WinOut が Counter-Strike1.6 チームとの契約解除を発表しました。
WinOut は 3 月下旬に 元 Frag Dominant の Counter-Strike1.6 チーム と契約しましたが、1 ヶ月も経たずに袂を分かつ事となりました。
発表によると、WinOut は組織が掲げる e-sports を発展させるという長期的な目標を尊重し、Counter-Strike チームと活動を共にしないことを決定したとのこと。
WinOut の Doug Jacobson 氏は以下のように手厳しいコメントを残しています。
「メンバー達はゲームにおいては信じられないほどすばらしかったと言えます。
しかし、プロゲーマーには試合に勝つより重要な事があると私は考えています。
それは、長期間に渡りスポンサーやファンを獲得するための商品性であり、このチームにはそれらを実現するスキルやプロ意識がありませんでした。個人的には、才能の浪費であると思います。」
つまりは、ゲームがうまいだけではプロ失格ということでしょう。
チームの解散理由としてここまではっきりした事を発表したチームはほとんどないのではないでしょうか。
compLexity のインタビューでは、Doug Jacobson 氏がメンバーたちとの契約内容について言及しています。
WinOut は、チームが大会に参加する際に参加費と宿泊費(移動費用の負担はナシ)をサポート。
チームが入賞し賞金を獲得した場合は、参加費を差し引いた全額がメンバーに支払われます。もし入賞できなかった場合はメンバーへのペナルティはナシで、組織が参加費と宿泊費を損することになります。
この他には、イベントでの写真撮影、ブログの更新、POVデモのアップロード、2~5分のビデオ作成が義務づけられてたとのことでした。
このあたりの契約が守られなかったことが今回の契約解除の原因となったようです。