競技ゲームの大会賞金額を記録する「e-Sports Earnings」の統計データによると、2014年に行なわれた競技ゲームの賞金総額が3,500万ドル以上となっています。
ただし、「e-Sports Earnings」が世界中で行なわれている全ての大会を網羅しているわけではないので、2014年に行なわれたゲーム大会の賞金額はこのサイトの記録データ以上となります。
サイト上に記録されているデータでのランキングTop10は以下のようになっています。
2014 (http://www.esportsearnings.com/history/2014/games)
2013 (http://www.esportsearnings.com/history/2013/games)
全体では2014年が「$35,249,207(約42億円)」で2013年は「$19,391,512(約23億円)」と今年の方が約1.8倍規模となっていました。
2014年の「World of Tanks」は数億円規模で大会が実施されていましたし、中国で開催された『World Cyber Arena』では、このサイトには記録されていない「CQB Online」や「Dota Legend」が賞金約1億円ほどで行なわれているので、実際の数字がもっと大きなものになるのは間違いありません。
『DOTA2』が『League of Legends』よりも2倍近い賞金総額となっているのは、同タイトルにはゲーム内アイテムの売上の一部が賞金総額に分配される仕組みが導入されているためです。
この分を除けば、『League of Legends』の方が1位となる可能性もあります。
当サイトを見ている方にはお馴染み(のはず)の『QUAKE LIVE』ですが、競技シーンのメインストリームからは外れてしまい、今年の賞金総額規模は約6万ドル(716万円)となりました。
こちらのまとめによると、1位の Cypher 選手が獲得した賞金は$12,230(約146万円)で、最も高額な賞金がかかった大会は「QuakeCon 2014」の$42,000でした。
『Counter-Strike: Global Offensive』や『Call of Duty』シリーズなどのチームベースで競技を行なうFPSタイトルでは数十万~100万ドル規模の大会が実施されているのに対し、1vs1形式がメインのFPSはかなり縮小したシーンとなってしまっています。
※PAUMさんQUAKE LIVEの情報提供ありがとうございました