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プロゲームチームDeToNator代表の江尻氏がCS:GO部門の設立構想についての質問に回答

GAMERS LEAGUE×DeToNator

9/28(日)に開催された『GAMERS LEAGUE Season2』CS:GO部門の配信にプロチームDeToNator代表の江尻氏が出演し、CS:GO部門の設立構想についての質問に回答しました。

『GAMERS LEAGUE Season2』ストリーミング配信 ゲストインタビュー

江尻 勝DeToNator の Japan 江尻 勝 (MaxJam) 氏をスペシャルゲストとして迎えてのインタビューは、試合中継の終了後に実施されました。

Japan DeToNatorは今年設立5年を迎えたチームで、様々なスポンサーに支援を受けながらこれまでオンラインFPS『Alliance of Valiant Arms』を中心に活動。世界大会「Alliance of Valiant Arms International Championship」では2013年、2014年と世界2位の成績を収めています。

その Japan DeToNator が、先日新たに新部門を追加する構想を発表。この件について、今回のストリーミングにて質問が行なわれました。

インタビュー部分をリアルタイムでメモし、その後に編集したものを下記にて紹介します。
Twitchのアーカイブが重くて見ることができないため、内容を改めて確認していませんので一字一句正確な発言では無い事をご了承ください。

MaxJamさん、よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。
(決勝戦を)見ていました。手に汗を握りますね、やはり。
FPSの素晴らしさが凝縮されていました。本当にいい試合でした。

DeToNatorのチーム紹介を簡単にしていただけますか?

私たち Japan DeToNatorは『Alliance of Valiant Arms』をメインに活動しているチームで、今年の9月13日で5年目を迎えまして、6年目に突入していくということになります。

今回CS:GO部門の設立を発表されたことについておうかがしていこうと思うのですが、その経緯について教えていただけますでしょうか。

「マルチゲーミングチームにする」というこの流れは、1年くらい前から準備をしていました。

ただ「すぐにやりますよ」と、そういう簡単な事では考えていなくてですね、「CS:GO」というものがどういう活動を日本でしているのか、スポンサーさまにも理解していただかなくてはならないので、自分自身も知るためにCS:GOのこのような大会やイベント、コミュニティの調査をしています。

そのために1年くらい時間を要したというのと、今回、「東京ゲームショウ2014」でプロゲームチーム Fnatic の最高責任者である cArnさんを招聘したのも、「本気でやるんだよ」という意思表示も含めてのものです。

cArnさんの来日は実現したかった夢というか計画の1つだったので、cArnさんにご相談し、スポンサーさまにもお力を借りて。しっかりといままでの流れもふまえてやっていこう、というCS:GOのコミュニティのみなさまへの意思表示でもあったんですね。

いままであんなトッププレーヤーが日本に来たことはないですからね

最初、「無理なのかな」と思っていたのですが、スポンサーさまを通じてcArnさんにお話しを持っていっていただいて、「良いですよ。行きますよ」と即答していただいたそうで。

私たちは『Alliance of Valiant Arms』で活動しているのですけれども、cArnさん自身はゲーミングシーンをなんとか盛り上げたいということで、Fnaticと私たちのスポンサーは全て一緒ですので、ぜひやりましょうと。

cArnさんの要望として、CS:GOをアピールできないかということで一緒にやらせていただきました。

※cArn氏とのCS:GO対戦イベントなどが実施された

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CS:GOプレーヤーに、DeToNatorの活動内容・方針などを教えてください

まだ実際にこれからな部分は多いので、選手やいろいろな方とお会いしたいと思っています。
コミュニティだったりチームの人だったり、話をさせていただくことからスタートしていきますので、正直、細かい活動方針や内容というのは私自身の中ではうっすらありますが、まだ決まっていません。

今のコミュニティや選手の状態について自分自身が知る必要があると思っていまして、模索しながらいろいろなパターンを考えています。

AVAと比較するとCS:GOには高額賞金がかかったり大規模なオフライン大会が国内には現在はありませんが、そういう点は問題ないですか?

これに関しては、僕の中では全く問題ないと思っています。
他のタイトルと比較するものではないと思っていて、CS:GOの良さというものはきちんとありますので。

色々なご縁でDeToNatorにCS:GOチームを作れるのであれば、その選手達と共にイベントや大会を開いたり、というやり方があると思います。色々と協賛していただける方を増やしていくと。自分たちがまずはしっかりと模索していきたいです。

国際大会もありますし、これからのやり方によって変わっていくと思いますので、そういう点に関しては僕の中では心配していません。

「コミュニティと共に築き上げていく」これが今回自分の中で一番大きなミッションだと思っている事です。

中には他の団体から来たからということでから拒絶する方もいると思います。
いままでCS:GOのコミュニティを築き上げてきた人達や諸先輩方と協力して、新たなシーンを作りあげていくということをしないとゲーム自体も伝わっていかないですし、そこが重要だと思います。

そこをないがしろにして、自分たちだけが良い思いをしたいと思って、CS:GO部門を設立していくというわけではありません。

これから公募する選手やチームに望むことは?

ここは一番重要な点になりますよね。

はっきりいって、当然意識の高い選手ですね。スポンサー様も背負っていますし、世界に通じるチームにしたいといのもありますので。

ただ、強さだけでなく、純粋に自分たちの情熱をもってCS:GOの楽しさを伝えることが出来る人。人としても、色々な人にも接しますし。コミュニティを大きくするにはトッププレーヤーの質というのが重要だと思うんですね。そこを理解していただいて。

色々な苦難や困難なことの方が多いと思うんですね。そんなに甘くないので。
僕は人生をかけてやっていますので、選手達も一緒に、そういう思いで共にやっていこうよと。というところが一番大きいのではないかと思いますね。

現在国内のCS:GOに感じることはありますか?

CS:GOの問題点として、「サーバーの問題」があると思います。
cArnさんも「そこがネックでは」という話をしていました。

より多くの人達にCS:GOをやってもらうということになると、サーバーを用意するなどしていかなければならない。

自分たちも真剣にやっていくのではれば、選手達が潤沢に練習を出来る、そして一般の方も一緒に出来るようにするコミュニティを作りあげなければならないと思います。

自分たちが大会だったりイベントをするような時にすぐ使えるサーバーを管理してやっていくという、ところも用意していかないと。「チームを作ります」「CS:GOをやります」というというだけでは違うと思いますので。

熱い未来を語ることも大切だと思うのですが、現実的なところも合わせて見ていかなければならないと思います。

冷静に判断して自分たちが何をしていくべきか、それこそいろいろな方にアドバイスを受けながら、問題点は何かを聞きながらやっていきたいですね。

コミュニティを盛り上げる方向性で活動していくのでしょうか?

やはり、ファンの方が重要だと思っています。

いろいろな形でコミュニティを支えてイベントをしていたり、トッププレーヤーの方々のTwitterだったり活動などは、全てチェックしています。どういう発言をしていてどういうか考えでやっているのかなど。そういうことは、当然知るべきだと思っています。そこがあって、自分たちも参加させていただくという気持ちなので。

そういった気持ちでやっていると言うことを理解していただけたらと思います。

DeToNatorという大規模なマルチゲーミングチームを運営していくうえでのゴールは?

ゴールを決めるとそれを達成すると終わってしまうので、常に新しい目標を自分たちに課しています。少しずつ積み重ねていく。いきなり大きなことはできないと。

これは自分が5年間やってみてわかったことです。選手とちょっとずつ成長していきながら。そこだけはどのタイトルも同じだと思っていまして。

選手の育成も然り、自分たちが何をしなくてはならないのかという。選手が主役でもあり宝でもあるので。

トッププレーヤーに憧れたりするじゃないですか。例えば、(元プロゲーマーで今回実況の)Noppoさんに憧れている方も多いと思います。

トッププレーヤーの質というものが、ゲームを盛り上げる要素になると思います。そこを自覚した選手達が多くなればなるほど、盛り上がりますし、熱い戦いも増えると思います。

ゴールといえば、世界一を取りたいですね。
DoToNatorとして、そしてCS:GOで名を馳せたいというのはもちろんありますが、それ以前に、「選手たちがいかに成長していくのか」がゴール向かっていく上で非常に重要なポイントになるのではないかと思っていますね。

cArnさんと色々話をしまして、「CS:GOでやるのだったぼくも力になるから」という言葉をいただきました。「一緒に何かをやれる日が来たら良いね」と。
cArnさんにおんぶに抱っこではなく、自分たちも良いものをもってcArnさんに報告できたらと思っています。

最後に

まだまだ始まったばかりですし、ぼくたちもチームが出来ていないのであまり大きなことを言いたくないのですが。

私は配信をしていますし、こういう思いをコミュティに伝えていきたいと思います。
ゲームに真剣に取り組んでいる人達がたくさんいますし、そういう人が輝けないといけない。選手と共に自分も成長させてもらっています。

どのタイトルでも分け隔てなく日本が盛り上がるには、少しずつ扉を開いて壁を登ってということをやっていかなくては。CS:GOコミュニティの方にはぜひ応援して欲しいです。

これからどのような選手に会えるかはわからないですが、色々な方にお会いして青写真が出来たらご報告ができるのではないかと思います。

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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