株式会社クアッドアローが格闘ゲーム Mod アプリケーション『EF-12』の eスポーツ正式競技化を目指す『EF-12 競技化推進会』を設立したことを発表しています。
以下リリース・公式サイトより。
EF-12 は誰でも好きなようにカスタマイズが可能な電子格闘競技です。『コンピュータゲーム』という括りで分類するならば Mod とよばれるカテゴリーに入るもので、海外では様々なコンピューターゲームに搭載されています。
EF-12 は eスポーツ専用のコンテンツとなることを主眼として開発されたので Mod 部分が主体で、誰でも内容について意見 / 改変 / 調整が可能なようにリソースを公開しています。
Project EF-12
EF-12 競技化推進会(EF-12 Sportify association:ESA)は eスポーツにおける EF-12 の正式競技化と eスポーツ自体の文化的発展を目的として設立された団体です。
元々が競技性の強い格闘ゲームジャンルは以前より eスポーツの種目として一定の地位を占めてきましたが、本来ビジネス商品である格闘『ゲーム』が競技に使用される現状においては『スポーツ』になるために超えるには困難な問題を抱えていると考えます。
たとえばアスリートが「この技が強すぎるので調整すべきだ」と思っても、それが即時テストや反映されることがない点や、商品としてのサイクルが過ぎてしまえば市場から消えてしまう懸念がある点です。
ESA は無料、情報公開、要望の即時反映といった既存ゲームにはないスポーツ向けなアドバンテージを生かし、アスリートにベストを尽くせる環境を提供し、ひいてはアスリート達が十分な収入と社会的評価を得ることができる eスポーツ市場形成のために尽力することを目的として活動していきます。
ESA は以下のような活動を今後継続的に行っていきます。
目標は EF-12 が WCG など世界のメジャー eスポーツイベントにおいて競技種目として継続的に採用されることです(参考)。まずは 2013 年の目標として[eスポーツジャパンカップ]での種目採用を目指していきます。皆様の熱い応援とご協力を宜しくお願いいたします。
小野口正浩 (株式会社クアッドアロー 代表)
鉄拳 1 から始まりバンダイナムコ、セガなどからリリースされた 10 タイトル以上の格闘ゲームを手掛け、2012 年にその集大成である EF-12 をリリース。ここから eスポーツの未来を広げていきたいと願っています。
犬飼博士(エウレカコンピューター株式会社)
1970 年生まれ。愛知県一宮市出身。映画監督山本政志に師事後、ゲーム業界に多数の作品を制作。2002 年からスポーツとゲームを融合する「eスポーツ」の事業を開始。WCG、CPL、ESWC 等の世界大会の日本予選をオーガナイズし、現在はエウレカコンピューターにて「eスポーツグラウンド」開発に従事。
大橋 俊幸 (株式会社 ACT-AGE 代表)
モーションデザイナーとして格闘ゲームやアクションゲームなどの様々な動きを制作、15 年という節目を迎えるに辺り
長年勤めた SEGA を退職し「株式会社 ACT-AGE」を設立。モーションとゲームメカニックのエキスパート
佐々木 孝介
株式会社 ACT-AGE アニメーションディレクター。バーチャ、鉄拳、キャリバーの後期タイトルに参加し、その中興を支えたモーションデザイナー
MUGEN
こういうモーションの権利とかってどうなってるんだろうか