2011 年 10 月 21 ~ 22 日にアメリカのカリフォルニア州アナハイムにて Blizzard Entertainment による毎年恒例のイベント『Blizzcon 2011』が開催されました。
今年も大きな盛り上がりを見せた BlizzCon 2011。去年の記事 を見た方は、既に合コンで大成功をおさめ、かわいい彼女をゲットしたかと思います。かく言う私も 1 人だった子供がいつのまにか 2 人になってました。今年も世界に Geek 旋風を巻き起こした BlizzCon。その中で発表された大きな発表を独断と偏見でまとめてみました。これから合コンに望むあなたにも、倦怠期に悩むあなたにも役に立つ、Blizzard Entertainment の最新情報をどうぞ。
いつもムービーのクオリティーには驚かされますが、もうお前ら映画作れよと思わず言ってしまうほどの驚愕のクオリティーは必見です。別のパネルでムービーの制作チームによる制作課程の説明も行われており、とても興味深い内容でした。
Blizzard のゲームではお馴染みの コレクターズエディション ですが、パッケージの外観と特典内容が発表されました。日本では発売日に手に入れるのは難しそうなので、Battle.net でダウンロード版を買うか、輸入でコレクターズエディションを買うか、はたまた両方買うか、とても悩ませてくれます。
Diablo III のすべてのパネルを見ましたが、目新しい大きな発表はありませんでした。もちろん各パネルでは、Diablo III のサウンドがどのように作られたかの解説や、細いコンテンツのチューニングの方向性、ストーリーラインに関する話等の興味深い内容はありましたが、目立った新しい機能や発売日等の発表は見受けられませんでした。一つ一つの詳細を書いてしまうと、記事が 10 倍ぐらい長くなってしまうので、涙を飲みながら割愛することにしました。
大小様々な発表が数多くされました。私的に大きな発表だと思うものだけまとめてみました。Heart of the Swarm のキャンペーンやストーリーに関しては、ある程度 事前に発表されていた のもあるので、ここでは割愛することにしました。
Terran
Zerg
Protoss
パネルの動画 がアップロードされていたので、ユニットが実際動いているのも見れます。パネルでは発表されていないけど、実際のデモでは変更されていた物などもあります。ユニットの追加でマルチプレイがどう変わっていくのか、プロがどのような新しい戦術を生み出すのかが楽しみですね。ちなみに発売時期の発表はありませんでした。
Blizzard Arcade は Heart of the Swarm のリリース時に実装される機能で、StarCraft II 内のゲームショップのようなもので、カスタムマップにより直感的にアクセスできるのはもちろん、Mod 製作者が Arcade を通してカスタムマップを販売することも可能になるようです。カスタムゲームのマッチングも Arcade にて行えるようになるようで、通常のマルチプレイだけではないゲームプレイの広がりが期待できます。
実際のリリースでは全機能は実装されないようですが、アップデートを挟んで様々な機能が Arcade に追加されていく予定のようです。また、Heart of the Swarm 購入していない人や、スターターエディションをプレイしてる人でも Arcade にはアクセス可能になるようです。Blizzard DotA だけをプレイしたい人等には嬉しい情報ですね。
Arcade が発表されたのと同じパネルで、Mod ツールの強化も発表されていました。より Mod の開発が活発になるよう、使いやすく、生産性にすぐれたツールがリリースされる予定とのことです。
ストーリーはとある宇宙で、悪意に満ちた赤と青の王が自分たちが楽しむために時間と空間を超えて様々な Blizzard のヒーローを誘拐し戦わせる、といったなんでもありな感じで、Diablo、StarCraft、World of Warcraft 等の Blizzard のキャラクターが登場します。
ただの DotA のコピーを Blizzard のキャラクターでプレイすると思ったら大間違いで、そこは天下の Blizzard、既存の DotA のゲームプレイをどうやったら改善でき、より面白いゲームに出来るかをパネルで解説していました。重要なところを掻い摘んでまとめてみましょう。
DotA ライクのゲームをプレイするのに大きな障壁となっていた、1 ゲームの時間の長さ、ビルドやアイテムの難解さ、お世辞にも初心者に優しいとは言えない直感的ではないゲームプレイを根本から見なおして、チームプレイで勝利をもぎ取るスピーディーなゲームを目指していくようです。
パネルでは、「強そうなヒーローを選びゲームに入るまではいいが、序盤のゲームプレイはタワーを利用しながらコソコソとフラストヒットを繰り返すのが最適なプレイになってしまっている。ゲームプレイとしてはアリかもしれないが、直感的な世界観との調和が取れていない、我々なら改善できる。」といった感じで、当たり前になっている DotA ライクのゲームプレイに一石を投じる場面が多く見られ、確かにそうだよねと頷かされる場面がいくつもありました。
パネル内では intutive(直感的な)という単語が多く登場し、開発者が目指す、簡単に始められるが、マスターするのは難しいゲームプレイの実現のために、従来の DotA のゲームプレイでは満足していないという姿勢を見せてくれました。リリース時期は発表されていないものの、ベータテストは行うようなので、期待度が高まります。
StarCraft II Global Invitational Tournament では IM_Mvp が決勝で NesTea を下し優勝。また、別に行われていた Global StarCraft II League October の Code S 決勝では、 SlayerS_MMA が IM_Mvp を下し優勝しました。韓国勢の強さが際立つ展開となりましたが、ヨーロッパとアメリカも負けじと、多くの才能のあるプレイヤーが出現しているので、今後の StarCraft II シーンは目が離せません。
Blizzard のパンダ好きは有名でしたが、まさかプレイ可能な種族で出てくるとは思いませんでした。発表と同時に 公式サイト も公開されています。
オープニングセレモニーで突然発表された Annual Pass。World of Warcraft に一年課金すると、Diablo III がタダで貰えるという前代未聞のものです。
対象となるのはアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールに住む成人で、アメリカかヨーロッパの World of Warcraft のライセンスを保有する、2011 年 10 月 18 日以前に作られた Battle.net のアカウントを持っているひとだそうです。日本はエリア外のようなので、日本の WoW プレイヤーの嗚咽が聞こえてきそうです。
その他にも Annual Pass には新しい拡張のベータテストのアクセス権と、ゲーム内の限定マウントがついてきます。
というわけで、細いところをかなり端折りましたが、いかがだったでしょうか。悲しくも発売日等の情報が出て来なかった今年の BlizzCon ですが、それを補って余りある発表の数々は Geek 魂を揺さぶるものでした。
ここをもっと知りたい、このパネルが気になる等ありましたら、コメントで教えてください。記事を読んだけど合コンがまくいかなかった、彼女が出来ない等のクレームは一切受け付けないので、自力でなんとかしてください。
誘われない系
BGにDotAとペイロードとCPが追加された話して他と違う男子力見せつける
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