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『World Cyber Games 2011』クロスファイア部門日本予選『CFTL2011 Season2』で Mistral が優勝

CFTL2011 Season2

World Cyber Games 2011』クロスファイア部門の日本予選となる『CFTL2011 Season2』で Mistral が優勝しました。

CFTL2011 Season2

順位

  • 1 位: Japan Mistral – yukishiro, kasumiQwon:D, relg, Yuriy, barusa
    • WCG2011 GrandFinal クロスファイア部門出場権
    • Razer Blackwidow メカニカル ゲーミングキーボード 5 個
    • NET CASH 5 万円 準優勝チーム
  • 2 位: Japan Ast* – シオりん, Jake@Aramary, K-ness., AruNeo, ☆.rock
    • DHARMA TACTICAL MOUSE DRTCM12BL/C 5 個
    • NET CASH 2 万 5 千円
  • 3 位: Japan Vault – DahLIA, YamatoN, delave, AxineXD, Ayatsuji
    • Artisan KAI.g3 紫電 VE(Value Edition)5 個
  • 4 位: Japan HollowMellow – Micke, RabbitoN, eferi_vol2, Mi2bach!, NoriseN(x_x)
    • クロスファイアオリジナルマウスパッド 5 個
Mistral

優勝: Mistral
Ast* Vault HollowMellow

2位: Ast*、3位: Vault、4位: HollowMellow

※一部チームの選手が急遽メンバー変更となっているため公式サイトで発表されたラインナップと出場選手が異なります。正しい選手名等わかる方がいましたら教えていただけるとうれしいです。

試合結果

試合は 5vs5 による 5 ラウンド先取の攻守交代制ルールとなっており、『World Cyber Games 2011』 Grand Final にて使用されるマップ「ANKARA」にて対戦が行なわれました。「ANKARA」はリリースされてから間もないマップということもあり、各チームがこのマップに対してどのような研究をしてきたかが注目されます。

試合の実況は CFTL Season 1 でも実況を解説した FPS プレーヤーの StanSmith 氏、解説はオフラインイベント『CrossFire Players Offline Meeting』の主催者である LastyKeel 氏が担当しました。

ANKARA StanSmith 氏、LastyKeel 氏

準決勝 1 – Ast* が優勝候補 Vault を下す

  • Japan Vault [6-9] Japan Ast*

1 試合目は日本のゲーミングデバイスブランド『ARTSIAN』と契約し世界大会で優勝することを目標に活動する Vault と Ast* の対戦。Vault は WCG に向けてベトナム遠征を行うなど意欲的なチームで、昨年はグランドスラムを達成した日本最強チームです。対する Ast* は試合前のインタビューで「優勝するためにやって来ました」という一言だけのコメントを残しており、自信を持って参加しているという印象を受けました。

Vault

Vault

オープニングラウンドは大会 1 試合目ということもあり非常にゆっくりで静かな展開。1 分 20 秒ほど過ぎたあたりで攻撃を開始した Vault が 4 人を残して敵を全滅させる展開で勝利し幸先の良いスタートを切ります。

続く 2 ラウンド目も Vault が殲滅させ勝利。3 ラウンド目では静かな展開から Ast* のスナイパー K-ness. 選手が 1st kill を獲得。4 人でまとまりポイントに攻め込んできた Vault を一掃し Ast* がラウンドを獲得。

Ast*

Ast*

以降は 5ラウンド で 3vs3 の展開から Ast* の Jake 選手が裏取りを成功させれば、7ラウンド では Vault の delave 選手が 2 人抜き、DahLIA 選手が 3 人抜きで Ast* を殲滅などなど会場が大いに盛り上がるスーパープレーが続出しました。最終的に前半は Vault 5-4 Ast* と Vault が 1 ポイントリードで折り返し。

後半はテロリストサイドの Ast* の動きや AIM が非常に素晴らしく 1st kill を高確率で取る他、撃ち合いで Vault を圧倒。特に自由自在にマップを駆けまわるシオりん選手が敵の裏取りを成功させたり、陽動して撹乱させるなどの動きで注目されていました。Ast* は後半開始から 4 ラウンドを連取することに成功。海外ブートキャンプやオフライン大会での経験が豊富な Vault の巻き返し期待したいところですが、後半 5 ラウンド目を取るも Ast* の流れを止めることは出来ず、最終スコア 9-6 で Ast* が勝利となりました。

Ast*

歓喜する Ast*

勝利直後には、チームメイトだけでなく会場の Ast* ファンも駆け寄りそれぞれ抱きしめあって大喜び。対する Vault は呆然としており席からしばらく動くことが出来無いようでした。しかし、しばらくすると Ast* メンバーの元に歩み寄り、握手を交わしたり声をかけるなど Ast* の勝利を祝福していたのが非常に印象的でした。

Ast* は Vault 対策というよな練習は特にしておらず、普段どおりのプレーをすることを心がけていたそうでオフライン対策としては、秋葉原のネットカフェにあつまり練習を実施したとコメントしていました。

試合後の Vault と Ast* 試合後の Vault と Ast*

健闘を称え合う Vault と Ast* のメンバー。

準決勝 2 – Mistral が奇跡の追い上げから獲得フラグ数差で勝利

  • Japan HollowMellow [9-9(62-71)] Japan Mistral

2 試合目は元 Vault の Yukishio 選手、kasumiQwon 選手を中心に結成された Mistral と HollowMellow の対戦。Mistral は試合前に円陣を組み大声を出して気合を入れたり、ラウンドを取ると大きなアクションや声出しで盛り上げるなどオフライン慣れしている印象。

HollowMellow

HollowMellow

1 ラウンド目は試合前の盛り上げの流れから Mistral が撃ち合いを静し、テロリストサイドの HollowMellow を殲滅させ勝利。

HollowMellow は各選手が常にしゃべっているのではないかと思うほど非常に細かく戦況を報告していのが印象的なチームで、うまい連携で Mistral の選手を倒しチームを分断していきます。前半はシーソーゲームとなり 8 ラウンド時点で 4-4。ラストは HollowMellow が取り 1 ポイントリードで後半へ。

Mistral

Mistral

後半も好調な HollowMellow は Mi2bach! 選手らが活躍し後半で 3 ラウンドを連続獲得。流れは完全に HollowMellow という空気で Mistral はかなり厳しい印象でしたがここから Mistral が爆発し一気に追い上げを開始。試合は最終ラウンドまでもつれ込み、HolowMellow が取れば勝利確定、Mistral が勝てば引き分けとなります。

ラストラウンドでスーパープレーを見せたのは、Counter-Strike 1.6 で世界大会に出場した経験を持つ barusa 選手。1st kill の獲得から勢いに乗り 4 人抜きを達成し最終ラウンドの勝利に貢献。

Mistral

勝利を祈る

ルールにより勝敗は両チームの獲得フラグ数の差で決定されことになります。
集計にはしばらくかかり、結果が気になりながら発表を持つ選手と観客達。
Mistral の kasumiQwon 選手はまさに勝利を祈ります。

集計結果が確定し読み上げられる両チームの合計獲得フラグ数。

「HollowMellow 62、Mistral 71 !」

この瞬間 Mistral の決勝進出が確定となりました。抱き合い大喜びする Mistral の選手。こちらも試合後は健闘を讃え合いました。

Mistral と HollowMellow Mistral と HollowMellow

接戦を制したのは Mistral。試合後はお互いに握手。

3 位決定戦

  • Japan Vault [9-6] Japan HollowMellow

Vault [vs] HollowMellow
3 位決定戦は Vault 側がテロリストサイドでスタート。DahLIA 選手が 3 人抜きするも、1st kill を含め要所で Sniper の RabbitoN 選手が活躍し HollowMellow が1 ラウンド目を獲得。

このあとは Vault の delave 選手が 5 ラウンドで超反応のスナイピングで連続 kill、6 ラウンドで RabbitoN 選手が最後の 1vs1 を制し解除に成功する展開などがあり会場から歓声が沸いていました。前半は 5-3 と Vault がリード。後半も Vault が好調のままラウンドを重ね、最終スコア 10-5 で勝利し 3 位の座を獲得しました。

決勝戦 – Mistral が日本代表の座を獲得

  • Japan Mistral [9-6] Japan Ast*

決勝戦は大逆転で決勝進出を決めた Mistral と本命 Vault に勝利した Ast* の対戦。Mstral は今回も試合前に円陣を組んで大声で気合いを入れるスタイルを踏襲。

Mistral 決勝戦 Mistral vs Ast*

World Cyber Games 2011 に出場するのはどちらのチームに?

実況の StanSmith 氏によると、両チームはこれまで何度も練習試合を繰り返しており、お互いどのようなチームか知り尽くしているはずとのこと。

日本代表の座がかかった 1 ラウンド目はゆっくりとした展開でしたが、静寂を破り一気に攻め込んだ Ast* が撃ち合いを制してラウンドを獲得。2 ラウンド目は AruNeo 選手の 2 連続 kill で一気に優勢となり 1vs4 の形から殲滅で Ast* が勝利。3 ラウンド目も設置からラウンドを取り序盤は Ast* ペースで進みます。

kasumiQwon 選手

観客にアピール!

しかし、前試合でも追い上げから勝利した Mistral は、 4 ラウンド目でシオりん選手に 2人抜きされ不利な展開から kasumiQwon 選手が 3 人を倒すプレーを見せラウンドを獲得。ここからなんと一気に 4 ラウンドを連取し形勢を逆転します。

このまま Mistral ペースになるかと思いましたが、次のラウンドでは『CFTL2011 Season1』で MVP を獲得したという Ast* の K-ness. 選手のスナイピングが決まり 1st kill、続いて 2nd も観客がざわつくほどの超反応の狙撃で倒し Mistral の流れをストップ。5-4 で Ast* がリードし後半へ。

後半は Mistral の barusa 選手、relg 選手、kasumi 選手が爆発。3 選手は各ラウンドでマルチキルを次々に決める活躍でチームに貢献。特に kasumi 選手は実況の StanSmith 氏が頻繁に叫ぶような状態で大活躍を見せていました。

後半、Mistral は 4 ラウンド目を落としましたがそれ以外の全てのラウンドを獲得し見事優勝。2011 年 12 月 8 日 ~ 11 日に韓国・釜山で開催される『World Cyber Games 2011』グランドファイナルに日本代表として出場となります。

Mistral

Mistral

イベントの写真は Negitaku.org の Facebook ページにアップしてあります。

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情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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コメント (0)
  1. jλcks より:

    omg… why!? What made it lose for Valut !!
    What is a cause of defeat? It is a cause of defeat that "barusa" existed?

  2. だいじん より:

    準決勝、決勝、3位決定戦
    どれもエキサイティングな試合でした。
    知らない間にクロスファイアのクラン全体が
    レベルアップしているように思えて驚きです。

  3. 404 not found より:

    ぶひっぶひっ