
そういう意味ではそれをメディアが取り上げるのは
時間の問題かなと思うんですけれども。
梅原
ちょっとずつ取り上げて来ていますよね。少しずつ。
夏野
僕はゲーム実況と電脳戦ってあまりかわりが無いんじゃないかなと思っているんですね。
今、ニコニコでは将棋とか囲碁の電脳戦といって、コンピューターvs棋士というのをやっているんですけど、それとゲーム実況は、あまり変わらない。
梅原
見ている方は同じものだと思いますよね。
夏野
梅原さんからみた、世界のプロゲーマーやシーンというのはどういうものなんですか?
梅原
さっきから聞いていて「いいな」と思っているんですけど(笑)。
さすがに日本はまだそこまででは無いので。
夏野
年収2000万円クラスのプロゲーマーっているんですか?
梅原
どうなんですかね。それはあまりわからないですけど(笑)
たとえば海外に行って空港で「お前は何をしにきたんだ」と言われた時に、
「ゲーム大会に来たんだ」というと「そうか、がんばって」と言われるんですよね。
夏野
イミグレで。イミグレーションでもうわかっているんだ。
それはいいですね。
梅原
「俺も結構やるぜ」みたいなことを言われたりして(笑)。
逆はちょっと考えられないですね。日本では。
夏野
さて、e-Sports SQUAREのキムソンファンさん。
日本のプレーヤーの実力はどうですか?
キム
そうですね。いまLeague of Legendsでいったら、
「ランク」というシステムがあるんですけど、
日本の一般のプレーヤーは日本サーバーが無いので
アメリカのサーバーでみんなやっています。
今回、e-Sports SQUAREで用意している『League of Legends Japan League』に出場する
DetonatioN、 Rampage、 Rascal Jesterといったチームは
ダイア1級の実力だと思っているんですけど、
韓国とかヨーロッパだとダイア1よりも上のチャレンジャーというレベルになります(ランクの仕組みはこちら)。
世界的にトップレベルというところまでは実際にはいっていないんですけれども、いっています。実力が上がったらランクも上がりますので。
日本のプレーヤーって、DetonatioN FMにいるYutapon選手の場合、
前のシーズンにプロレベルの選手にしか入れないチャレンジランクに日本人最初で入ったことがありますし、そういった感じで発展しているところかなと思います。
夏野
日本がもっともっと盛り上がってくると日中韓でイベントが起きたり、大会がもっと大きくなる可能性がというのは大きいんでしょうかね?
ウィ
1つ例を挙げるとすると
韓国にWarCraft3でJaeho “Moon” Jangという選手がいるんですが、
北京オリンピックの時に聖火リレーに招待されて参加したことがあるんですね。
※中国ではXiao Feng “Sky” Li 選手が聖火ランナーを務めました。
中国ではそのくらい人気がある選手なんですけれども、そういう事例がありましてeスポーツのこういう世界交流ができるというのはなかなかないような気がします。
見る方もそうなんですけども若者の間でeスポーツが素晴らしい文化であるという証拠になるのではないでしょうか。
夏野
じゃあ、目標はオリンピックに採用される?競技として。
というところですかね。林さん、どうですか?
林
NEO TVはMOON選手を招待して自社のスタジオでマッチメイキングしたことがありますし、そういう交流は結構あります。
毎週、オンラインでRTSのゲームなどを韓国の選手を招待してやっていたりします。
日本の闘劇も中国の選抜戦もやったことがあります。
中国と韓国の間の試合は多いです。
格闘ゲームに関しては日中の実力差が大きいのでイベントを続けるのが難しいです。
将来的には日本のRTSプレーヤーの実力が高くなると日中韓の3国でイベントをやることは可能です。
ウィ
オリンピックについて追加したいことがあります。
韓国では囲碁などのスポーツと同じように
正式な体育種目としてeスポーツを入れようという動きがあります。
それに加えて、中国の方では体育種目として認められていると聞いています。
League of Legendsの大会で、アメリカではスポーツ選手としてビザを発行して滞在しているという例もあります。
このお話はどういうことかというと、世界的に正式な体育種目として入ってきているという現在の状況を物語っていると思います。
夏野
すごいですね。学校の体育とか選択科目になったりするんですか?
ウィ
保護者の方がゲームをすると勉強をしなくなると抗議があるので、それは難しそうです(笑)。
夏野
こういうeスポーツというのは若者だけではなく、上の世代にもやってほしいですよね。
どうなんですか、梅原さん。
梅原
そうですね。競技性があるゲームで流行ったというか
格闘ゲームが最初だと思うんですけど、
それを当時プレーしていた人達は20歳くらいだと思うんですよね。一番多かった年齢で。
その人たちって今、40過ぎてやっている人もいるので、
可能と言えば可能ですよね。
夏野
老化防止にも良いと思うので、
おじいちゃんがものすごい格闘ゲームで
強いとかあると盛り上がりそうですよね。師弟対決とか。
梅原
それを目標にがんばっているんですけれど(笑)。
夏野
中国では体育がもうかなり地位が高いということなんですか?
話がさっきありましたけど。
林
たくさんのタイトルがありますし、
中国ではタイトルによっては人気がバラバラというケースがあります。
現在中国のeスポーツでは、League of Legends、クロスファイア
StarCraftといったゲームは人気があります。
夏野
年齢層はどうですか?
林
18歳くらいの若い人がやっていますね。
夏野
若いですね。40歳くらいじゃだめですか?
林
40代のWorld of Tanksの選手はいます。
夏野
World of Tanksなら、年の功とかありそうだよね
行けそうな感じがしますね。
日本でeスポーツを流行らせるために、上の人にFPSとかをやらせるっていうのは?
格闘系は若者がやって。
どうですかね、ビジネスチャンスとして中韓が日本の中年を狙ってそういう大会を開くとか。あるいはここでやってもいいよ。
年齢制限を加えて30歳以上、とか40歳以上オーバーサーティとか、
フォーティ、アンダーじゃないとか。
ありえるかもしれませんね。芸人を集めたりしてね。
林
それは素晴らしい新しいアイデアだと思います。
スポンサー費用を決める人はこういう年齢の方なので、
合わせればすごく上手くいくんじゃないかと思います。
夏野
じゃあ、eスポーツを日本で普及させる、世界でもっと普及させるために
絶対これだけはやって欲しいという事があったら提案してもらえませんか?
ウィ
日本はアイドルやキャラクター文化が非常に発展していて、
そういう国は他には無いと思います。ゲーム大国でもありますし。
プロデューサーの立場から申し上げますと、
メディアやプラットフォームなどが重要となってきますけれども、
やはり選手、プロゲーマーのアイドル化といいいますか、
オタクっぽくない、格好良いアイドルという形のメイキングをしていけたらと良いと思います。
夏野
なるほど。アイドルは男性がいいんですか?女性がいいんですか?
ウィ
両方です(笑)。
夏野
じゃあジャニーズと対戦するとかやると盛り上がっていくわけですね。
(うなずくウィ氏に向かって)あ、韓国の方もジャニーズとかご存じなんですか?
ウィ
男性のアイドルはわかりせんが、女性は有名です(笑)。
夏野
林さんはいかがですか?何が必要ですか?
林
メディア、情報の伝達は一番大切だと思います。
どんなスポーツの大会でもちゃんとしたメディアの力がつかないと、
ただのオフラインのイベントになるだけです。
こういう情報の伝達には色々な手段があります。
例えば、芸能人を通してとか、素晴らしいコンテンツの内容とか色々あります。
ただしこれは、応援者たちの本心によってそれぞれ違います。
私はウィさんの意見に同意で、アイドルとか有名人がもし一緒に試合をやってくれると人気が出やすいですし、普及に対してすごく良いと思います。
夏野
梅原さん、どうしましょう、日本。
誰を連れてきましょうかね。
梅原さんは誰と対戦したいですか?
梅原
そうですね。絶対負けない相手が良いですけどね、そういう場では(笑)
夏野
絶対に負けないでしょ(笑)?
誰を育てたいですか?
誰をこのeスポーツの場に連れてきたいですか?
梅原
若い人にたくさんやってもらいたいっていうのはありますね。
夏野
元モー娘。の人vs今のAKBの人達とか面白いんじゃない?
梅原
そう、ですね(笑)
夏野
芸能界も、まだ売れていない人とか売れなくなった人なら安いと思うので。
梅原
はい。え、それを僕がやるんですか?
夏野
そう。梅原さんと対決!
夏野
しかし真面目な話、日本でもっともっと普及させるためにこれだけはやってくれ、ということはがあったら、プロゲーマーの立場からお願いします。
梅原
自分としてはさっきも言ったとおり、
ゲームとしては面白いので、
やっててもいいとか、別に熱中しても怒られないとか、
そういう環境が作られれば勝手に人が増えていくと思ってはいるんですけど。
夏野
どちらかというと、押さえられていると。
その押さえているのって誰? PTAとか?学校の先生とか?
梅原
PTAとか(笑)。
昔はゲームセンターとかでゲームをやっていると、
先生とかが来て「帰りなさい」と言われたりとか。
いまはそこまではないかもしれないですけれど、
始まりはそのくらい厳しいものだったので、
みんな内心、ゲーム楽しいなとかやりたいなと思っていた人って
結構いると思うんですけれど。
夏野
それは風営法というのが厳しく運用されているので。
特にアーケードゲームは実質上、18時以降は入れなくなるから。
梅原
今はそうなんですけど、どの時間もゲームセンターに
行ってはダメというのがありましたし、
家でゲームをしていても一日15分とか30分までとか、
そういう時代が長く続いていたと思うので、
そこがなんていうんですかね、
普通の1つの趣味とか競技としてみてもらえれば、
あとはゲームって面白いものなので勝手に伸びていくと思っているんですけどね。
夏野
中国は、ゲームをやっていても怒られないんですか?
林
やはり親はあまり支持していないですね。
ただし、いまの環境は前よりは良くなっています。
私たちのゲームの解説者ですごく有名な人は、
年収が100万ドルもらえることもあります。
トッププレーヤーはそれよりももっと多い年収をもらえることもあります。
中国のプロ化は韓国よりは進んでいないのですが、
関係者たちの収入は近くなっていると思います。
これからは、親御さんたちはそこまでは反対しないと思います。
夏野
親は稼げるようになると認めちゃうという、こういうことなんですね。
韓国でも一緒ですか?
ウィ
韓国でも過渡期だと思っています。
親はゲームをそんなに好きではありませんが
プロゲーマーになって稼いでくれるのであれば両親も喜びます。
韓国では政府の方がゲームに対する規制をかけたりという事もありますが、
それと同時に韓国eスポーツ協会の会長をやっていらっしゃる方は
国会議員の方ですので、両極化した状態だと思います。
今、元々eスポーツを楽しんでいた世代が
韓国でも40になっていて過渡期だと思いますが、
時間が経てば親子で楽しめるコンテンツになると信じています。
夏野
最近はスマホが普及していて
親の方がスマホのゲームにはまっているケースもあるので、
環境はどんどん改善されると思うんですけど、
梅原さんのお父さんとかお母さんは子供の頃どういう反応をされていたんですか?
梅原
いやー。うちは特殊で、「やめろ」と言われたことはなかったんですよね。
夏野
それで腕が磨かれたんだ。
梅原
そうですね。普通はゲームセンターに行くこと自体がダメだし、
家でゲームするのはちょっとなら良くても、長時間はダメ、
というのが普通だと思うんですけど、
やめろとと言われた事は無かったので、
小さい頃からゲームを練習できた理由ですよね、一番の。
夏野
いいですねえ~。
梅原
プロになったのはいまから4~5年前なんですけれど、
そのちょうど中間の頃は親の態度は厳しかったかなという気がしますけど(笑)
おまえゲームばかりやっていていい年になったなみたいな(笑)
夏野
稼げるようになってからは文句言われなくなるんですね。
梅原
かなり優しくはなりましたね(笑)
夏野
ということでいろいろお話を伺ってきたんですけども
やはりですねeスポーツが日本で1つ大きなステージに達するには
好循環が起こらないといけないということですね。
プレーヤーが稼げるようになり、
稼げるプレーヤーが出てくるとメディアが取り上げるようになり、
メディアが取り上げることで裾野が広がっていくとか、
そういう好循環が起こっていくことが非常に大切だと思うのですが、
ここにe-Sports SQUAREというものが出来た事によって、
例えば24時間ニコニコ生放送をやり続けると。
24時間いつでもアクセスすれば、ここで行なわれている戦いが見えるとか、
そういうことがこれから起こると思うので
ここを起点にですね、eスポーツが盛り上がるための好循環が起こるのではないかと、僕はすごく期待しています。
ということでお時間になりましたので、
このパネルディスカッションを終わりにしたいと思います。
パネラーの皆さんに拍手を差し上げて下さい。
今日はありがとうございました。