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日本のプロゲームチーム「DeToNator」が「DOTA2」部門の新設を発表、日本大会3連覇チーム「AffectioN!」のメンバーが加入

DeToNator

オンラインFPS『Alliance of Valiant Arms』で活動する日本のプロゲームチーム「DeToNator」が『DOTA2』部門を新設したことを発表しました。

「DeToNator」が「DOTA2」部門を新設

「DeToNator」はオンラインFPS『Alliance of Valiant Arms』で活動するチームとして2009年に設立され、先月末に開催された『AVARST 2014 Season3』を含めこれまでに数々の日本大会を制覇。

また、2014年に開催された世界大会『Alliance of Valiant Arms International Championship 2014』で準優勝、『International e-Culture Festival 2014』では3位となり世界を舞台に活躍しています。

昨年9月、その Japan DeToNatorが『Alliance of Valiant Arms』以外のゲームに進出することが明らかにされ注目を集めていましたが、今回そのタイトルが「DOTA2」となったことが発表となりました。

『Japan Dota Cup』3制覇、海外大会にも挑む「AffectioN!」がDeToNatorのDOTA2部門に

DeToNatorのDOTA2部門のメンバーとなるのは、『Japan Dota Cup』で3大会連続優勝している他、 『MSI Beat it 2014』や『ASUS ROG DreamLeague Season #2』などの海外大会予選にも参戦している「AffectioN!」のメンバー達です。

DeToNator Dota2

※自陣にチームロゴスポンサーのフラッグが表示されるように

江尻 勝氏のコメント (DeToNator代表)

江尻 勝
遂にこの日が来ました。2013年からの新部門構想がスタートしました。土を耕し、種をまき、2015年の今年にようやく実りました。「Dota2」というグローバルなタイトルを設立できることに感謝します。選手が宝であり今後のゲームシーンを担うこの5人と世界を目指して頑張りたいと思います。そんな簡単にいくとは思っておりませんがコツコツとプロゲーマーとしても人としても成長をしてもらいます。

スポンサー様のご支援にも感謝をしております。スポンサー様なしではこのような活動もできません。さらなる環境の改善にも積極的に取り組んでいただいてる御恩にも報いたいと思います。

それでは、選手の紹介をします。

–DeToNator Dota2–
1.dohteloff (ドーテロフ): Support
2.STABA (スタバ): Carry
3.CaLaMiTy’(カラミティー): Offlane
4.maiki (マイキ): Hard Support
5.heromu (ヘロム): Mid

この5名は「AffectioN!」というクランで約1年程活動。
実績もJAPAN DOTA CUPを3連覇し日本のDota2トップチームとして活躍。

私が、この5名との活動を決めた理由ですが、とても積極的な行動力と選手のDota2への情熱に心が動きました。成績も勿論ですが、どれだけDota2が好きかも大切です。それが彼らにはありました。一日でも長く、そして世界に一日でも早く追いつけるように選手の環境を整えて支えていきたいと思っております。

活動としましては、スポンサー様の協力の基に海外チームとの練習試合や大会への参加へも視野に入れた活動を計画中です。具体的な日程などは、まだ決まっていませんが決まり次第DeToNatorオフィシャルサイトでご報告していきます。

これからは日本で「Dota2」をより多くの人に知ってもらいMOBAの素晴らしさを伝えていくのも私たちの役目だと考えています。日本のコミュニティーの皆さんと共に盛り上げていける事が最高の幸せに思います。

是非、この5人を応援していただければ幸いです。

メンバーのDota2部門での活動に対する意気込み

STABA 選手
この度は、より上の世界を目指せるチャンスを与えていただいて、大変感謝しております。
ご存じの方もいると思いますが、以前はCounter-Strikeで活動していました。
ゲームジャンルが全く違い不安な気持ちもありますが、こうしてまた世界を目指せる事に胸が高鳴っています。
現在、日本のDota2コミュニティーの規模・チームとしての実力共に他国と比べるとまだまだ劣っていますが、この先大きく成長することが出来ると信じています。
ですので、DeToNatorの一員としてコミュニティーの発展に貢献し、プレイヤーとしても少しでも成長できるよう尽力させていただきますので、応援の程よろしくお願いします。
CaLaMiTy’選手
日本のProGamingTeamによるDota2部門は初の試みかと思います。
僕にとってそれはプレッシャーになりますが、同時に高いモチベーションにもなります。
今後、海外のProTeamとの試合では勝てない、伸び悩む、チームの雰囲気が悪くなる等々考えられる範囲でもたくさんの困難があるかと思いますが、1年以上共に同じチームでやってきたこのメンバーとなら乗り越えられると信じていますし、乗り越える事で応援してくださる方々やスポンサー様に対し結果という形で答えていきたいと思っています。
まだまだ日本での認知度が低いDota2というゲームを僕らで広めていくんだという決意で精一杯活動していくつもりです。応援宜しくお願い致します!

maiki選手
はじめまして、マイキです。これからはDeToNator Dota2部門で活動する事になりました。Dota2はcompetitiveで世界的に熱いタイトルです、そのタイトルでチームの一員としてプレイするのはまだ正直、実感が湧いていませんがプレッシャーも大きいです。元々はpublicで惰性的に試合を回すだけのプレイヤーだったので、チームゲームは右も左も分からない状態でチームメイトのheromu君に誘われプレイしてたらこのような形になって驚いてます。ただ、自分とチームの努力でここまで辿りつけたのは素直に嬉しいなと。今後はDeToNatorの一員としてプレイや振る舞いにおいて責任や意識の高さが問われるので、それに応えられるように気合入れて頑張ります。そんな感じでよろしくお願いします。

heromu選手
この大きなチャンスを活かして人として成長しつつ世界一を目指して頑張ります!

欧米だけでなくアジアでも人気の「DOTA2」、DeToNatorの参戦で日本のコミュニティはどうなる?

『DOTA2』は昨年に開催された世界大会『The International 4』が賞金総額$10,923,995(約13.1億円、$1=120.47円)と、競技ゲーム史上最高金額となり注目を集めました。

この大会では、中国のプロゲームチーム China Newbee が優勝。今月からは、中国で決勝大会が実施される『DOTA2 Asia Championship』の予選が開催され、賞金は100万ドルを突破しています。今後、アジアのDOTA2シーンは大きく成長していくのではないでしょうか。

中国では完美世界、韓国ではNEXON KOREAが「DOTA2」のパブリッシング権を得て運営を行なっています。日本でのパブリッシング権もNEXON社が保有していますが、いまのところサービスは開始されておらず、有志による個人主催大会やイベントが実施されている現状です。

※Steamから日本語化されたクライアントで「DOTA2」をプレーすることは可能です。

12月末に開催された『AVARST 2014 Season3』の会場には、チームジャージを着たキャプテンのdohteloff選手とSTABA選手が来場しており、AVA部門の活躍を見守っていました。

その際に色々とお話を聞いてみたところ、今後は大会で勝つだけでは無く、「DOTA2」の新規プレーヤーを増やすような取り組みにも力を入れていきたいということをおっしゃっていました。

海外の掲示板「reddit」でも日本初となるスポンサーが付いたDOTA2のプロチームということでチームや選手について多数のコメントが付き、さらに日本のシーンやコミュニティにも注目が集まっていました。

DeToNatorのDOTA2参戦は、日本のコミュニティが変化していくきっかけとなりそうです。

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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コメント (0)
  1. HellowZ より:

    Good Luck!

  2. 960ver より:

    すたばさん何やってんすか涙