韓国 NEXON で『DOTA2』韓国サービスを担当する Injun Kim 氏へのインタビュー記事が GameSpotに掲載されていました。
韓国 NEXON は 2012 年 11 月に Valve と『DOTA2』のパブリッシング契約を締結し日本と韓国においてサービスを提供する権利を 獲得 。
先日は E3 にて大会への賞金支援や Steam 版との互換性などについて発表していました。
GameSpot はインタビューで、韓国でのサービスや国際的な展開について質問。
以下のような内容となっていました。
DOTA2 は Valve が次のレベルのためにコミュニティに長年貢献してきた努力の結果です。
私たちはそのようなクオリティのゲームを韓国にもたらす機会を得たことについて本当に興奮しています。
DOTA2 が韓国の競技ゲーミングシーンに対する価値ある追加になることを信じています。
Valve との関係は Counter-Strike Online の開発プロジェクトからスタートしました。
Valve は最も長期的に取り組み信頼のあるパートナーの 1 社で、彼らと仕事することを楽しんでいます。
彼らには言葉のための時間があまりありませんが、私たちのイマジネーションを超えるアクションやクリエイティビティにフォーカスしてそれを補っています。
彼らは私たちにすばらしいインスピレーションを提供してくれます。私たちはサービスにおける専門知識によってそれに報いたいと思っています。
ユーザーは韓国語にローカライズされた DOTA2 クライアントを使って韓国サーバーだけでなくグローバルにプレーすることが出来ます。
UI レイアウトに対する一部のマイナーチェンジをのぞいて違いはほとんどありません。韓国のプレーヤー達は他の地域の試合や、インターナショナルなロビーに参加することもできます。
もちろんです! DOTA TV でライブの試合を観戦出来るようにすることは必須です。リーグパスシステムについても同様です。私たちの初となる公式リーグ『NEXON STARTER LEAGUE(NSL)』もまもなく同機能において観戦可能となります。
私たちにはレーティングシステムをわける理由がありません。
私たちはゲームのグローバルなプレーを大きく支持しています。
そして、韓国のプレーヤーたちが世界の一部に含まれているのは正しいことであると思っています。
はい、私たちが提供します。
私たちは DOTA2 競技シーンの支援を継続していくつもりで、努力を進行中です。
国籍に対する規制はありません。
しかし、参加者はトーナメントの試合に出場するため会場に現れなくてはなりません。
現在はありませんが、将来的なリーグではありえるかもしれません。
いのまところ西洋予選の計画は特にありません。
韓国ではどちらも GOM TV が行ないます。
私たちは韓国において知りうる全てのプロダクションスタジオにコンタクトしています。そして、最終的に私たちのニーズや要求は配信スケジュールやクオリティセットアップなどによる GOM TV の提案によってみたされることになりました。
将来的なイベントを他のスタジオと実施することについては常にオープンです。
今回は単純に、OnGameNet のスケジュール的な制約やバッティングによって実現可能ではなかったのです。
現在、西洋の放送スタジオのいくつかと協議中です。出来るだけ多くの言語の放送を行ないたいと思っています。私たちは英語放送のために西洋のスタジオに接触していますが、他の言語でも同様のことを行なう可能性があります。
GOM TV は彼らの Gangnam スタジオで韓国語ライブ放送をホストするでしょう。英語のパートナーについては近々アナウンスする予定です。
私たちはどのような可能性にもオープンです。
この点について、成功・失敗の予測をするのは難しいですが成功させるために最善を尽くすつもりです。
PC 房は確かに私たちが注意を払う重要なエリアです。私たちは PC 房のオーナーや彼らのプレーヤーたちに対するインセンティブの提供について調べています。
あります。私たちの見込みでは、プロ・アマチュアともに多くの韓国チームが登場して質の高い試合が行なわれ成長・成功していきます。
国際トーナメントを開催することによって、韓国プレーヤーの限界を広げていきます。
私たちはそれらがすべて意味をなす正しいタイミングを決定していきます。
西洋コミュニティの注目やサポートに感謝します。
韓国における DOTA2 の成功を祈ってください。
将来的なリーグにおいて、西洋のチームとの競い合うことを期待しています。
私は人に初めてゲームをプレーさせるというのはいつでも難しいことであると打ち明けなければなりません。私たちは魔法の公式を持っているわけではないのです。
私たちはコミュニティに親しみやすくしようとしており、著名なコミュニティリーダーやキャスターに接触しようとしています。
公開後よりみんなが DOTA2 を愛し始めています。
私たちは、彼らがゲームを愛するようになるそのポイントにたどり着くまで、彼らの興味をキープする必要があります。
次に、私たちが真剣に競技ゲームに取り組んでいくということを一貫したメッセージとして送るという願いから、可能な限り多く様々なリーグを開催する計画です。
参加者と観客に可能な限り最高の体験を提供するために一生懸命取り組んでいきます。私たちのゴールは、コミュニティがより多くのチームを結成するのを手助けし、韓国チームのためにグローバルな競技シーンへの道を開くことです。
League of Legends は先例がないほど誰にも負けないマーケットシェアを得ています。それはハードワークを通じて正当に得られたものです。私たちは Riot Games の記録から多くの事を学ぶことが出来ます。私たちのただ一つの関係が競い合うことについてならば、苦しい戦いになるでしょう。
私たちのアプローチは謙虚にスタートし、私たちの分だけではなく、パイ全体のサイズをゆっくりと拡大していくことです。
私たちが League of Legends や DOTA2 のようなクオリティのゲームを持っているのはすばらしいことです。私は、みなさんがプレーしたいゲームを選び楽しんでくれることを願っています。
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そんなにいろいろ話してしまっていいのかなと思った部分もあるほどサービスたっぷりな内容のインタビューではないでしょうか。
自分達のタイトルだけでなく、DOTA系タイトル全体を盛り上げていく施策はすてきですね。