『Razer』の20周年を記念するゲーミングマウス「Razer Boomslang 20th Anniversary Edition」を紹介します。
Razer Boomslang とは
『Razer Boomslang』は、Razerが1999年に発売した最初のゲーミングマウスで、世界初のゲーミングマウスと言われています。
当時、伝説のプロゲーマーJohnathan “Fatal1ty” Wendelが『Razer』とスポンサー契約し、『Razer Boomslang』を使って優勝を重ねたことで『Razer』は競技シーンで注目を集める存在となっていきました。
「Razer Boomslang」の凄さは、1999年頃、Quake3の競技シーンに興味を持っていた人くらいしかわからないかもしれない。
BRZRKとかガチで競技していた人は輸入して手に入れていて、ケースが缶仕様でめちゃくちゃ格好良かった https://t.co/kLcOZFscW8
— Yossy (@YossyFPS) December 10, 2025
当時のRazer Boomslang
The Razer BoomSlang #throwbackthursday pic.twitter.com/h0837BkE
— R Λ Z Ξ R (@Razer) January 24, 2013
1999年の時点でパッケージに缶を採用することで特別感が演出されていました。
BRZRKさんが、ネットカフェ大会でこの缶からマウスを出していたのがめちゃくちゃ格好良かったと記憶しています。
自分にとっては憧れのマウスとも言える逸品が『Razer Boomslang』です
Razer Boomslang 20th Anniversary Edition
『Razer Boomslang 20th Anniversary Edition』は、『Razer Boomslang』オリジナル版の形状等を受け継ぎながら、『Razer』が20年にわたってゲーミングデバイスを進化させてきた技術を駆使して現代に蘇られせた最新仕様のマウスです。
世界1,337台限定、価格1,337ドル(日本サイトは229,780円)という、入手のハードルが非常に高いマウスです。
ちなみに、この「1337」には意味があります。「1337」は「エリート」を意味するインターネットスラングで、1999年頃のQuakeやCounter-Strikeといったゲーマーコミュニティでは、凄腕のゲーマーを表現する際に使われていました。
- elite → leet → l33t → 1337
Razerは創設当初からゲーマーたちの草の根コミュニティを尊重しており、この「1337」を限定モデル等を生産する際に採用しています。
20周年モデルを名前刻印入りでお贈りいただいた
今回、20周年記念モデルの「Razer Boomslang 20th Anniversary Edition」をお贈りいただきました。
これまで、このサイトを通じて『Razer』の歴史や製品について紹介してきたことを評価していただいたそうです。
自分がこのサイトで『Razer』について最初に書いた記事は、2023年3月20日のもので、『Razer Boomslang』に2,500dpi版が登場することを紹介するものでした。
当時の『Razer』公式サイトに掲載されていたブランドの歴史を和訳して紹介したも、多くの人に読んでいただいています。
当時は英語版しかありませんでしたが、現在は公式サイトで公式な日本語版を見ることができます
こちらは2005年からの記載になっていますが、過去に公開されていたものは創業者たちの生い立ちも含めた1990年代からのより詳細な内容となっていました。以下の和訳紹介記事では、その部分を見ることができるのでぜひご覧ください。
20周年モデルについて、以下で写真と共に紹介していきます。
何よりも驚いたことは、マウス本体と充電ドッグに名前が刻印されていたことでした。
目にした時は本当に驚き、そして名誉なことだと嬉しくなりました。
写真による製品紹介
箱
まず箱が格好良いですね。
配送時にダメージを受けてしまったのが残念でした。



これは、当時は缶だったボックスをレザーで再現した仕様です。
缶のボックス
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— R Λ Z Ξ R (@Razer) January 24, 2013
このフタを外すとマウスが出てきました。


マウスがセットされた専用台座を外すと、その下には説明書・ステッカー・ソールのセット、充電ドッグ、ケーブルが収納されていました。

説明書・ステッカー・ソール

Min-Liang Tan氏(Razer代表)のメッセージ
あなたはゲームの歴史を手にしています。
Razer Boomslangはすべてを変えました。
私たちにとっても、すべてのゲーマーにとっても。Razer Boomslangは、単なる世界初のゲーミングマウスではありません。
ひとつの産業を生み出し、新たなサブカルチャーの誕生を告げる製品となりました。Razerが20周年を迎えるにあたり、私たちはそのレガシーに敬意を表します。
すべての始まりとなった精神を受け継ぎながら、現代の最高技術によってRazer Boomslangを新たな姿としてよみがえらせました。For Gamers. By Gamers.
Min-Liang Tan
Co-Founder & CEO
説明書
ステッカー
Razerのロゴ、「For Gamers. By Gamers.」のブランドタグライン、光るゲーミングデバイスを実現する「Razer CHOROMA RGB」のステッカーが付いていました。
ソール
ソールはガラス製です。
柔らかいマウスパッド以外では使用しないようにという注意書きがありました。
充電ドッグ
こちらは充電ドッグであり、マウスをワイヤレスで使用する際のレシーバーでもあります




底面にも自分のゲーマーネームである「Yossy」の記載があり、最初に目にした時にめちゃくちゃ驚きました。
充電ドッグを接続すると、底面部分のLEDが発光します。これぞRazerという仕様です。
マウス本体と充電ドッグはマグネットでくっつく仕様になっていて、台座にマウスをつけると充電がスタートします。
マウス本体


メインボタンはレザー風で、20周年モデルらしい仕様です


アリーナFPS全盛時の設計思想を感じる持ち心地
『Razer Boomslang』は、高速移動、ジャンプを多用するハイテンポな展開を特徴とする『Quake3』や『Unreal Tournament』といったアリーナFPSが全盛だった1999年頃に設計されました。
当時のゲーム環境は、現在と全く異なります。多くのゲーマーが小さなデスク、小型のマウスパッドでプレーしていました。
現在のようにマウスをしっかりとホールドし、腕全体でエイムするような動きはできないため、限られた狭いエリアで高いマウス感度設定で操作していました。
『Razer Boomslang』は、この環境に合わせてマウスをてのひらにつけず、つまんで持つような操作に合わせたデザインになっています。
左右に素早く動かすことを前提としており、マウスを持ち上げてマウス位置を修正することはあまり想定されていない形状です。実際に使ってみると、マウス前方が広くなっているのはつまんだ持ち方で安定感を出すためだと感じることができます。
親指と小指でホールド
マウスは「親指と小指」または「親指と薬指&小指」でホールドすると安定します。
位置としては、「サイドボタン上」または「サイドボタン前方」が良いでしょう。
「サイドボタン前方」を掴むと、現代マウスのような感覚で持つことができます。


ちなみに、現代のようにしっかりホールドする持ち方をすると全く操作できません。
3本指でボタン操作
「親指と小指」でホールドした際、左クリックを人差し指、ホイールを中指、右クリックを薬指とすると、持ち感やホールド感が良いです。

20年以上の時を経て、当時の設計思想に改めて触れられる良い機会となりました。
『Razer』さん、20周年おめでとうございます。
そして希少なマウスをいただき、本当にありがとうございました。





















