遅い夏休みでフィリピン・セブを訪れたついでに、現地のゲーミングカフェ『Mineski Portal Cebu』へ遊びに行ってきたので簡単に紹介してみます。
もともと『Mineski Portal Cebu』に遊びに行くつもりだったわけではないのですが、現地にCounter-Strikeで大会に一緒に出ていたりした日本の友人がいます。
彼とその友達たちが、『League of Legends』にハマりまくっておりゲーミングカフェで夜通しをプレーしているそうで、僕もちょっとプレーできるしということで是非一緒にやろうということになり遊びに行ってきました。
『Mineski Portal Cebu』は東南アジアを中心に展開されているゲーミングカフェ『Mineski.Infinity』の姉妹店舗です。
『League of Legends』の競技シーンに詳しい人は名前に覚えがあるかもしれませんが、『Mineski.Infinity』は League of Legends チームをサポートしており、10月に開催された『League of Legends Season3 World Championship』に東南アジア代表として出場し13~14位となった実績があります。その他にもeスポーツサイト『Mineski』やプロリーグの運営なども行なっています。
現地にはゲーミングカフェが結構たくさんあるそうなのですが、友人達によるといくつか試した結果、『Mineski』の店舗が一番環境が良いので最近はずっとここを利用しているとか。
公式サイトを見ると、かなり大規模な店舗もあるようで、Mineski.Infinityの所属プレーヤーたちはマニラ等にある店舗の方でプレーしているのかもしれません。
店舗はセブ市バニラッドの Unit 7 GQS Plaza というところにあります(地図)。僕は島の南の方にある『Cordova Reeef Village Resort』というところに宿泊していたのですが、そこからタクシーで15分ほど。料金は300ペソ(680円くらい)ほどでした。
23時くらいに遊びに行ったのですが、料金表をみたらあまりの安さにびっくり。
ナイトコースだと2時間20ペソ(45円くらい)。
4時間(約91円)、8時間コース(約160円)を選んで夜通しプレーしている人が多いとか。
(昼が暑いため、夜に活動が活発らしい)
SAMURAIというエナジードリンクが売っていたので買ってみました。値段は20ペソ(約45円)。味はチェリオとかああいう感じに似ているかも。
小さな焼きそばも15ペソ(約34円)で売っていたりして、現地にいたらずっとここに入り浸ってしまいそうです。
プレー環境としては、長机にBenQのモニタが固定で付けられていて、マウスパッドは無し。キーボードは普通な感じのもので、マウスはA4Techですがゲーミング用のものではなさそうでした。
ヘッドフォンも付属していますが、これもゲーミング用のものではありません。
マイク付きではないので、大体みんな声を出してプレーしています。
机にジュースがこぼれていて塊になっていてマウスが引っかかったりと結構微妙な感じです。ゲーミングデバイスを使ったらみんなあまりの快適さにびっくりするだろうなあ、と思いながらプレーしていました。
お店を入ってまず驚いたのがお客さんの数。
1Fと2F合わせて100席くらいあるのですが9割くらい埋まっていて、朝4時くらいになっても同じくらいの利用率でした。
あまりの盛況ぶりに驚きながら画面を見ていくと、ほとんどの人がDOTA2をプレーしていました。これが大体7割強くらいの印象。
どの列にもほぼDOTA2をプレーしている人がいて、カップルや女の子だけで試合をしている人も。しかも、みんなかなりやりこんでいるようで上手いです。
続いてLeague of Legendsが2割くらい。あとは、Heroes of Newerth、World of Tanks、タイトル名がわからないMMOなど。YouTubeをみたりFacebookをしている人もいます。
PCのポータルは以下のような感じになっており、Counter-Strike: Global OffensiveやCrossFireもピックアップされているのですが、今回2日連続で遊びに行った間では一人もプレーしている人を見かけませんでした。
写真を撮り忘れたのですが、スクリーンセーバーでMineskiが主催する大会が紹介されており、シーズン制になっていたりとかなり力が入っているようでした。
※記憶を頼りに調べてみたところMPGL(Gigabyte Mineski Pro Gaming League)という東南アジアを中心に展開されているプロリーグでした。
ゲームは東南アジアを中心に利用されているゲームクライアント『Garena』を通じてプレーすることになります。『Garena』は数年前に当サイトでクライアントの翻訳者を募集したところ日本語版クライアントがリリースされたことがあり懐かしかったり。
クライアントの同時接続数は170万ほどになっていました。
フロントで料金を支払って、席で自分の『Garena』アカウントを作ってプレーという流れなのでユーザーが多いのにも納得です。
各ゲームは最新版なのですが、公式アカウントとは独立しておりGarenaアカウントを使用します。今回、League of Legendsをプレーしに行ったのですが、公式アカウントが使えないので対人戦をやるためにまずレベル5まで上げる必要がありました。
ただ、課金も独立しておりRiot Pointが現地に合わせた価格になっているのでチャンピオン等は数十円くらいと非常に安価で買うことが出来ます。
2日間ひたすら友人達と深夜にゲームをしていたのですが、2時くらいにとなりの席に女の子が2人やってきました。そしてプレーし始めたのが『Heroes of Newerth』のMid Warsというセレクトでびっくり。日本でネットカフェに2時に遊びにきてMid Warsを2人でプレーする女性ゲーマーって絶対にいなそう…。
デバイスがヘッドセットではなくヘッドフォンだからマイクは無いので「ナイスワン~」「ディ~ディ~(Double Damage)」とか頻繁に声を出しながら、これぞオフラインという感じでプレーしていました。
しばらくしたらものすごい勢いでタイピングし始めたのでなにかと思ったら、チャットで罵り合いを始めておりDOTA系タイトル特有の罵倒チャットをリアルで打ち込んでいる人を初めて目にしました。女性ゲーマーでもこうなんだなあ…、This is the MidWars!という感じでした。
ということで長くなりましたがフィリピンのゲーミングカフェ体験記でした。
個人のゲームブログに書こうかと思いましたが興味深かったのでこちらにアップしてみた次第です。
今回は世界的に人気のゲームを『League of Legends』プレー出来るようにしておいたおかげで、現地にいる日本のゲーマーの方々と思わぬ形でコミュニケーションをとり仲良くなることができました。
結局、2日連続で朝4時までプレーして早起きして観光というスケジュールになりましたが、こんなエントリをひとつ書くことが出来たしある意味僕らしい充実した体験だったのかもしれません。
海外旅行に行った時には現地のゲーミングカフェに遊びに行くと面白いとわかったので、今後も機会があったら行ってみようと思います。
現地で遊んでくれたみなさんありがとうございました。日本に戻ってくる機会がありましたら、今度はこちらのお店で遊びましょう。
散々楽しんだ体験についた書いた後にはなりますが、みなさんご存知のとおりフィリピンは台風30号の影響で現在大変な被害を受けています。
今回行ったセブも、日本でも報道されているレイテ島ほどでは無いにしても家屋が倒壊していたり、木が折れたり、頻繁に停電したりしていました。
現在、被災地支援の募金などが行われているので下記などをチェックしてみてください。
色々と興味深い記事でした。サンクス
nice news gg