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『QuakeLive』アップデート、攻撃判定ヒットボックス変更、サーバーフレームレートがアップ

QuakeLive

Quake III Arena』をベースとした無料 FPS 『Quake Live』のアップデートリリースされました(2009-12-08)。

攻撃判定のヒットボックス変更されたり、サーバーフレームレートがアップしたりと大きな変更が加えられたアップデートとなっています。

アップデート内容

Web Changes

  • サイトの home に Welcome ページを追加。ログインした時にどのセクションを Home のデフォルトにするかを設定できるようにした(Set as My Home で設定)。
  • アカウント登録プロセスを見直し、以前よりも合理化させた

Game Changes

  • HitCylinders を追加 – 武器のヒット検知に円筒状のヒットボックスを使用するようにした。以前の六角形のヒットボックスは、プレーヤーの移動中の衝突判定に使用される。
  • Extrapolation 問題を修正 – 敵モデルの位置描画をより正確にするよう敵モデルのクライアント prediction を改良した
  • サーバーフレームレート変更 – よりスムーズなプレーができるよう、サーバーのフレームレートを増加させた(sv_fps 40)。新しいサーバーフレームレートでアドバンテージを得るためにプレーヤーが設定を調整をする必要はない。
  • Post Processing問題を修正 – Fragment program を最適化することにより、フレームレートが向上するかもしれない
  • Edge 近くでの Rocket Splash を変更 – ロケットランチャーが足下、階段、岩棚などで爆発した場合の splash damege 計算を変更した
  • Lightninggun ダメージ変更 – lightninggun は 7damege/cell となった(ダメージ減衰ナシになった)。
  • 角度の付いた壁をProjectilesがすり抜けるのを修正 – projectiles が壁をすり抜けてしまうのを修正した (例 :t4、t9 の角度の付いた壁など)
  • Scoreboard での Ping 計算を修正 – スコアボード上のプレーヤーの ping が不正確に高く表示されてしまう問題を修正した
  • スパークcg_impactSparks <0|1> (Default: 0)を追加
    • 0 – Disabled
    • 1 – 非爆発系武器による攻撃がヒットした場合に敵がスパークする
  • cg_impactSparksLifetime <0/1000> (Default: 250)を追加
    • impactSparks が消えるまでの時間(ミリ秒単位)
  • cg_impactSparksSize <2/16> (Default: 8) を追加
    • impactSparks のサイズ調整
  • cg_impactSparksVelocity <-128/128> (Default: 128)を追加
    • impactSparks が上昇/下降する速度の設定
  • TeamOverlay 情報変更 – TeamOverlay 情報でプレーヤーの体力やアーマーの情報を名前に近づけるように表示をアレンジした。デフォルトでは TeamOverlay にクランタグを含まないようになった
  • cg_clanOnTeamOverlay <0|1> (Default: 0)を追加
    • 0 – Team Overlay にクランタグを表示しない
    • 1 – Team Overlay にクランタグを表示する
  • cg_drawTeamOverlay <0|1|2|3> (Default: 1)を変更
    • 0 – Disabled
    • 1 – TeamOverlay を右上角に描画。チーム人数が増えた場合は下に伸びる。
    • 2 – TeamOverlay を右下角に描画。チーム人数が増えた場合は下に伸びる。(New)
  • cg_drawTeamOverlayX <-640/640> (Default: 0)を追加
    • ピクセル数を指定することでによって 現在のポジションからTeamOverlay を X 軸方向に左右移動させる
  • cg_drawTeamOverlayY <-480/480> (Default: 0)を追加
    • ピクセル数を指定することでによって 現在のポジションからTeamOverlay を Y 軸方向に左右移動させる
  • cg_drawTeamOverlayOpacity <0.00-1.00> (Default: 0.33)を追加
    • TeamOverlay の背景透明度を変更
  • cg_drawFullWeaponBar <0|1> (Default: 1)を追加
    • 0 – weaponBar に現在持っている武器のみを描画する
    • 1 – weaponBar にマップで使用できる全ての武器を描画する
  • cg_drawItemPickups <0|1|2|3|4|5|6|7> (Default: 0)を追加
    • 0 – Disabled
    • 3 – アイテムを拾った時にアイコンとアイテム名を描画
    • 7 – アイテムを拾った時に時間、アイコン、アイテム名を描画
  • cg_lowAmmoWarningSound <0|1|2> (Default: 1)を変更
    • 0 – Disabled
    • 1 – Low Ammo の場合に Low Ammo Clip Reload を再生。No Ammo の場合に No Ammo Click Sound を再生
    • 2 – Low Ammo、No Ammo の両方の場合に No Ammo Click Sound を再生 (New)
  • cg_lowAmmoWeaponBarWarning <0|1|2> (Default: 0)を追加
    • 0 – Disabled
    • 1 – 弾薬がないときに weaponBar の弾薬数を赤で描画
    • 2 – 弾薬が無くて赤く描画されている時や Low Ammo の時に weaponBar の弾薬数を黄色で描画
  • cl_mouseAccel 問題を修正 – cl_mouseAccelOffset 0 に設定すると divide by zero error によって mouselook が失われるのを修正した
  • Lightninggun Impact Errorsを修正 – lightninggunが他のプレーヤーにインパクトした際に描画されたりされなかったり位置がおかしかったりのを修正した
  • sv_floodprotectを修正 – dropコマンドによって使用される Floodprotect コードには、’next command time’を延長させる可能性があるという欠陥があった
  • デフォルトの cg_crosshairHitStyle を0から2に変更 – 敵に攻撃が当たった時に、デフォルトで照準が赤く光るようになった。光る色は cg_crosshairHitColor で設定できる。
  • Sorlag Player models Shader Definitionを追加 – picmipping 問題を解決するために見あたらなかった Sorlag shader definition を追加した
  • snapsコマンドを削除 – クライアントサイドの snaps が不要となった。クライアントはサーバーのフレームレート設定に関わらず、適切なレートで動作するようになった

New Private Server Features

  • kickbanを追加 – サーバーオーナーとオペレーターが使用可能
  • banlistを追加 – サーバーオーナーとオペレーターが使用可能
  • unbanを追加 – サーバーオーナーとオペレーターが使用可能
  • stopserverを追加 – サーバーオーナーが使用可能
  • opsayを追加 – サーバーオーナーとオペレーターが使用可能
  • Admin PassVoteを追加 – サーバーオーナーとオペレーターが、vote をすぐに可決させるために 自身のcallvote に投票できる。これによりサーバーオーナーとオペレーターがマップを強制的に切り替えることができる

Map Changes

  • QZDM6 – Campgrounds
    • Clippingを修正し、広告周りでの操作性をよくした
    • Z-fighting fixed on center ad scaffolding and lower staircase.
    • lightmapモードでTrue Dirtmap lighting を使用
    • vertexモードでTrue Vertexlightingを使用
  • QZDM8 – Brimstone Abbey
    • Clipping を修正した
    • Z-fightingを修正した
    • Texture を再編成した
    • lightmapモードでTrue Dirtmap lighting を使用
    • vertexモードでTrue Vertexlightingを使用
  • QZDM13 – Lost World
    • Quad 設置場所での Clipping を修正した
    • 階段での Clipping を修正した
    • 8箇所でZ-fightingを修正した
    • 調整不良だったBridge slatsを修正した
    • MMegahealthとLightninggunへの入り口のアーチをを少し大きくした
    • DuelゲームタイプにおけるLightninggun近くの 25ヘルスを削除した
    • lightmapモードでTrue Dirtmap lighting を使用
    • vertexモードでTrue Vertexlightingを使用
  • QZTOURNEY7 – Furious Heights
    • TDMでのアイテム位置を変更し、Quadを中央に寄せた
    • lightmapモードでTrue Dirtmap lighting を使用
    • vertexモードでTrue Vertexlightingを使用
  • QZTOURNEY9 – House of Decay
    • Yellow Armor(Grenade Launcher 側)の広告にcampしたり隠れたりすることが出来たexploitを修正した
    • 照明配置を修正した
    • spawn fraggingを減らすために、spawnポイントを少し移動させた
    • lightmapモードでTrue Dirtmap lighting を使用
    • vertexモードでTrue Vertexlightingを使用
  • ZTNTOURNEY1 – Blood Run by ZTN
    • RGとテレポータの間の clip にキャンプすることができた exploitを修正した
    • vertexモードでTrue Vertexlightingを使用

cl_mouseAccelOffset 0 の不具合はよく起きていたので非常にありがたいです。
マウスを疑ってすいませんでした!

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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