Intelがeスポーツ大会『2018 Intel Extreme Masters PyeongChang』を「国際オリンピック委員会」との公式パートナーシップの元『2018平昌オリンピック』公認大会として開催すると発表しました。
『2018平昌オリンピック』は、2018年2月に韓国・江原道平昌で開催される冬季オリンピックです。
『2018 Intel Extreme Masters PyeongChang』はこの公認大会として開催され、競技ゲームとなるのは、eスポーツタイトルとして長い歴史を誇ると共に韓国で人気のRTS『StarCraft II』と、『2018平昌オリンピック』を題材とした公式ライセンスゲーム『Steep Road to the Olympics』となります。
2018 IEM PyeongChang 競技ゲーム
インテルは、選手やゲームファン達が『Steep Road to the Olympics』を体験できるブースをオリンピックビレッジに展開することも計画しています。
『2018 IEM PyeongChang』の詳細については改めて発表となる予定です。
ワールドワイドのトップパートナー「Intel」が、『2018平昌オリンピック』に向けて『2018 IEM PyeongChang』を開催することを誇りに思います。先日のオリンピックサミットに続いて、IOCはesportsとオリンピックの関係性を探っていきます。これはエキサイティングな未来の始まりであり、『2018 IEM PyeongChang』によってどのような体験がもたらされるか興味を持っています。
現在開催されている『BlizzCon 2017』にて、『2018 IEM PyeongChang』で採用される『StarCraft II』が11/14よりFree To Playとなることが発表されました。
StarCraft 2 is going Free to Play!
Campaign: Wings of Liberty Free
Commanders: Free to lvl 5
Ranked: Free Unlockhttps://t.co/GDwvQvib77 pic.twitter.com/X9Vx79nQjo— StarCraft (@StarCraft) 2017年11月3日
「オリンピック」競技への「eスポーツ」採用について一部で期待が高まる中で、競技ゲームが何になるのかも注目となっています。
「IOC」はオリンピックに暴力的な表現を含むゲームをeスポーツ競技に採用しない方針であると過去に明言しており、現在のeスポーツ人気を作り上げているゲームは不採用になる可能性が高くなっています。
また、スポーツと異なりeスポーツのゲームは開発・販売企業に利益をもたらすものであるため、オリンピックで採用するとなれば「どのゲームにするか」はかなりの課題となります。
そのような中で、最も採用確率高いかと思われるのが『2018 IEM PyeongChang』でも採用されるオリンピック公式ライセンスの元に展開されるゲームではないでしょうか。
こちらはオリンピックを題材にしたスポーツゲームとなるため暴力表現、そして「オリンピックがライセンスしているメーカーが開発しているゲーム」ということで権利的な問題もクリアとなります。
ただ、そうなった場合にその「eスポーツ」は、現在多くのゲーマーが熱狂している「eスポーツ」とはまったく別物となってしまうでしょう。
「これが世界中の若者に人気となっている新たなスポーツ、eスポーツです」といったナレーションと共に、本来のファンにまったく馴染みがないタイトルが紹介されていく様子を想像出来ますが、やはりそれは違うのではないでしょうか。
「This is esports!」「Is this esports?」