Evil Geniuses で活動していた Tomi “lurppis” Kovanen 選手がESEA News にてアメリカ Counter-Strike シーンの現状について紹介していました。
ESEA のフォーラムでは、現在の北米 Counter-Strike コミュニティの状態について多くの議論が行われています。誰もがトーナメントの賞金が少なくなり、トーナメントがあまり頻繁に開催されなくなっている事に同意しているようです。そして、eスポーツ界の多くの関心は StarCraft2 に向かっています。しかし、シーズン終了後に lpkane 達(ESEA 共同創設者)が私に言った事によれば、ESEA における Counter-Strike1.6 はより強力になっているそうです。北米の CS1.6 は本当はどこに向かっているのでしょうか?
人々は長年 CS が廃れて行っていると言っています。Championship Gaming Series がやって来る前後は、CS の未来は疑わしいものでした。コミュニティの多くは Counter-Strike:Source が永遠の王座に就いたと思ったようです。結局の所、CS はまだ北米で定着しているように思います。少なくとも本当にもうしばらくの間は。ESEA league の関係者によると、プレー人口はいまだに年々増加しており、それは CS1.6 の賞金が増額していることによって支えられているそうです。
ESEA 外の事となると良いようには見えません。ESL は 6 回目となる Intel Extreme Masters season をすでに発表しており、疑うこと無く LAN ファイナルを伴うフルのオンラインシーズンを再び特徴とするでしょう。しかし、エドンモントンとニューヨークで行われたここ数年のイベントはスポンサー不足により土壇場となって代わりに地元チームで満たされたました。加えて、IEM は北米で十分に宣伝が行われず、両年ともいくつかのトップチームはオンライン予選の出場にさえ失敗しました。
World Cyber Games はアメリカで特定のチームを選抜するための確実なトーナメントです。WCG USA は、Quiver Shoot-out、Invitational、ナショナル予選、 国際的なグランドファイナル、Pan-Ammerican イベントを開催しました。今年は少なくとも初めの 2 つのイベントがカレンダーから除かれ、アメリカナショナルファイナルは 2 年前の 8 チームとは異なり 4 チームをフィーチャーするのみです。私が知る限り、カナダ予選の情報はいまだにアナウンスされていません。しかし、彼らは韓国のグランドファイナルと Pan-Ammerican イベントの両方に再び CS チームを送るであろうと思います。
昨年の 7 月にダラスで開催され大成功と思われた Albalet Cup がシーンを去りました。イベントは小さくなったり無くなり、CS1.6 トーナメントは開催されなくなりました(例 :Lethal Gamers in TX)。LAN 競技者、北米ゲーマーには大きな喪失感があります。オンラインイベントも同じで、Newegg は 2010 年早々に Wanfest tournament から CS1.6 をドロップしました。そして、次のトーナメントに CS1.6 が含まれるかは未だに不明です(2011 年第 2 四半期に開催予定)。先に述べたとおり、ESEA と ESL は多くの試合をプレーする長期のオンラインシーズンを特徴とします。これらのリーグはまだ LAN ファイナルに結びつきますが、多くの賞金は追加されません。
現在、スポンサーシップについては非常にみすぼらしく見えます。昨シーズンに ESEA Invite CS1.6 ファイナルにチームを送り込むために、筋道の立ったスポンサーシップを持っていたのは、EG、UMX、Area51 のみです。iDemise と DINC は ESEA に参加を助けられ、Blight は NOD を救済するために土壇場になって参加となり、彼らが参加するための費用を支払いました。今年は非常に少ない LAN イベントと、限られたオンライン大会のみが利用可能で、チームが海外へ向かう余裕がある事はますます重要となります。北米は歴史を通して国際トーナメントのための十分な資金提供が 2 チーム分あります。そして、新しいチームに投資する UMX はそのような感謝するケースです。
強大な EG でさえ今年参加するイベントは少ないようです。Irukandji が率いるチームが参加したのは、2011 年の最初の 5 ヶ月で Intel Extreme Masters World Championships(9-10 位)、ESEA Invite Season 8 finals(1 位) のみです。今年韓国で 2 回開催される e-Stars と WCG で EG がアメリカを代表することを期待することが出来ます。今年、超一流のイベントに n0thing 達が何回参加する事ができるかは見物です。
現在、最大の疑問符が付くのは UMX です。dizzaman はもはやチームの一員で無いように見えます。UMX が適切な変更要員を探しているのは明らかです。UMX は南カリフォルニアで共同生活をし、チームを改善するための最高の環境を持っています。インゲームリーダーを変更することは、彼らを 2 ~ 3 ヶ月留める事となります。1 ヶ月ほど前にテキサスで EG を負かす寸前だったとしても、彼らにはまだ長い道のりがあります。
最も興味深いチームは DINC です。sgares は期待に反する ESEA ファイナルの結果、チームを去りました。DINC は ESEA ファイナルのファーストマップで EG を破る寸前まで迫りましたが、リードを許しゲームを取り戻すことが出来ませんでした。チームはここ 1 年間にアメリカ No.2 の steno と pauLy によって率いられています。そして、aZn と hero がチームに残留するのならば次のトーナメントシーズンで非常に強力となるでしょう。シーズン 8 での準備不足は間違いなく pauLy の南米における 1 ヶ月の長期休暇でした。準備のためのより多くの十分な時間で、DINC が夏の間にチームのシステムに hero を統合させるために十分な努力を出来るかが問題です。
この 3 チーム以外で何が起きているのかはよくわかりません。iDemise はラインナップを変更したがっているように思います。Area51 は LAN イベントの 80% にさえ参加出来ないプレーヤーを含む新しいラインナップを持っていますし、Blight がどうなっているのかは誰も知らないと思います。SK Gaming はラインナップに興味深いメンバーがいますが、大会への招待は見られません。SK のベテラン達は昨年 9 月の WCG アメリカ予選ファイナルで coL を非常に早く 1 ラウンド差でひっくり返しました。SK Gaming が最も準備されたチームの 1 つでは無さそうだとしても、彼らは LAN で色々なことを起こすことが出来ます。
全体的に、私はまだ心配していません。SC2 がスポットライトを CS1.6 から盗み始めたとしても昨年のこの頃にはトーナメントが開催されるようになりました。全てのファンのための超一流の CS がまだあるので(DreamHack Summer が始まります)ポジティブにフォーカスし今年の第二部に期待しましょう!
上記は 2011 年 6 月 9 日 に書かれたもので、今日までに状況が変化し投稿内容といくつか異なる点があります。
UMX.USからは Dustin “dizzaman” Dilyerd が個人的な理由により脱退し、 Bryan “Buskey” Buskey 選手が加入。
SK Gaming US からは Sean “sgares” Gares選手、 Ben “ben” Hui選手、 Ryan “NineSpot” Bell選手、 Tyler “willsoN” Willson選手が脱退し、 Anthony “djibouti” Manosca選手、 Nazar “Naz” Vynnytsky 選手、 Paul “pauLy” Guerboyan 選手らが加入しています。
現状、Counter-Strike が盛り上がっていると感じられるのはヨーロッパやロシア・ウクライナでしょう。
日本では国際大会予選はしばらく行われていませんが、オンライン大会の『Survival of the fittest』は現在開催の第 13 回大会で過去最高の参加チーム数を記録。Counter-Strike Online からの流入もありプレー人口的には比較的増加傾向にあると聞いていますので、まだそれほど暗くなる必要はないかもしれません。
nice read!
確かにESEA外だと正直ひどい。
オワコンだとかなんとか言う奴が居るがそれでも自分はCSを辞めない
去りたい奴は「CSは~だから」とか言ってないで何も言わずさっさと去れば良い。
CSの代わりに何やる?って言われてもCSを超えるチームプレイが出来るゲームが無いしなぁ
CODもやったけどCSみたいな奥深い戦術とか全体的な戦略は無かったし、結局グラフィックがショボくてもCSやってしまう
日本ではCSの大会が少ないけどFPSの人口は増えてる環境だから、また盛り上がって欲しいな