先日は更新をお休みさせていただきまたが、その間に韓国・龍山の『e-Sports Stadium』を見学してきました。
今回は親族のプライベート旅行で韓国に行ったのですが、せっかく韓国に行くので一度見てみたいと思っていたこちらに別行動して見学しに行ってみた次第です。
といっても、韓国語は出来ないし一人で行くのも不安なので、GAME Watch で韓国のゲーム情報記事を書かれている DongSoo “Luie” Han 氏に連絡して相談したところ案内していただくことが出来ました。持つべきものは友達とはこのことかと感じました。
レポートというほどでもないですが写真を何枚か撮ったのでそれにコメントをつける形で紹介していきます。
『e-Sports Stadium』は、韓国・龍山駅に隣接する大型の複合ショッピングモール『I`PARK mall』内にある世界初のeスポーツ専用競技場でプロリーグや各種韓国予選の会場として使用されているとのこと。最近だと、StarCraftII の GSL もこの会場で行われていたりするそうです。
龍山駅から直結でそのままアクセスできるのでかなり便利です。
韓国はタクシーがものすごく安く(初乗り2,400ウォン = 約174円, 1ウォン=0.0726円)、複数人で乗ったら電車より割安ということで、今回は待ち合わせ場所からタクシーで向かいました。10~15分くらいで到着して、タクシー代は 5,700ウォン(約414円)。
HYUNDAIグループが運営しているショッピングモール。
これがモールの左側部分になります。
百貨店やデジタル専門店が入っています。
こちらが中央部部分。駅直結です。
この真ん中の建物の中を進んでしばらくいくと、左側に『e-Sports Stadium』に続くエレベーターがあります。
他の言葉は全くわかりませんが、9Fに『e-Sports Stadium』があるのだけはわかります。
エレベーターを見つければ、さすがに迷わずたどり着けるでしょう。
e-Sports Stadium 到着です。
これはメインスタジアムの左側に付いている看板です。
中に入るとこのようなかんじです。
入場料は無料で、誰でも入ることが可能です。
写真も撮って良いとのこと。
動画については不明ですが、動画配信は公式でやっているのでおそらく NG ではないでしょうか。
観客は若者がほとんどで女性も結構目に付きます。
Luie さんによると、ゲームやルールを全く知らない人もいて、アイドルに会いに行くというような感じでスタジアムに通う人もいるのだとか。
この日は、StarCraftのプロリーグ『Shinhan Bank Proleague 2010-11』の STX SouL [vs] Samsung KHAN 戦が行われていました。
メインステージには大型モニタがあり、その下に実況・解説者がいます。
そして、その両サイドには選手のプレーブースがあります。
観客席を挟むようにして、プロチームの選手席がありました。
こちらにはコーチや所属選手らが控えており、メインモニタ、チーム席の奥にある3枚のディスプレイ、デスクにあるモニタなどを見てチームメイトを応援していました。
写真は STX SouL のメンバー達。
出場選手は、メインステージの左右に位置する選手専用席でプレーしていました。
モニタは CRT。実況解説の声がものすごい音で流れているので、遮音性の高いヘッドホン(もしくは遮音専用のもの、名前忘れました)を使っていると思われます。
キーボード側の手は見えませんでしたが、マウス側は高速で動いていました。
たまにカメラの視点がPOVになり、どのような操作をしているかわかる演出がカットインされます。はっきりいって高速すぎて訳がわかりません。個人的にはこの画面を長く見たいのですが、あまり使われる事はなくオブザーバー画面がほとんどでした。
デジカメをいろいろといじっているうちに勝利シーンを取り逃す始末。
試合が終了すると各選手がチームの控え席に戻り、それぞれ祝福されます。
このタイミングでメンバー全員が集合してインタビューに参加し、円陣を組んで気合いを入れて次の試合へ、というような流れになっていました。
e-Sports Stadium(展示物)の壁面には、歴代チャンピオンや殿堂入り選手などを紹介する展示物が掲載されています。
ブレまくりですが歴代の優勝者。どんな種族を使っているかなど。昔はランダムの選手もいたようですが近年は全くいませんでした。
選手の紹介でしょうか。あまり見れませんでした。
殿堂入り選手。いまのところ3選手しかいません。
この日は最後までは見なかったのですが、最終的に STX SouL が Samsung KHAN に 4-1 で勝利となっています。
今回は他にも案内していただく予定だったので結構すぐに次へ行ってしまいましたが、また韓国に行く機会があったら全試合観戦してみたいと思います。
写真を全然撮らなかったのですがゲーミングデバイスショップを紹介していただいていくつか回ってきました。
有名な『AijoaraShop』に行ってみたかったのですが、日曜日はどこもお休みでお目にかかれず。
ただ、Luie さんによると AijoaraShop のオフラインショップは提携店なので、そんなに目新しいものはないとのこと…。
その他にみたいくつかの店舗で取り扱われていたゲーミングデバイスは、Microsoft、Logitech、SteelSeries、Razer の製品がほとんどでした。
1 件だけ ROCCAT を取り扱っているところがありました。
品揃えだけで言えば秋葉原でゲーミングデバイスを取り扱っているショップの方が圧倒的に品揃えが良いですね。
日本は以外と恵まれた環境かもしれませんよ。
ということで紹介はこんなところです。
Luie さんには Negitaku.org× ZOWIE GEARの記念パッド 3 枚と、プレゼント用にいただいていてた『ARTISAN Kai.g3 飛燕 QuakeCon 2010モデル』3枚ずつをお土産にプレゼントしました。
余った分は、韓国 WCG の関係者とかゲーム関連の人に紹介しておきます、とのことだったので韓国のどこかのサイトでARTISAN パッドが紹介される日が来るかも?来ないかも?
現地ならではの素晴らしいレポートです。
e-sportsが普通に日頃から興行として存在してるんですね。
これが大きな差というか壁なんでしょうか。
だからといっていきなりこれ作っても見向きもされないし、
競技人口と勝敗やスキル尊重志向の差は埋まらないかな。
その昔、龍山(ヨンサン)に足を運んだ時は寂れた小さな秋葉原程度にしか思いませんでしたが、e-Sportsが興業として盛んになったことを切欠にして盛り上がっているみたいですね。
なんか、高○名人と○利名人のス○ーソ○ジャー対決を思い起こさせる対戦用ルームだ。