ゲーミングデバイスメーカーの『Razer』が中国のTencent社と提携し、ウェアラブルデバイス『Razer Nabu』での新たな展開を発表しました。
今回の提携により、Razerが開発を進めるリストバンド型のウェアラブルデバイス『Razer Nabu』とTencentのモバイルゲームで、6,000万人のデイリーユーザーを持つ「Timi Run Everyday」が連携。
『Razer Nabu』を装着して記録された歩行数、睡眠時間、消費カロリーなどを元に「Timi Run Everyday」にてゲーム内アイテムを取得できるようになります。
Min-Liang Tan氏のコメント (Razer 共同創設者、CEO)
テンセント社が弊社のパートナーとなり、Nabuの力でモバイルゲームとアプリを強化していくのが大変嬉しく思います。弊社のウェアラブルで両社して協力し合うのが実に革命的な体験でした。また、Timi Run EverydayとNabuの連携は、NabuのオープンSDKを使っている開発者たちのエンドユーザーに向けたイノベーションのポテンシャルを証明しています。ウェアラブルの未来を開発者たちに預け、その結果が非常に心待ちにしております。
Dan Brody氏のコメント (Tencent, ゲームビジネス開発副代表)
Timi Run EverydayとNabuの連動は、プレイヤーたちに身体を動かすモチベーションを与え、ゲーム内に評価されることになります。Nabuでの開発を進めることで、今後ともテンセント社とRazerの協力でよりエキサイティングな連携の方法を提供していけるように期待したい。
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『Razer Nabu』は2014年の第4四半期にリリース予定。
リリース時には、Razer Nabu × Timi Run Everydayのコラボモデルも登場するそうです。
「Tencent」の他にも、「Wargaming.net」「Techland」「Halfbrick Studios」といった大手のゲーム開発会社が『Razer Nabu』のSDKを利用した連携機能を開発しているとのことです。
個人的にはよくランニングしているので、運動の成果がゲーム内に何らかの形で反映されるという連携は非常に興味深いです。ゲームにもゲーマーの健康に一役買うデバイスとなっていくことに期待です。