『World Cyber Games 2011』『World Championship 2011』の『Special Force』日本代表を決定する『日本代表決定戦 2011』で UHS Athlete が優勝となりました。
『日本代表決定戦 2011』は東京・原宿の原宿クエストホールで行われ、これまでに開催された大会で出場権を獲得した UHS Athlete、 vouLus、 Emovite Moment、 STD Gaming の 4 チームが出場。下記の通り UHS Athlete が賞金 30 万円と『World Cyber Games 2011』および『World Championship 2011』に日本代表として出場する権利を獲得しています。
順位
トーナメントはシングルイリミネーション方式、各試合は 2 試合先取で勝利となる Best of 3 方式で進行されました。試合は前後半計 14 ラウンド(7ラウンドで攻守交代) で行なわれ、 8 ラウンドを先取したチームが勝利となります。
さて、いきなりですが最も肝心なファイナルのレポート用テキストファイルが保存されておらず詳細が不明という土下座コースの展開です。初めて Macbook Air でメモを取っていたのですが、ショートカットのコマンドが Windows と違っていて保存されていないというありがちそうなミスを犯してしまいました。大変申し訳ありません…。
印象的だったのは vouLus のクランマスターの方が試合前に「全てを出し切って、帰る事が出来ないくらいがんばりたい」とコメントし、試合後のインタビューで「疲れました…」と本当に全力を尽くしたのだなと感じる回答をされていたいたことです。
UHS Athlete の Yuti 選手は、「最高の仲間と共に最高の舞台で優勝することが出来てうれしいです。世界大会は今度で4回目。今年こそは優勝の2文字を日本に持って帰りたいと思います」とコメントされていました。
UHS Athlete は今回の優勝により『World Cyber Games 2011』『World Championship 2011』に出場する事が決定。さらに、10 月 8 日(土) ~ 9日(日) に韓国で開催される『International e-Calture Fesitval』のSpecial Force 部門にも招待出場することになります。
以下はセミファイナルと会場の様子などのレポートです。
1マップ目 – トレイン
1マップ目はレッド側が有利という統計データが出ているトレイン。そのレッド側からスタートした STD Gaming が有利にラウンドを重ねるのかと思いましたが、スタート後のグレネード合戦にて高い確率で 1st kill を取り人数的な優位を作る vouLus が積極的に前に出て守るアグレッシブな展開を繰り返し前半 7-0 と STD Gaming を圧倒。 STD Gaming は逆に後半 1 ラウンド目で 5-1という圧倒的優位な状況を作り勝利するなど巻き返しが期待されましたが、続くラウンドを vouLus が取り 1 マップ目は vouLus が 7-1 で勝利となります。
2マップ目 – 神経ガス
2マップ目はオフライン大会ではあまりプレーされていないという神経ガスで対戦。こちらの試合は先ほどとは異なり、ブルー側でスタートした STD Gaming が前目に出てのディフェンスや裏取りから人数的優位な状況を作り出し次々にラウンドを獲得。一時は 4-1 までリードを広げましたが、声を掛け合い高いテンションでプレーする vouLus は次第にラウンドを獲得し後半 1 ラウンドにはイーブンに持ち込みます。そこからは接戦の連続となり、勢いに乗る vouLus が取れば勝利という最終ラウンドで STD Gaming は見事なラッシュを決めて延長ラウンドへ。延長は攻守を交代せず 1 ラウンドを実施しラウンドを取得したチームが勝利となるルールで、 vouLus がラウンドを獲得しトータルスコア 8-7 で STD Gaming に勝利となりました。
1マップ目 – トレイン
1マップはトレインで Emovite Moment がレッド側からスタート。 Emovite Moment は初回から設置に成功するも、会場から歓声が沸くほどのスーパープレーを魅せた UHS Athlete の SpyGea 選手の活躍により 1 ラウンド目を獲得することが出来ません。続く 2 ラウンドは Emovite Moment が 1vs4 という状況を作り圧倒的優位ながらも、Yuti 選手が 3 人抜きしまさかの逆転かという展開となりましたがラウンド獲得。以降は UHS Athlete がラウンドを制し 8-1 で 1 マップ目を取ります。
2マップ目 – サテライト
2マップ目は若干ブルー側が有利というサテライト。 Emovite Moment がブルーでスタート。前半は各チームの選手のプレーが目立つ展開が多く見られました。特に印象的だったのは 5 ラウンドで Emovite Moment の Kyoro 選手が Uzi の機動力を活かしての 3kill 、6 ラウンド目で 1vs3 の展開から 2人を倒しあわや逆転というプレーをした Yuti 選手。前半は 4-3 で Emovite Moment がリード。
後半は Emovite Moment が押し気味の展開。特に見事だったのが後半 2 ラウンド目で Emovite Moment が見せた、1-4 にスプリットしておとり役がポイントに飛び込み時間を稼ぎ、スライドして薄くなったルートへ本体がなだれ込むという UHS Athlete の早い寄りを利用したフェイク。最終的に 8-5 で Emovite Momentがラウンドを獲得します。
3マップ目 – デザートキャンプ
3マップ目はデザートキャンプで Emovite Moment がレッドスタート。先ほどの Emovite Moment の活躍ぶりから、このまま 3 マップ目もいけるのではという会話が近くの観客から聞こえてきました。前半は引き続き Emovite Moment が上手い連携から撃ち合いを制する一方、世界大会などでの豊富な経験を活かし不利な状況でもチームが崩れない UHS Athlete が次第に人数的有利を作り出す流れとなり前半は 4-3 で UHS Athlete がリード。
後半は UHS Athlete 3 ラウンド連取でリーチとなり、 Emovite Moment は前に出るアグレッシブなディフェンスでラウンドを取り返しチャンスをつなぎましたが、 UHS Athlete が次ラウンドを獲得し最終スコアは 8-4。トータルスコア 2-1 で UHS Athlete が決勝進出です。
試合後にコメントを求められた Special Force の総合プロデューサー石川 光 氏は「これが決勝と言われてもおかしくないくらい素晴らしい試合」と Emovite Moment の健闘を讃えていました。
『SteelSeries』ブースでは近日発売予定という最新ゲーミングマウス『SteelSeries Sensei』の展示が行なわれていました。
3連勝することで10万ゲーム内ポイントがもらえる対戦台やアイテムのガチャ等も行列が出来る人気。
秋葉原の有名 PC ショップ PC Ark が出展。一部商品は売り切れになるほど。PC Ark de kae。
Special Force 総合プロデューサーに 石川 光 氏が就任。佐野 亘 氏はSpecial Force 名誉会長へ。
司会進行は Maxwell Powers さんと古川 小百合 さん。試合の実況はおなじみ Yukishiro さん。
会場のお客さんはとにかく若い人が多くて驚きました。小学生くらいのプレーヤーもいましたね。未来の日本代表?
その他の写真は Facebook のギャラリーからどうぞ。
ご指摘ありがとうございます。
また大変失礼しました…。