2011 年 3 月 4 ~ 6 日にスウェーデンで開催される『30P LAN』に日本から参戦する事になった日本の Counter-Strike:Source チーム INTEGRAL にインタビューさせていただきました。
INTEGRAL は、大会参加への費用を各個人が用意した上で、スポンサー企業からデバイスや渡航費用のサポートを受けています。
どのような経緯、思いで大会に臨むのか質問してみました。
atom:
1 年ほど前から「自分たちの実力がどの程度のものなのかを確かめるため、CS:S のトップチームが集まるヨーロッパの大会にチャレンジしよう」ということを目標にして、今の選手 5 人を中心に活動していました。
実は、早ければ昨年の夏にでも欧州遠征を行いたかったのですが、その時は必要な資金や機材を確保できず断念していました。今回はようやくそれらがなんとかなったので、大会の時期や規模などを考えて『30P LAN』への参加を決めました。
Yuhei “atom” Hashimoto(Leader)
高い命中率が武器の Sniper です。
CT ではガッチリ構え、T 側ではファーストキルを積極的に狙っていく、というように、二つのプレイスタイルを上手く使いこなせます。特に de_dust2 では atom の AWP を起点にしてチーム全体が動くので、是非ご注目ください。
試合外では、リーダーとしてチーム全体の方針を決めたり、web の記事を書いたり、スポンサー様との交渉なども行っています。
Shota “req” Hasuike
安定が武器のオールラウンドプレイヤーです。
単独行動や作戦提案、AWP など、とりあえず何でもこなす事が出来ます。
試合外では、海外チームや海外メディアとのコミュニケーションを担当しています。
Shoichi “ING” Teshima
圧倒的な AIM が武器のエースです。
一対多の状況からでも、平然と勝ちを拾ってきてくれます。
T 側では単独行動が多いので、様々なプレイを見ることが出来ると思います。誰を観戦していいか分からなかったら、とりあえず ING さんを見ておけば楽しめると思います。
Yuya “JUNiOR” Sawada
負けた理由を指揮のせいではなく平然と個々の能力不足のせいにできる幅広い視野が武器の指揮官です。
さっさと死んで残りの 4 人を指揮するタイプを目指してるらしいので、ラッシュ系の作戦では先頭で突っ込むことが多いです。
試合外では、Web に CS:S の知識・作戦等の記事を書いています。
Takahiro “Keith” Kohga
AIM が武器のエース・その 2 です。
攻める場面では本命側にいることが多いので、T 側を観戦するときは Keith の位置に注目してください。CT 側では、T 側での堅実な動きが大嘘に思えるようなフリーダムな動きで相手(と味方)を翻弄してくれますので、注目すると面白いと思います。
※上記「選手の特徴」は Junior 選手による紹介です
Sho “vortrix” Nakamura (Assistant Manager)
英語力を武器に、大会オフィシャルや海外メディアとのコミュニケーションを担当しています。
スウェーデンでは主に通訳担当ですが、重要な「6 人目」として、写真撮影や配信などを含め、現地での活動全般をアシストします。
Jun “thr0ttle” Shimmura (General Manager)
チームのマネジメントを行っています。具体的には、Web の管理や記事の編集、広報、スポンサー様への営業や交渉など、裏方を担当しています。
今回のスウェーデン遠征には同行せず、日本国内からバックアップします。
atom:
ARTISAN さんは、12 月に今回の遠征を発表したときに、真っ先に私の方に声をかけてくださいました。
thr0ttle:
ジェイドコーポレーションさんとデルさんは、遠征発表後にこちらから売り込みをかけたところ、快く引き受けてくださいました。
どうやってスポンサードのお願いしに行くかは昨年来ずっと考えていたのですが、遠征の発表でようやく材料が揃った、という感じです。本当はもっとたくさんの企業様に声をかけさせていただきたかったのですが、時間切れとなってしまいました。
atom:
今のところ今後の活動に関してはまだ話し合っていないので、特に何も決まっていません。しかし、国際大会のチャンスがあれば、出来る限りの努力をして参加をしていきたいと思います。
大会(SourceLIVE)の運営や初心者クランの育成等は、今後も引き続き行なっていくつもりです。
Yuhei “atom” Hashimoto (Leader)
Shota “req” Hasuike
Shoichi “ING” Teshima
Yuya “JUNiOR” Sawada
Takahiro “Keith” Kohga
thr0ttle:
スポンサーの『ARTISAN』様とはマウスパッドを必ず使用するという契約にはなっていませんので、各選手が自分にあったデバイスを使う事になります。
JUNiOR:
現在日本では dust2, inferno, nuke の基本 3 マップが人気で、その他のマップではほぼ試合が出来ません。大会では更に train, tsucan, season, contra の 4 マップが採用されていますが、日本でほとんど試合の出来ないこれらのマップを練習するのはとても効率が悪いです。そのため、現在は基本 3 マップを中心に、作戦や動きを出来るだけたくさん使えるように練習を重ねています。
しかし今国内でやっている練習は「『現地で行う 9 日間の練習』の練習」に過ぎないと考えています。
INTEGRAL は大会の始まる 9 日前にスウェーデンに行き、現地のネットカフェで集中的に練習する予定ですが、そちらでの練習を通して、日本で編みこんだ作戦をふるい分けし、選び抜かれた作戦を集中的に磨いていく予定です。
早めに基本 3 マップを完成させて、余った時間を残り 4 マップの練習に費やしたいです。
atom:
もちろん優勝したいです。しかし正直に言ってヨーロッパの強豪チームとは LAN 経験などで圧倒的な差があるので、どうなるかは分かりません。マネージャは「4 位以上」を指示していますが……とにかく、頑張ります。
海外の選手とのコミュニケーションは、いざというときには通訳の vortrix がいるので心強いですが、いちプレイヤー同士として直接、物おじせずにコミュニケーションをとっていきたいと思います。その為にも今は必死に英語の勉強をしてます(笑)
negitaku.org のコミュニティの皆さんからもご支援を頂けた事を、なんと言っていいのか分からないくらい感謝しています。本当にありがとうございます。
良い結果が出せるように、そして CS:S や FPS を盛り上げられるように精一杯頑張ってきますので、ご声援よろしくお願いします!
INTEGRAL の公式サイトでは、大会に向けてのコメント質問に回答されているので、他に気になることがあれば応援メッセージなどと共に書き込みをしてみると良いでしょう。
ちょっと気が早いですが、INTEGRAL のメンバーには大会参加後にもまた質問をさせて頂けたらと思っています。
gl
すごいなー
gl!!
本格的ですね!応援してます!
頑張って下さい!ところで、Torpeとは東プレの事でしょうか:)))))))))
GoodLuck!!
うーん寒気の走るエイムコントロール
負けた理由を指揮のせいではなく平然と個々の能力不足のせいにできる幅広い視野が武器の指揮官です。←lol
@hai
東プレのことです:)