12月28日(土)に後楽園ホールで開催されたオンラインFPS『Alliance of Valiant Arms』のオフライン大会『AVARST2013 Season3』で DeToNatorが護衛・爆破の2部門で優勝となりました。
『AVARST2013 Season3』決勝大会は『AVAれ祭2013 後楽園の陣』イベント内で実施され、 DeToNator が2部門を制覇する活躍を見せました。
護衛部門
試合巧者の DeToNator が優勝を勝ち取りました。
爆破部門
爆破部門優勝の DeToNatorは、2014年4月に幕張で開催される『AVA International Friendly Match 2014』に日本代表として出場となります。
今回はいつもの大会レポートと趣向を変えて、大会を観戦して印象的だった内容について紹介してみることにします。
今大会、 DetoNator が護衛・爆破ともに圧倒的な実力を見せつけて Season 2に続く連覇を達成しました。
試合巧者な護衛チーム
護衛部門の DetoNator、 FiVESeed 共に決勝まで勝ち上がるだけあり共に素晴らしいショットの連続でしたが、 DetoNator は戦車運びの戦略や航空偵察のタイミングコントロールなど知識、経験、チームワークといったこれまで積み上げてきてた要素で FiVESeed を上回っていました。勝利した後も、勝って当然ということなのか、非常に落ち着いた様子でした。
世界一を目指す爆破チーム
爆破部門は決勝2試合目を7-0と完封し、圧倒的な力を見せつけ優勝を決めました。
今大会で大活躍を見せたRobiN選手、Saih4tE選手をはじめ、各個人のスキルが高く国際試合での経験も豊富で、努力・経験を積み上げてきているDeToNator に勝つのは容易ではなさそうです。
DetoNatorの地位を脅かす存在の必要性
DetoNator が勝ち続けるのは素晴らしいことですが、このチームを倒すようなチームが現れることが、日本のAlliance of Valiant Armsシーンをさらに発展させるには必要でしょう。今回 DetoNatorの前に立ちはだかった FiVESeed や SunSisterをはじめとする全国のライバルチームの成長に期待です。
また、 DetoNatorは Galactic、 QubeLey などを組織し人材の育成や自ら新たなるライバルチームを育てるといった試みをしている点が面白いと思っています。現在、メンバー募集が行なわれているようなので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
FPSの大会に出場するのはほとんどが男性プレーヤーですが、 FiVESeed には女性プレーヤーsi選手が所属していることで注目を集めていました。
おそらく、日本のFPS大会で女性プレーヤーを含むチームが決勝戦まで勝ち上がりオフライン大会に出場してきた例というのは無いのではないでしょうか。
si選手はチームで一番と言っても良いくらい積極的に戦況報告や指示の声出しをしており、現地で観戦していた観客には強い印象を残したのではないかと思います。
海外では女性のプロチームやプロゲーマーが活躍していますが、今後日本でも女性ゲーマーが活躍する機会が増えていくかもしれません。
今回の『AVAれ祭2013 後楽園の陣』は入場料500円で開催されましたが、開催前に定員1,200名分のチケットが全て完売。
当日は、『Alliance of Valiant Arms』ファンが会場を埋め尽くしました。
『Alliance of Valiant Arms』は今年サービス開始から5周年となり、日本のプレーヤー数は150万人を突破。『Alliance of Valiant Arms』の大会、そしてファンが「お金を払ってでも見に行きたくなる」ほどに成長したというのは本当に素晴らしいことだと思います。
『League of Legends』『StarCraftII』『DOTA2』といったRTS系タイトルが人気の昨今ですが、FPSもまだまだ人気があると実感できたイベントでした。
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